とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013天狗石山・智者山登山(前半)

2013-12-21 23:55:24 | 山登り
今年最後の山行として、本川根町にある天狗石山と猿見石山に登る事にした。先週の忘年ランの時、急遽、ラン友達を誘ってみたら、kazukawaさん、うっちゃん、N山さん、モコさんが参加してくれることになり5人で行くことになった。

朝6時我が家に集合した4名で、新東名経由でJR金谷駅まで向かう。7時過ぎに金谷駅に到着したN山さんを乗せ、大井川鉄道南アルプスあぷとラインの奥泉駅まで向かう。奥泉駅前の駐車場から正面に真っ白い山が見えた。ひょっとしてあの山を登るのかなと、内心ビビってしまった。あんなに雪が積もっていたら山頂まで行けないのではと弱気になってしまう。


奥泉駅前には、縄文時代の家屋を模したトイレや電話ボックス、バス停がある。この前に車を止めて、出発の支度を始めたのだが、ふと周りを見ると財布が見当たらない。ヤバいと思って、前の行動を思い出したら、途中に立ち寄ったセブンイレブンのトイレに置き忘れてきたことを思い出した。慌てて、スマホで「セブンイレブン ○○店」でグーグル検索をしたら、一発で電話番号が出てきてすぐさま電話をかけてみた。すぐに店員が出て、すでに財布を預かっていることを聞いて一安心する。名前を言って帰りに受けとることを伝え、予定通り登山に向かうことにした。


トイレの横の階段を下りていくと奥泉駅だ。駅員も二人いて奥大井湖上駅までの切符を買う。駅員に前の山の名前を聞いたら朝日岳だった。寸又峡の奥にある山で、目的の山ではないことがわかり少し安心する。それにしても、水曜日、木曜日と低気圧が通過してこのあたりでもかなり雪が積もっていたようだ。もちろん、今回の天狗石山にも積雪があることを予想し、全員アイゼンの装備だけは、持ってくるように伝えてあったので抜かりはない。


ホームで待っていると、南アルプスあぷとラインの可愛いトロッコ列車が入ってきた。


4両ほどの列車だったが、乗客は先頭車両に乗った我々5人以外には、数名しかいない。ほぼ貸し切り状態だ。


車内からは、赤い橋と雪山が見える。水面にも橋が映り、絶好の撮影ポイントだ。


アプトいちしろ駅で一旦止まり、後部車両にアプト式機関車を連結する。次の長島ダム駅までの約.5kmの坂道を登るためにアプト式機関車を連結し強力に押し上げていくためだ。アプト式機関車を使っているのは、日本ではこの南アルプスあぷとラインだけだそうだ。しかも鉄道では、日本一の急勾配を登り降りしている区間でもある。


アプト式機関車の連結が終了する。


出発までのわずかな間に、記念写真を撮る。


再び動き出した列車からは、朝日が当たった水面がキラキラして見える。


奥大井レインボーブリッジを渡りはじめる。


水面に列車の影が映る。


誰もいない無人駅の奥大井湖上駅に到着し、下車する。長島ダムのダム湖である接岨湖にかかる奥大井レインボーブリッジに挟まれた湖の上に浮かぶ秘境駅である。


スタンドバイミーを思い出し、ちょっと線路の上を歩いてみる。


奥大井湖上駅の上をあがり、天狗石山への登山道に向かう。


看板のすぐ先にある鉄の階段を登りはじめる。


しばらくすると、南アルプスの前衛の山々が見えてくる。幸いなことに快晴で、風もほとんどない。絶好の登山日和で歩き出しもウキウキ気分だ。


川根中学卒業生の記念植樹帯の間を登っていく。


樹林帯を上っていくうちに、積雪がちらほら見えてきた。


さらに雪が増えてきた。


ひとつぽつんとあるお地蔵さんの前を通過する。


かなり雪が増えてきた。


樹林帯の間は、真っ白だ。


シカの足跡もいっぱい見つける。


ほどなく天狗石山山頂(1366m)に到着する。ほぼ2時間半で到着だった。


早速ビールで乾杯だ。


我々以外誰もいない静かな山頂で、昼食タイムだ。


天狗石山山頂で昼食休憩をしたあと、次の山を目指して歩き出す。
2013天狗石山・智者山登山(後半)に続く。