マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ダディ・ロング・レッグズ

2014年03月10日 | ミュージカル
シアタークリエで井上芳雄君と坂本真綾さんの二人だけのミュージカル「ダディー・ロング・レッグズ」を観てきました。



これは言わずと知れた「あしながおじさん」のミュージカル。

前回の初演を観た時に素晴らしかったので再演されるといいなあ・・・と思ってたのでやった~という感じです。

原作の味わいを損なうこと無く上手にコンパクトにまとめられています。

そして真綾さんは一人で何役も演じてらっしゃるのですが、声の表現力が凄いです。

孤児院で満足な教育も受けられずに育ったため、大学に入って初めて出会う学友達と話が合わず、一人ぼっちで休み時間が辛い・・・とか、一般常識が全然身についてないのでトンチンカンな事を言ってみんなに笑われたとか・・・

でもそんな悩みをスミス氏に手紙で報告することで、前向きになり持ち前の負けん気の強さで克服していくジルーシャの強さに励まされます。孤独な今の若者達に是非見て欲しい。

ミケランジェロやナイチンゲールを知らなかった女の子が、卒業時には総代に選ばれるのですから。

昔、本を読んだ時にはジルーシャは、生真面目な女の子のイメージだったのですが、真綾さんのジルーシャは結構気が強くて小悪魔的でジャービス・ペンデルトンを翻弄してますね。

井上君のジャービスがジルーシャへの愛に気がついて狼狽える姿が滑稽でチャーミングでした。

再演で観てもとても新鮮で新たな感動がある舞台でした。

井上君が作品ごとに成長していくのが観ていてとても楽しみです。

鳳凰祭三月大歌舞伎 

2014年03月07日 | 歌舞伎
歌舞伎座で昼の部を観てきました。

勿論お目当ては玉三郎さんと七之助の「二人藤娘」。

素晴らしかった~

装置も衣装も何もかも美しいけれど、玉三郎と七之助の藤の精の踊りは美の極致でした。

玉三郎さんのナント可愛らしいこと・・・前から4列目の席でしたが、その美しさにドキドキしてしまいました。

ただただうっとり

七之助さんもとても良かったです。  草葉の陰でお父さんも喜んでるでしょうね~とお話しながら帰るご婦人方多数あり。

これからの歌舞伎界を背負って立つ女形として、菊之助さんと共に頑張ってほしいと願っています。

昼の部最後の「二人藤娘」は、20分ほどの短い舞踊劇ですが三度の衣装替えもあり、とにかく華やか。

ずーっと観ていたかった

一幕見は800円だそうです。 これは超お得。でもきっと早くから並ばないとダメでしょうね。

他には、菊五郎さんと吉右衛門さんが夫婦役で「身替座禅」が凄く面白かった。






隈取キューブ

2014年03月07日 | 歌舞伎
歌舞伎座で観劇前に地下の顔見世にて隈取キューブを購入。


四角いデニッシュ生地の中にチョコレート、抹茶、カスタードの三種類のクリームが入っています。

ちょうどいい甘さで美味しい。


上には隈取されたホワイトチョコが乗ってます。


東京會舘の・・・

2014年03月05日 | スイーツ
東京會舘でランチした後、デザートを。


プリンアラモード


かの有名なマロンシャンテリー

どちらも美味でござりました。

そういえば、東京會舘は来年の1月をもって取り壊し建て替えられるそうです。

なんだかモッタイナイですね。

横浜中華街 招福門

2014年03月05日 | グルメ
フカヒレづくしの【美食同源ディナー】

まず最初に甘いサンザシ酒。  


前菜盛り合わせ フカヒレ チャーシュー クラゲ えび 空豆のムース 他


フカヒレ入りかぼちゃスープ


エビマヨ


帆立と旬の野菜・キノコの炒めもの


フカヒレあんかけチャーハン


杏仁豆腐 上に乗ってる白いペラッとしたものはフカヒレ

美味しかった




9days Queen 九日間の女王

2014年03月05日 | 舞台・映画
堀北真希さんが、とてもキュートで可愛かった

あのドレスがあんなに似合う人はそうはいないと思います。

セリフもはっきりととても聞き取りやすく、凛として硬質な存在感がジェーン・グレイにぴったり。

といっても、この舞台を見るまで9日間だけ王位についた後処刑されたジェーン・グレイという女性がいたということを知らなかった私。

今まで観た演劇や映画、「ヘンリー4世」とか「リチャード三世」とか「ブーリン家の姉妹」「エリザベス」「メアリー・スチュアート」等などで断片的に知っていたイギリスの王位継承の歴史はドロドロと血なまぐさいものでしたが、彼女ほど悲劇的な人はいなかったんじゃないかしら?

何の野心も罪もないのに、周りの大人達にいいように利用されて・・・カトリックに改宗すれば命は助けるとの条件を出されても、自分の信念を曲げてまでも生きようとは思わない、何もわからぬままに言われるがままに王位についたのは自分の罪だからその罰は甘んじて受けると。

リア王のコーデリヤ姫を思い出してしまいました。

家庭教師が言うように、カトリックに改宗したと見せかけて、ほとぼりが覚めたらまたプロテスタントに戻ればいいじゃない?と私も思ったのですが、ジェーンにはそんな姑息なことはできませんでした。

その身は滅びても精神は生き続けると信じていたから。

まっすぐに生きたその潔さに心打たれました。

ジェーンの心を表すような、透明感のある音楽がとても良かったです。

この舞台を観たら、もっとイギリスの歴史を知りたいという気持ちが強くなりました。