世界自然遺産の鹿児島県・屋久島に自生する屋久杉の一つで、樹齢2000年とされる翁杉(樹高23.7m、幹回り12.6m)が倒れているのを10日、観光客が見つけたそうだ。枯れていない屋久杉では縄文杉の16.4mに次ぐ太さの木だった。高さ約3mの部分から折れ、幹が横倒しになっていたが、登山道部分に倒れなかったため登山に支障はないという。
倒れた原因は分からないようだが、幹は以前から空洞化し、倒木の危険性が指摘されていたそうだ。このニュースを聞いて、名前に覚えがあったので、昨年屋久島に行ったときの写真を引っ張り出してみた。やはり、翁杉の写真をしっかり撮ってあった。
翁杉という名前がついているだけあって、年を重ねた長老のような雰囲気のある木である。苔むした幹にはたくさんの別の種類の木が育ち、これだけで一つの森を作っているともいえる。2000年ともいう長い年月を経て、ついに朽ち果ててしまったのかと思うと残念な気がする。屋久島にはこのような杉の木がいくつもあり時を刻んでいるのであろう。
人間の短い一生の間に、屋久杉の終焉を見ることもなかなかないことだろう。翁杉が樹齢を全うしたことを信じ、新たな生命の芽生えを期待したい。何年か経てば、倒れた幹の間から新芽がきっと出てきているはずである。「翁杉」、お疲れ様でした。
倒れた原因は分からないようだが、幹は以前から空洞化し、倒木の危険性が指摘されていたそうだ。このニュースを聞いて、名前に覚えがあったので、昨年屋久島に行ったときの写真を引っ張り出してみた。やはり、翁杉の写真をしっかり撮ってあった。
翁杉という名前がついているだけあって、年を重ねた長老のような雰囲気のある木である。苔むした幹にはたくさんの別の種類の木が育ち、これだけで一つの森を作っているともいえる。2000年ともいう長い年月を経て、ついに朽ち果ててしまったのかと思うと残念な気がする。屋久島にはこのような杉の木がいくつもあり時を刻んでいるのであろう。
人間の短い一生の間に、屋久杉の終焉を見ることもなかなかないことだろう。翁杉が樹齢を全うしたことを信じ、新たな生命の芽生えを期待したい。何年か経てば、倒れた幹の間から新芽がきっと出てきているはずである。「翁杉」、お疲れ様でした。