マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

愛聖女

2018年07月07日 | 宝塚
愛希れいかさんのバウ主演作「愛聖女」のライブビューイングに行ってきました。

行って良かった~観られて本当に良かった~というのが正直な感想です。

火刑に処せられようとしたその時に,ジャンヌダルクが現代にタイムスリップして現代人との交流の中で巻き起こす笑いあり涙ありのハートウォーミングな物語。

月組作品へのオマージュ?(美弥ちゃんのサンジェルマン!!が舞台上のスクリーンに!!とかバッディとかダルタニアンとかね)やら現代社会への風刺やら(どっかで聞いたような忖度とかね)サイトー君ぽい感じ。

驚いたのはストーリーテラーのパメラを演じた天紫珠李さん。男役から娘役に転向された101期さん。

ちゃぴの相手役と言ってもいいくらいの主要な役を任されるなんて、劇団の推しを強く感じます。

堂々としていて全然違和感なしの上手さ。

ちゃぴのジャンヌダルクは男勝りの女性だけあって、話し方や所作・表情が時々男役っぽくなるのが面白く笑いが起きていました。

私は赤いジャージ姿がツボでした。

白雪さちかさんは本当にお上手ですね。

ジャンヌが600年前のオルレアンに帰る前にグルグルに「私がここにきて何か意味があったのだろうか?」と問い、グルグルが「愛と夢と勇気を・・・」と答えた時、ちゃぴの目から溢れた涙を見てグッときちゃいました

ちゃぴが宝塚・娘役に残したものは(まだ退団したわけじゃないけど)とても大きいと思いますよ。

コミカルで笑えるんだけど、もうすぐ退団しちゃうちゃぴと後世のために火刑されるとわかっていても元の世界に戻ろうとするジャンヌ、の姿がダブって見えて・・・泣けました

フィナーレの純白のドレス姿がとても美しくて、ライブビューイングでも今日観られてよかった~と心から思いました。