マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

祐飛さんと大ちゃん

2016年10月16日 | 宝塚
スカステの「素敵 夢のひととき」は鳳翔大ちゃんが尊敬する大空祐飛さんを代官山の蔦屋でおもてなし。

二人共、大の本好きなんだそうな。

特に祐飛さんは凄い読書家みたい。今はまってるのは、本谷有希子さんの「自分を好きになる方法」なんですって。一人の女性の一生を、3歳、16歳、28歳、34歳、47歳、63歳のそれぞれ一日を描いた6編を連ねて構成する長編小説で「いつか自分が心から一緒にいたいと思える相手に出会えることを夢見て生きる女性の人生を、「6日間」で描いているのだそうです。読んでみたくなりました。

「世界から猫が消えたなら」も読んで泣けたと仰ってました。先日、私も機上で佐藤健君主演の映画を観ましたがとても良かったです。確かに泣けた

祐飛さんは在団中も家に帰ったら本を読むことでスイッチを切り替えていたそうで、そうしないとず~っとお芝居のことばかり考えてしまって頭がパンパンになってしまうから脳を休ませるために・・・と云うような事を仰っていました。本には想像力を働かす余白があるから好きとも。

中卒で宝塚に入ってずっと男役として生きてきたのは、人から見ればリスキーな人生かもしれないけど、それだけ打ち込めるものに出会えたということは幸せなことだと思う、宝塚の人は真面目だから純粋にその世界に染まろうとしてるのが最高にカッコイイと。

そして、(宝塚を)観たことない人の中には「あんまり~・・・」と思ってる人もいるだろうけど、やる方が本気で演ってたらきっと観たら心打たれるものがあると思う。本気じゃなくて中途半端な気持ちでやってるとチープなものになる。特殊な世界だからこそ作り物の世界は本気でやらないとニセモノに見えてしまうからと。

大空祐飛さんの言葉は、一言一言に重みがありました。

そして実際「あんまり~」と思ってたのにかなめさんの舞台を観てそのあまりのなりきりぶりに心奪われ、ストイックで真摯に取り組む姿勢に感動して今に至る自分がいます

エリザベート千秋楽ライブビューイング

2016年10月16日 | 宝塚
新宿のTOHOシネマズで観てきました。歌舞伎町にある例のゴジラが覗いているビルです。

新しいのでとても綺麗で椅子もゆったりしています。トイレも広くて綺麗です。

スクリーン9の座席数は499席。今日の席はD列ど真ん中。


劇場で貰ったチラシの物憂げな表情のまあ君

裏には「王妃の館」コメディーっぽい

さて、半月ぶりの宙組エリザですが、ますますパワーアップしていました。まあトートの演技や表情も豊かになっていて激しさが増していました。

みりおんシシイの「私だけに」なんてもう絶唱と言っていいくらい。胸が締め付けられるようでした。
みりおんは本当に素晴らしいです。見る度に綺麗になっているような気がします。
最後の昇天のシーンでは両目から大粒の涙が頬を伝っていました。みりおんとシシイが重なって見えました。

いつも感心するのはリヒテンシュタインの彩花まりさんの歌唱力。本当に安定していてとてもお上手。

精神病院の場面でのモンチのヴィンディッシュ嬢の演技も素晴らしいのですが、その後シシイが「私だけに」を歌っている時のスタンレーの演技がとても好きです。

今日の席は4列目のセンターだったので近すぎるくらいだったのですが、普段良く見えないような後ろの方にいる人々の細かい表情もよーく見えて良かったです。

フィナーレではまあ君は3回も投げキッスをしていましたよ。なるほどね、これがチャラ男と言われる所以か~と思いました。

今回のライブ中継では今日で宝塚を卒業されるテンレーさんの挨拶やまあ様の挨拶など幕が閉まるまでの全てが見られました。

最後まあ君の音頭でエーヤンエリザベート!エーヤン宙組!ウングランデアモール!と全員で唱和して幕となりました。

15:30に始まって終わったのは19:00頃でした。劇場の外に出たら人が大勢集まっているので何かと思ったら、ゴジラのテーマソングと共にゴジラが火を吹き咆哮していました。(時報みたいなもんなんでしょうかね?!)

物凄く進化したエリザベート千秋楽公演に大満足して劇場を後にしました。