日比谷のTOHOシネマズシャンテで観てきました。
平日の午後2時過ぎでしたが、ほぼ満席でした。
あの有名なクリムトの絵にこんなドラマが隠されていたなんて、この映画を見て初めて知りました。
期待以上に面白く、主人公のマリアと弁護士のシェーンベルクにどっぷり感情移入してハラハラドキドキ。
彼等は、絵画を取り戻すことは勿論ですが、それ以上にナチスとオーストリア政府に依って踏みにじられた自分たちの誇りを取り戻したかったのだろうなぁ・・・と切なくなりました。
このハッピーエンドが実話だということが凄いですね。
何度も何度も挫折し投げやりになったりやさぐれたりしたマリアを支え続けたシェーンベルグも偉いけど、私がグッときたのは彼の奥さん。
彼女の素晴らしい一言に胸がいっぱいになりました。
マリアを演じたヘレン・ミレンの演技も素晴らしいです。
もう二度とこんな悲しいことが起こりませんようにと祈らずにはいられません。
素晴らしい映画です。是非