舞音＆Golden Jazz

二ヶ月ぶりの東京宝塚劇場です。

新年らしくロビーには・・・


「あけましておめでとうございます」という龍真咲さんの開演のご挨拶も聞けました。

お正月公演って劇場も華やいだ雰囲気でいいですね。（・・・一年前の今頃は何度通ったことか）

さて、感想は・・・思ってたほど悪く無いじゃん

なんでそう思ったかというと、チケットが売れてないから面白く無いのかな～と。

おまけに、原作の「マノン・レスコー」が元々あまり好きじゃないというのもある。

ざっくり言うと、性悪女に恋した将来有望な青年士官が彼女に翻弄され堕ちてゆく救いのない話だし。

オペラの「マノン・レスコー」を観た時にも、全然感情移入できなかった。「ある意味こんなに人を好きになれるなんて幸せな人よね。」とは思ったけど。

宝塚版のマノン「舞音」も単なるラブストーリーにしちゃえばよかったのにとか、

舞台をインドシナ（ベトナム）にした意味はあるの？とか、

突っ込みどころ満載。

レジスタンスを絡めたことで何かとっ散らかった印象。

シンプルで綺麗な舞台だし曲も美しい曲が多かったのにもったいない。

先日行ったベトナムの古都ホイアンのランタン祭りのシーンとかも綺麗だった

でもやっぱりホンが面白く無いとね・・・

そして「PUCK」の時には気にならなかったんだけど、今回は龍さんの台詞回しがちょっと気になりました。

美弥るりかさんのシャルルⅡみたいな存在も意味があるんだろうか？こちらももったいないなぁ～

ショーの方は、キラキラで楽しかったですよ。

アフリカっぽいところ（Rhythm）が変わった雰囲気で愛希れいかさんのダンスも素晴らしかった。

愛の歌のところだったかな？組子の皆さんが龍さんを取り囲むところ、なんだかサヨナラ公演みたい！と思っちゃった。PHOENIX宝塚を観た後だったからかもしれないけど。

今日は貸切公演だったので抽選会がありました。

どうせ当たりっこないさ、と思ってたら何とサイン入り色紙が当たってしまいました。

こいつぁ春から縁起がいいわい

でもできれば去年当たりたかったよ～

演劇ぶっく

三省堂書店でゲット。

かなめちゃんの記事は、以前宝塚ジャーナルに掲載されてたものと同じでした。写真も。

だけどカイちゃん（七海ひろき）も載ってたので買ってしまいました。

カイちゃんのコメントにはかなめちゃんへのリスペクトが感じられて、これからもカイちゃんを応援したいなと思いましたよ

ガンバレ～カイちゃん

元禄港歌ー千年の恋の森ー

渋谷のシアターコクーンで観てきました。

ただただ美しく哀しい物語でした。天井を覆うばかりの紅い椿が印象的です。幽玄という言葉がぴったり。

皆さん熱演だったのですが、瞽女の猿之助さん、宮沢りえさん、大店の主人夫婦の猿弥さんと新橋耐子さん、長男の段田さんが特に素晴らしかったです。

猪俣公章さんの音楽、美空ひばりさんの劇中歌もピッタリでした。

親子の情愛と運命の悪戯で狂っていくそれぞれの運命に涙

語彙が足りなくて上手くあの空間を表現できませんが。

とにかく素晴らしい舞台なんです

超おすすめ、観ないと後悔するかも・・・

まだ始まったばかりなのに立ち見のお客さんがいっぱいいらっしゃったのがそれを物語ってます。

お客さんは正直ですね。

元雪組トップの壮一帆さんもご観劇でしたよ。

壮さんはコクーンでコンサートもされてましたからその関係かな？

それとも「近松心中物語」関連？などと妄想。

以前、かなめちゃんの和服姿を見ていつかかなめちゃんの梅川を観たい～と思ったのですが、

来年の梅川はりえちゃんかな～？と今日の初音を観て思いました。

凄絶な美しさに潜む儚さ、一途さ、哀しさの表現が素晴らしかったです。

新年早々素敵な舞台に出会えて幸せ

明日は、月組の「舞音」に行ってきます。