[2月3日00時30分 天候:雪 栃木県日光市(奥日光) 栗原家関連施設]
愛原「何か、あっちのデカい建物から爆発音が聞こえるな」
高橋「非常ベルみたいなのも聞こえるんで、ガス爆発っスかね?」
愛原「どうだろう」
途中の駐車場に、1台のバスを見つけた。
型落ちの古いバスであり、塗装も所々剥げている。
しかし、見たことのあるバス会社の塗装だった。
あれが情報提供者達の言っていたバスだろう。
鬼狩り隊A「何者だ!?」
鬼狩り隊B「侵入者だ!」
愛原「見つかった!」
高橋「俺に任せてください!」
鬼狩り隊A「うわなにをするやめr」
ゴッ!(高橋、バールのようなものでAの頭を一撃)
A「がっ……!」
B「ご、強盗か!?」
愛原「違う!私達は……!」
ガン……ッ!
B「ぎゃっ!」
高橋、バール(のようなもの)で鬼狩り隊2人を倒してしまった。
高橋「一丁上がりです」
愛原「ガチでこれじゃ、住居侵入罪からの傷害罪だぞ」
高橋「どうせ、中は火事か何かが起きてるんでしょう?誤魔化せますよ」
愛原「んなわけあるか!」
高橋「それよりリサを捜しましょう」
愛原「やっぱり、あの大きな建物の中なのかなぁ?」
と、そこへまた!
鬼狩り隊C「何だオマエ達は!?」
鬼狩り隊D「どこから入った!?」
黒装束の鬼狩り隊達が現れた。
高橋「だぁりゃーっ!」
ガッ……!
ゴン!
C「ぎゃ……ッ!」
D「ぐっ……!」
またもや高橋のバール(のようなもの)の餌食になる鬼狩り隊達。
バタバタと倒れて意識を失う。
愛原「このままだと(高橋の)犠牲者が増えるだけだ。なるべくエンカウントしないで、リサを捜すぞ!」
高橋「捜すっつったって、かなり広い所みたいっスよ?どこを捜せばいいんスか?」
愛原「そ、それは……」
D「うう……」
その時、鬼狩り隊Dが意識を回復させた。
だが、そこへ高橋が……。
高橋「おう、コラ!オマエ達が捕まえた鬼の女はどこにいる!?」
Dの胸倉を掴んで、いきなり威嚇しながら尋問を始めた。
D「ひいっ!……し、知らない……!言えない……!」
高橋「堅ェ口だな?俺が柔らかくしてやろうかぁ!?」
ガンッ!ゴンッ!バンッ!
D「ぎゃっ……!ぎっ……!げっ……!」
高橋、Dの顔を壁に叩きつけたり、地面に叩き付けたり、庭石にぶつけたりした。
D「ご、ゴメンナサイ……!許してください……!」
愛原「う、うわ……!」
Dは顔中から血を垂れ流している。
高橋「鬼の女はどこだ!?」
D「あ、あっち……!」
Dは石畳の先を指さすと、再び意識を失って倒れた。
死んでないといいが……。
高橋「先生、場所が分かりました!行きましょう!」
愛原「あ、ああ……!オマエ……やり過ぎだぞ。死んだらどうする?」
高橋「そん時ゃ、ムショでも拘置所でもどこにでも行きますよ」
愛原「せっかく更生したんだから、もう少し自分を大事にしろよ」
私達が進んだ先には小屋があった。
小屋といっても、さっきの爆発している建物が母屋だとするならば、こちらは離れといったところだ。
高橋「アメリカのリサ・トレヴァーも、普段は小屋で寝起きしてたんですってね」
愛原「ああ、らしいな」
小屋よりは大きい建物だ。
だが、玄関のドアが……。
高橋「何スか、この鉄扉!鍵が掛かってる!」
愛原「鍵じゃないな。これ、クランクハンドルの穴じゃないか?ここにクランクを差し込んで、回して開けるタイプ」
高橋「マジっスか!それじゃ、これ使いましょうか」
高橋は荷物の中からクランクハンドルを取り出した。
愛原「オマエ、こんなもんどうしたんだよ?」
高橋「リサの部屋から持って来たんス。まさかここで役に立つとは……」
愛原「そ、そのようだな」
高橋はクランクハンドルを差して回した。
ゴゴゴと引き戸式の鉄扉が動く。
愛原「ん!?」
その時、遠くから銃声が聞こえて来た。
マシンガンやショットガン、ライフルの音だ。
愛原「どこから撃ってるんだ!?」
高橋「BSAAじゃないっスかね?さっき、ヘリが飛んでましたから」
愛原「なるほど。それもそうだな。……で、そのBSAAは誰に撃ってるんだ?」
高橋「ま、まさか……!?」
嫌な予感がした。
まさか、この期に及んでリサが暴走したのではあるまいな?
