
これがカテコの挨拶で山口さんが「ベスのピンクのドレスに似てる」と仰っていた「マロニエ」です。
観る度に良くなる「レディ・べス」。でも今日がMY楽。
今日は、2階席E列だったので舞台上の星座盤の図柄までくっきりと見えました。1階からは全然見えなかったので新しい発見でした。
それに照明の美しいこと・・・

山口さんのロジャー・アスカムは石丸幹二さんとは全く違いますね。
石丸さんは真面目で厳しく時に優しくベスを女王へと導いていくのに対して、山口さんは常に微笑みを絶やさず慈愛に満ちた父親のように見守っているという感じでした。大らかで優しい~

これは好みだと思いますが、私は石丸ロジャーの方が何としてもベスを女王にするのだという凄いパワーと執念を感じられて好きでした。
花總さんのベスのラスト、ロビンと別れ女王として生きると決めた時の毅然とした姿が、ベルばらで断頭台へ上っていく王妃マリー・アントワネットの姿と重なり胸に迫るものがありました。
音楽もとてもいい曲ばかりなので聴き応えもあります。
最初に見た時、なんで微妙~と思ったのかしら?と不思議になるほどです。
まさに舞台は生きもの、日々進化しているのですね。
