劇場ロビーにはお雛様
昨日は雪組さんの「ONCE UPON A TIME IN AMRICA」の貸切公演に行ってきました。
某信金さんのご招待。
新型コロナウィルス絡みで上演が危ぶまれましたが、なんとか観ることができて良かったです。
超人気公演だというのに客席にはところどころ空席も見られました。招待公演だったのでそれほど宝塚に興味がない人は敬遠したのかもしれませんね。凄く残念でたまりません。
2階最前列だったのですが、後ろを振り返ると面白いくらいにマスクの白が目立ってました。ステージ上からはもっと異様な光景に見えたことでしょう。
終演後のご挨拶で望海風斗さんが「こんな時にいらして戴いてありがとうございます。」と仰っていましたが、生徒さんたちもとても不安で困惑しているのではと気の毒に思いました。
とても見ごたえのある舞台でしたが、このヌードルスという役は望海さんにしかできない役だなと。特に1幕ラストの真紅の薔薇に囲まれてるシーン、似合いすぎです。アルカポネといいヌードルスといいドン・ジュアンといい望海さんはちょっとワルな男を演ったら天下一品。
歌うシーンもとても多く素晴らしい歌声を聞かせてくれました。ただどの歌も難しくて簡単に口ずさめる感じではなかったですね。咲ちゃん、翔ちゃんもカッコよかったです。
キャロル役の朝美絢さんがデボラの真彩希帆さん以上に出番が多く目立ってたように思います。アンニュイな雰囲気がとてもセクシーで哀しくて男役にありがちな無理してる女装感がなくてとても良かったです。
他には縣千君がとても濃い印象でした。
禁酒法時代のユダヤ系移民の黒社会の話なのですが、華やかなショーの場面もあるのでそれほど暗い感じではなかったです。
が、最後にフィナーレのキラキラした舞台を見て救われたような気持になったのはやはりコロナのせいでしょうか。
一日も早く新型コロナ騒ぎが収束しますように。
そしてまた皆さんの素敵な笑顔に会うことができますようにと祈らずにはいられません。