愛原「とにかく、中に入るぞ」
高橋「は、はい!」
鬼狩り隊E「何者だ?!」
鬼狩り隊F「名を名乗れ!」
愛原「見つかった!」
高橋「くそっ!」
鬼狩り隊G「侵入者というのはこいつらか!?」
鬼狩り隊H「おとなしくしろ!」
鬼狩り隊I「警察が来ないからって調子に乗りやがって!」
鬼狩り隊J「もう好き勝手にさせんぞ!」
わらわらと鬼狩り隊が現れる。
多勢に無勢だ!
愛原「うっ!」
その時、ヘリコプターが低空飛行してきた。
そのサーチライトが私達を照らす。
眩しい。
まさか、あのヘリも鬼狩り隊だというのか?
高橋「あれは“青いアンブレラ”ですよ!?てか、乗ってるのアネゴだ!」
愛原「何いっ!?」
BSAAじゃなくて、“青いアンブレラ”だと!?
私達が驚愕していると、ヘリが機銃掃射をしてきた。
鬼狩り隊E「ぎゃあっ!」
鬼狩り隊F「た、助けてくれーっ!」
愛原「た、高野君!?」
被弾した鬼狩り隊は、そこから赤い血を噴き出す。
やり過ぎだ。
虐殺でもする気か!?
高橋「先生、これ、BB弾っスよ!?」
愛原「なにっ!?」
高橋「まあ、当たったらケガしますけど、死にはしません。病院送りになるだけです」
愛原「そういう問題じゃないだろ!」
それでも鬼狩り隊の群れを一掃してくれた高野君は、私達に頭をクイッと動かして合図した。
ますます見た目がエイダ・ウォンに似ている。
高橋「中に入れって言ってます!」
愛原「その前に高野君!……いや、エイダ・ウォンのコピー!どういうことか説明してもらおう!!」
私がヘリに向かって叫ぶが、彼女は私の足元にBB弾を掃射してきた。
つべこべ言わず、さっさと入れということか。
病院送りにされたくなければ……。
高橋が鉄扉を完全に開けると……。
高橋「おらっ!」
持っていたバール(のようなもの)で、玄関の扉をこじ開けた。
そして、バァンと蹴破る。
愛原「リサ!リサ!いるか!?」
リサ「せんせぇーっ!!」
すると、奥の座敷から学校の制服姿のリサが胸に飛び込んで来た。
リサ「怖かった!怖かったよぉぉぉぉ!!」
愛原「よしよし!もう大丈夫だからな?」
私はリサを抱きしめた。
高橋「こいつ……w」
後で聞いた話だが、リサのヤツ、私に抱きしめられた時、してやったりと後ろにいる高橋にニヤッと笑ってピースしていたらしい。
愛原「大丈夫か?どこもケガしてないか?」
リサ「いや、危うく死にかけたよ。首刎ねられたんだから!」
愛原「ええーっ!?」
リサ「幸い、噴き出た血が繋がってたおかげで、何とか繋ぎ直せたけどね。それが無かったら死んでたよ」
首から噴き出た血と、頭から噴き出た血が幸いにも一筋に繋がっていたのが功を奏したという。
高橋「とんでもねぇ、化け物だ。首を刎ねても死なねぇとは……」
愛原「それだけリサは強い鬼なんだ。あの酒呑童子も、源頼光に首を刎ねられつつも、首だけで反撃したという話だからな」
高橋「す、凄いっスね」
愛原「それじゃあ、今ケガしている所は無いんだな?」
リサ「うん」
愛原「よし、リサを救出した。あとは脱出するだけだぞ」
リサ「あの鬼斬りセンパイ、ヤバいことになってるかも……」
愛原「なにっ?どういうことだ?」
リサの説明を聞いて、私達は更に驚愕することになる。
愛原「何か、あっちのデカい建物から爆発音が聞こえるな」
高橋「非常ベルみたいなのも聞こえるんで、ガス爆発っスかね?」
愛原「どうだろう」
途中の駐車場に、1台のバスを見つけた。
型落ちの古いバスであり、塗装も所々剥げている。
しかし、見たことのあるバス会社の塗装だった。
あれが情報提供者達の言っていたバスだろう。
鬼狩り隊A「何者だ!?」
鬼狩り隊B「侵入者だ!」
愛原「見つかった!」
高橋「俺に任せてください!」
鬼狩り隊A「うわなにをするやめr」
ゴッ!(高橋、バールのようなものでAの頭を一撃)
A「がっ……!」
B「ご、強盗か!?」
愛原「違う!私達は……!」
ガン……ッ!
