渋谷のパルコ劇場で三谷幸喜さんの舞台「国民の映画」を観てきました。
ナチスの話なのでとても重いのですが、そこは三谷さんらしく登場人物一人ひとりが個性豊かで特に招かれざる客の段田さん演ずるヒムラーが笑わせてくれるのですが、最後の彼の発言に場が凍りつきます。
ナチスがユダヤ人をあたかも害虫を駆除するように始末しようとしていることに震撼としました。
それまで植木についたカイガラムシを殺したら可哀想だから森に放してやるんだ・・・と言ってた同一人物が、同じ人間に対しては虫以下の仕打ちをするなんて。
一人の男の狂気が周りに伝染して、普通の神経を持つ人達もそんな考えに反発しながらも誰もユダヤ人を庇おうとも救おうともしないことに腹立たしさをおぼえると同時に恐ろしくも悲しくもありました。
執事の小林隆さんがいい味出してました。小日向さんもテレビで見るよりも凄みが感じられました。やはり舞台出身の方なんだなあ・・・という感じです。
この舞台を観たあとで「英国王のスピーチ」を観るとラストのスピーチはいっそう胸にしみるんだろうなぁ・・・
ナチスの話なのでとても重いのですが、そこは三谷さんらしく登場人物一人ひとりが個性豊かで特に招かれざる客の段田さん演ずるヒムラーが笑わせてくれるのですが、最後の彼の発言に場が凍りつきます。
ナチスがユダヤ人をあたかも害虫を駆除するように始末しようとしていることに震撼としました。
それまで植木についたカイガラムシを殺したら可哀想だから森に放してやるんだ・・・と言ってた同一人物が、同じ人間に対しては虫以下の仕打ちをするなんて。
一人の男の狂気が周りに伝染して、普通の神経を持つ人達もそんな考えに反発しながらも誰もユダヤ人を庇おうとも救おうともしないことに腹立たしさをおぼえると同時に恐ろしくも悲しくもありました。
執事の小林隆さんがいい味出してました。小日向さんもテレビで見るよりも凄みが感じられました。やはり舞台出身の方なんだなあ・・・という感じです。
この舞台を観たあとで「英国王のスピーチ」を観るとラストのスピーチはいっそう胸にしみるんだろうなぁ・・・