報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

小説の途中ですが、ここで本日の雑感をお送りします。 0204

2016-02-04 22:50:59 | 日記
 私の警備現場には女性警備員がローテーションで勤務している。
 そのうちの1人は私と同じ歳なのだが、既婚者である。
 彼女が体験した結婚話が面白く、これを聞いて、「法統相続とは何ぞや?」と考えさせられたので紹介したい。

 元々結婚願望が強かった彼女は30歳を過ぎたばかりの頃、京都にあるという悪縁を断ち切り、良縁を呼び込むと有名な神社に願掛けに行ったという。
 彼女がどのような願掛けをしたのかまでは詳しく聞けなかったが、その直後から不思議な現証が起きたらしい。
 まず、前に勤めていた会社(警備業ではない)が経営破たんで倒産。
 当然、彼女は無職となった。
 それと期を同じくして、前の彼氏とも別れることとなった(当時の彼氏は結婚願望が無かったらしい)。
 これだけなら、とんでもない罰の現証であろう。

 ところがその1年後、彼女に転機が訪れた。
 今の警備会社に再就職が決まったが、その派遣先は前の会社とはてんで違う方向。
 当然、通勤ルートも変わる。
 そこで彼女は新天地たる新たな勤務先の町を開拓しようと、適当にふらっと仕事帰りにバーに入ったらしい。
 で、たまたまそのカウンターの隣に座った男性が今の旦那さんであるという。

「神様の人生進路変更措置があまりにも強引過ぎるから、ユタさんも願掛けするのなら、予め準備が必要だよ」

 と言われたが、まあ、私は……。
 ただ、ここで気になる点が2つ。
 まず1つが、既に先述したが彼女はどのような願掛けをしたのかということだ。
 そしてもう1つ。
 その神社がどのような神体を祀っているのか不明だが、もし本当に“神体”であるのなら、日蓮正宗の御本尊よりかなり強い力を持っているということだ。
 それならさぞかし、彼女の他にも既に多くの参拝者が現証を体験しているはずである。
 ただ、彼女もまたその神社の御利益が強いという噂を聞いて向かったそうなので、知る人ぞ知る場所なのだろう。
 場所が京都なだけに、愛国 清澄さんは御存知かもしれない。
 まあ、私は八坂神社くらいしか思いつかないのだが。

 願掛けした直後に現証が出る。

 これは物凄く重要なことだ。
 結局、先に罰によく似た現証が現れて、功徳とよく似た現証は1年後に現れたのだが、いずれにせよ早めに現証が出ることは信仰心の左右に繋がることなので物凄く重要であると考える。
 “となりの沖田くん”でもすぐに現証が出るような描写があるが、あれは分かりやすく読者に説明する為にそうしているのであって、実際には日蓮正宗の信仰で、すぐに現証が出ることはあまり無いように思える。
 年単位での節目においての現証を謳ってはいるが、それにしても結果が出るのが遅過ぎるような気はする。

 無論、現世利益のみを追求した結果として功徳がすぐに現れるのと、後の成仏との兼ね合いも考えて、功徳の具現化が遅れるということもあるかもしれない。
 だが、他宗を理論で破折するのはともかく、功徳の現証で破折するには少し弱い気がするのだ。
 私自身、なかなか出ない功徳に痺れを切らし、ついには御本尊に、
「いい加減、功徳を寄越せ!廃仏にするぞ!」
 と、怒鳴りつけて、ようやっと出たくらいだ。
 しかし、そこまでしないと出ないとは……。
 普通は信仰を固めさせる為に、小出しでも功徳を出させると思うんだけどねぇ……。
 ま、私もそんなに気の長い方ではないから。

 とにかく、冒頭の女性同僚の話を聞いているうちに、「法統相続させたいのなら、神社参拝を解禁した方がいいんじゃないか?」と思った次第だ。
 とはいうものの、御法主上人猊下の御指南に納得できず、用いないのは自由かもしれないが、己儀を構えて勝手に神社参拝に行くわけにもいかないしなぁ……。
 因みに私は今、大石寺の方ではなく、東の方に向かって勤行をしている。
 試しに昨年、大石寺の方を向くやり方から、御書通りに東の方を向くやり方に変えたら、資格試験に一発合格を繰り返すようになった。
 これは愛国 清澄さんらの祈りの後押しもあるのだが、指南をあえて用いないのも1つの手だなーと思ったわけである。
 昔は東の方に向かって勤行をしていたわけだから、そのやり方に戻しただけで、新たに全く御書にすら無いことをやる己儀ではないだろうと思っている。
 実際にそれで功徳が出てるんだから。
コメント (10)
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