B「ぎゃっ!」
高橋、バール(のようなもの)で鬼狩り隊2人を倒してしまった。
高橋「一丁上がりです」
愛原「ガチでこれじゃ、住居侵入罪からの傷害罪だぞ」
高橋「どうせ、中は火事か何かが起きてるんでしょう?誤魔化せますよ」
愛原「んなわけあるか!」
高橋「それよりリサを捜しましょう」
愛原「やっぱり、あの大きな建物の中なのかなぁ?」
と、そこへまた!
鬼狩り隊C「何だオマエ達は!?」
鬼狩り隊D「どこから入った!?」
黒装束の鬼狩り隊達が現れた。
高橋「だぁりゃーっ!」
ガッ……!
ゴン!
C「ぎゃ……ッ!」
D「ぐっ……!」
またもや高橋のバール(のようなもの)の餌食になる鬼狩り隊達。
バタバタと倒れて意識を失う。
愛原「このままだと(高橋の)犠牲者が増えるだけだ。なるべくエンカウントしないで、リサを捜すぞ!」
高橋「捜すっつったって、かなり広い所みたいっスよ?どこを捜せばいいんスか?」
愛原「そ、それは……」
D「うう……」
その時、鬼狩り隊Dが意識を回復させた。
だが、そこへ高橋が……。
高橋「おう、コラ!オマエ達が捕まえた鬼の女はどこにいる!?」
Dの胸倉を掴んで、いきなり威嚇しながら尋問を始めた。
D「ひいっ!……し、知らない……!言えない……!」
高橋「堅ェ口だな?俺が柔らかくしてやろうかぁ!?」
ガンッ!ゴンッ!バンッ!
D「ぎゃっ……!ぎっ……!げっ……!」
高橋、Dの顔を壁に叩きつけたり、地面に叩き付けたり、庭石にぶつけたりした。
D「ご、ゴメンナサイ……!許してください……!」
愛原「う、うわ……!」
Dは顔中から血を垂れ流している。
高橋「鬼の女はどこだ!?」
D「あ、あっち……!」
Dは石畳の先を指さすと、再び意識を失って倒れた。
死んでないといいが……。
高橋「先生、場所が分かりました!行きましょう!」
愛原「あ、ああ……!オマエ……やり過ぎだぞ。死んだらどうする?」
高橋「そん時ゃ、ムショでも拘置所でもどこにでも行きますよ」
愛原「せっかく更生したんだから、もう少し自分を大事にしろよ」
私達が進んだ先には小屋があった。
小屋といっても、さっきの爆発している建物が母屋だとするならば、こちらは離れといったところだ。
高橋「アメリカのリサ・トレヴァーも、普段は小屋で寝起きしてたんですってね」
愛原「ああ、らしいな」
小屋よりは大きい建物だ。
だが、玄関のドアが……。
高橋「何スか、この鉄扉!鍵が掛かってる!」
愛原「鍵じゃないな。これ、クランクハンドルの穴じゃないか?ここにクランクを差し込んで、回して開けるタイプ」
高橋「マジっスか!それじゃ、これ使いましょうか」
高橋は荷物の中からクランクハンドルを取り出した。
愛原「オマエ、こんなもんどうしたんだよ?」
高橋「リサの部屋から持って来たんス。まさかここで役に立つとは……」
愛原「そ、そのようだな」
高橋はクランクハンドルを差して回した。
ゴゴゴと引き戸式の鉄扉が動く。
愛原「ん!?」
その時、遠くから銃声が聞こえて来た。
マシンガンやショットガン、ライフルの音だ。
愛原「どこから撃ってるんだ!?」
高橋「BSAAじゃないっスかね?さっき、ヘリが飛んでましたから」
愛原「なるほど。それもそうだな。……で、そのBSAAは誰に撃ってるんだ?」
高橋「ま、まさか……!?」
嫌な予感がした。
まさか、この期に及んでリサが暴走したのではあるまいな?
