【試行錯誤の家庭菜園】

無農薬有機栽培をしていますが、「自然農法」に憧れています。

光合成の役割とミネラルの関わりについて②

2015年03月24日 | 有機農業
■光合成の役割とミネラルの関わりについて①の続き


野菜や果物の甘味の最大の原料になるものは、

毎日撒く水(H2O)である。


H2Oを撒くと、地面に染み込み植物が吸い上げ、

お日様の光を葉っぱが受けとめて光合成が行なわれる。


太陽光は熱エネルギーを持っており、

熱エネルギーを葉緑素に当てると電気エネルギーに転換する。


その電気分解により、2種類のガス、水素(H)と酸素(O)が発生する。

カロリー0の水を電気分解するだけで、エネルギー(カロリー)が発生する。


この仕組みを、植物は上手に使っている。


雨や水撒きにより、根っこから吸われて、

葉緑素のところで電気分解され、水素と酸素に分かれる。

H2とOに、Oはもう一つくっついてO2になり

葉っぱの外に放出される。

Hが四つ⇒水素が葉っぱにたまると危険なので、

植物はある裏技でエネルギーを封じ込める。


裏技とは、待機中にある二酸化炭素をCO2を葉っぱにくっつけて、

水分を作って熱を逃がす(蒸散)。


最後に残るのはこれ。

水を電気分解して二酸化炭素に合体させて炭水化物を作っている。

この炭水化物こそが甘味の原料。


炭水化物が作られ&よく日が照ったら

CH2O×6(炭水化物) ⇒ C6H12O6(ブドウ糖)にかわるが、

光合成して電気分解して出た水素のエネルギーの量が少ないと、

C6H8O7(クエン酸)という物質になる。


よく似た物質で、C6H8O6(ビタミンC)もある。


ビタミンですら、原料は基本的にC、H、O。

炭水化物の原料は、水と炭酸ガス。

他のビタミンも基本的にC、H、O。

炭水化物、これがどんどんいろんなものに変わっていく。







つづく