とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

偽Facebookの友達リクエストにご用心!

2011-12-07 21:36:22 | インターネット

(偽Facebookのメール  一見すると本物と区別つかない)

メールをチェックしていたら、Facebookの友達リクエストのメールが来ていた。差出人の名前を見ると、まったく覚えのない外国人だった。プロフィールを見ると、趣味が陸上競技とか好きな本の名前等が日本語で表示されていた。ニュースフィールドには英文でいろんな人とコメントをやり取りしている様子があった。これは、本当に私への友達リクエストなのかもしれないと半ば信じかけていた。それでも、一応確認の為、自分のFacebookのページにアクセスしてみると、そんな友達リクエストがきているという表示は出ていない。おかしいなと思いつつも、なんどか確認してみるが相変わらず友達リクエストは来ていなかった。

前から、Facebookの名前をかたる怪しげなメールが存在することは知っていたので、グーグルで検索してみた。案の定、Facebookの「友達リクエスト」装うウイルスメールにご用心という情報にヒットした。その情報によると、本文には、友達リクエストを承認するボタンと全てのリクエストを閲覧するボタンがあり、どちらをクリックしてもFacebookの偽サイトへと誘導されるらしい。英語のページしかない誘導先の偽サイトでは、Flash Playerが古いので最新版をインストールするよう指示され、指示に従ってクリックすると「updateflash.exe」がダウンロードされる。それらしいファイル名が付けられているが、Flash Playerのアップデータなどではなく、これがウイルス本体。セキュリティの警告を無視して実行してしまうと、「Zbot」などの名前で検出されるウイルスに感染してしまう。外部からパソコンをコントロールされたり、アカウントを盗み取られたりするなどの、さまざまな災いを引き起こすとのことだ。

幸い、知らない人のリクエストは承認しないことにしているので、承認ボタンも閲覧ボタンも押してない。しかも、英文のページなんか見てもよくわからないし、やたらにクリックする事はないのでその点は大丈夫だ。それにしても、最近は手口がどんどん巧妙になっている。自分宛にきた友達リクエストのメール本文は、本物のFacebookのメールとまったく同じである。以前きた本物のメールと比較してみたが、違うようなところはなかった。更に巧妙な手口になると、本当に知り合いの名前をかたって、偽メールを送ってくるかもしれないのだ。友達リクエストのメールが来ても、メール本文で直接承認しないで、自分のFacebookページで、しっかり確認して承認するか拒否するか判断しないといけない。

最近は、日本でもサイバー攻撃の被害が問題になってきている。自分には関係なく、他人事の話だと思っていたりすると大間違いである。善良な一般市民が、安易に怪しげなURLをクリックして知らず知らずのうちに重要なデータを盗み取られ、政府や重要なインフラのパソコンにまで侵入する足がかりを作ってしまうことにもなりかねない。インターネットの普及は、便利さと同時にかつて予想もしなった災厄を引き起こす道具になったともいえる。まったく困った時代になったものだ。