愛原「とにかく、中に入るぞ」
高橋「は、はい!」
鬼狩り隊E「何者だ?!」
鬼狩り隊F「名を名乗れ!」
愛原「見つかった!」
高橋「くそっ!」
鬼狩り隊G「侵入者というのはこいつらか!?」
鬼狩り隊H「おとなしくしろ!」
鬼狩り隊I「警察が来ないからって調子に乗りやがって!」
鬼狩り隊J「もう好き勝手にさせんぞ!」
わらわらと鬼狩り隊が現れる。
多勢に無勢だ!
愛原「うっ!」
その時、ヘリコプターが低空飛行してきた。
そのサーチライトが私達を照らす。
眩しい。
まさか、あのヘリも鬼狩り隊だというのか?
高橋「あれは“青いアンブレラ”ですよ!?てか、乗ってるのアネゴだ!」
愛原「何いっ!?」
BSAAじゃなくて、“青いアンブレラ”だと!?
私達が驚愕していると、ヘリが機銃掃射をしてきた。
鬼狩り隊E「ぎゃあっ!」
鬼狩り隊F「た、助けてくれーっ!」
愛原「た、高野君!?」
被弾した鬼狩り隊は、そこから赤い血を噴き出す。
やり過ぎだ。
虐殺でもする気か!?
高橋「先生、これ、BB弾っスよ!?」
愛原「なにっ!?」
高橋「まあ、当たったらケガしますけど、死にはしません。病院送りになるだけです」
愛原「そういう問題じゃないだろ!」
それでも鬼狩り隊の群れを一掃してくれた高野君は、私達に頭をクイッと動かして合図した。
ますます見た目がエイダ・ウォンに似ている。
高橋「中に入れって言ってます!」
愛原「その前に高野君!……いや、エイダ・ウォンのコピー!どういうことか説明してもらおう!!」
私がヘリに向かって叫ぶが、彼女は私の足元にBB弾を掃射してきた。
つべこべ言わず、さっさと入れということか。
病院送りにされたくなければ……。
高橋が鉄扉を完全に開けると……。
高橋「おらっ!」
持っていたバール(のようなもの)で、玄関の扉をこじ開けた。
そして、バァンと蹴破る。
愛原「リサ!リサ!いるか!?」
リサ「せんせぇーっ!!」
すると、奥の座敷から学校の制服姿のリサが胸に飛び込んで来た。
リサ「怖かった!怖かったよぉぉぉぉ!!」
愛原「よしよし!もう大丈夫だからな?」
私はリサを抱きしめた。
高橋「こいつ……w」
後で聞いた話だが、リサのヤツ、私に抱きしめられた時、してやったりと後ろにいる高橋にニヤッと笑ってピースしていたらしい。
愛原「大丈夫か?どこもケガしてないか?」
リサ「いや、危うく死にかけたよ。首刎ねられたんだから!」
愛原「ええーっ!?」
リサ「幸い、噴き出た血が繋がってたおかげで、何とか繋ぎ直せたけどね。それが無かったら死んでたよ」
首から噴き出た血と、頭から噴き出た血が幸いにも一筋に繋がっていたのが功を奏したという。
高橋「とんでもねぇ、化け物だ。首を刎ねても死なねぇとは……」
愛原「それだけリサは強い鬼なんだ。あの酒呑童子も、源頼光に首を刎ねられつつも、首だけで反撃したという話だからな」
高橋「す、凄いっスね」
愛原「それじゃあ、今ケガしている所は無いんだな?」
リサ「うん」
愛原「よし、リサを救出した。あとは脱出するだけだぞ」
リサ「あの鬼斬りセンパイ、ヤバいことになってるかも……」
愛原「なにっ?どういうことだ?」
リサの説明を聞いて、私達は更に驚愕することになる。