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マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

三文オペラ

2014年09月24日 | 舞台・映画
新国立劇場中劇場で「三文オペラ」を観てきました。

2006年に日生劇場で上演された「ベガーズ・オペラ」とつい比べてしまうのですが、ストーリーは大体同じ。

「三文オペラ」はブレヒト×クルト・ヴァイルの名作ですが、私にはジョン・ケアード×イローナ・セカッチの「ベガーズ・オペラ」の方が面白かったです。

今日の席は6列(最前列)だったので俳優さん達はよく見えるのですが、舞台が近すぎて全体が見渡せないという欠点が。やはり舞台はトチリ席あたりのセンターが観やすいようです。

最前列だとメッキースやピーチャムと目が合っちゃったりしてドギマギ。

楽曲が難しいメロディーの物が多かったのであまり耳に残ってないのですが、島田歌穂さんは流石に素晴らしかったです。歌穂さんは「ベガーズ・オペラ」でも看守の娘ルーシー役で出てましたっけ。今回はジェニー役。

ルーシー役の大塚ちひろさんとピーチャムの娘のポリー役のソニンの歌も迫力ありました。

最後のどんでん返しのところは、なんだかなぁ~という感じでしたね。

今日は、学生の団体が入っていたのですが、「三文オペラって茶番て意味じゃね?!」と話してる男の子や「前に見たのより今日のが面白かったな。」と話してるこがいました。

ミュージカルの「ベガーズ・オペラ」では乞食たちが劇場を借りて一夜のオペラを上演するという形で最後マクヒースが絞首刑になって幕のはずが、老役者から「オペラは悲劇ではいかん。喜劇でなくては。」とちゃちゃがはいり、恩赦によって処刑を免れるというふうに筋書きが変えられてしまうのです。こちらのほうが説得力あるような。