今回は、社会人大学の講師としては初めてとなる石亀美夜子さんの登場だ。石亀さんは、フリーアナウンサーとして「ルックルックこんにちは」日本テレビ/「ファミリー東京」テレビ東京/「モーニングショー」「スーパーモーニング」テレビ朝日などに数多く出演しており、話すことにかけては、まさしくプロ中のプロだ。他にも、各種企業・専門学校等で「接遇のマナー」「話し方」「自己表現学」の講座を受け持つなど研修講師としても活躍中だという。
また、司会者や講師だけにとどまらず、真打ちの三遊亭圓王師匠との出会いから落語を学び、2008年「三遊亭花王」という名で社会人女流落語家としてデビューし、年に数回高座にも出ているという。次は講師ではなく、落語家として登場してもらうのも面白いかもしれない。
さて、講演は要点が判りやすくまとめられたレジメどおりの内容だった。、
1.相手に好感を持たれるポイント
(1)人は見た目で判断される?
初めて会った人の印象は、出会い頭の数秒が勝負だそうだ。アルバート・マレービアンの法則によれば、人の印象は視覚情報で55%、聴覚情報で38%、言語情報で7%というから、いくら話がうまくても見た目が良くないと好印象にならないのだ。やはり、初めて会う人には、身なりや動作には気を付けないといけない。
(2)笑顔とアイコンタクト
話をする時は、笑顔で相手の視線をしっかり見据える事。ただ、まともに相手の目を凝視するのではなく、圧迫感を与えない程度に見るのがいい。少し視線を下げて顔の真ん中の小さな三角形を見たり、男だったらネクタイ、女だったネックレスを見るくらいの視線でもいいそうだ。これだけで、相手は自分の目を見て話しているように感じる。
(3)言葉と表情、態度を一致させる
面白かったり、楽しい話では、表情や態度も話に合わせて動きを付けると更に好感を持たれる。
2.感じの良い話し方のポイント
(1)「聞きやすい声」で話す。
自分の声を録音して聞くと、自分ではないように感じるが、本当の自分の声がどんな風に相手に聞こえてるかを知るチャンスである。聞きやすい声は、母音がポイントで、アイウエオを少なくとも1ヶ月続けて練習すると効果があるそうだ。劇団四季が開発した「口の体操」はこんな風に行う。まず、アエイウエオアオと言う。次にカケキクケコカコ、サセシスセソサソと続き、タ行、ナ行、ハ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行と同じ母音の並びで発音する。これを1ヶ月続けられればたいしたものだ。
(2)分かりやすく話す
日本語は、間の取り方が違うと、まったく違う意味になる事が多いのでわかりやすく間を取ることが大事だ。
例:私は父と、母について話した。私は、父と母について話した。
(3)「相手が聞きたいことは何か?」を意識する。
(4)最後にプラス表現で終わる会話を!
日本語は、最後の言葉で印象が決まる。途中までどんないい話をしても、最後にマイナス効果の言葉で終わると、すべてが台無しになってしまう。最初と最後に、プラス表現が含まれていれば、すべてが好印象に繋がるのである。
3.聞き上手のコツ(「聞く」から「聴く」へ)
(1)相手に興味を持つ。
(2)話しやすさをつくる⇒ペーシング
相手と視線を合わす。うなずき、あいづちを適度に挟む。相手が使った言葉を自分も使う。相手の言った事を繰り返す等。
(3)共感的に聴き、反応する
とまあ、こんな感じで講演が進んだ。声は大きく、はっきりしていて明瞭で聞きやすい。やはりアナウンサーだけあってお話は上手である。声の出し方も、トレーニングをいろいろしただけあって素晴らしいものである。今まで、話し方とか聴き方なんて意識したことなかったが、今回のお話を意識して実践していけば、話すことに自信が持てるかもしれない。
また、司会者や講師だけにとどまらず、真打ちの三遊亭圓王師匠との出会いから落語を学び、2008年「三遊亭花王」という名で社会人女流落語家としてデビューし、年に数回高座にも出ているという。次は講師ではなく、落語家として登場してもらうのも面白いかもしれない。
さて、講演は要点が判りやすくまとめられたレジメどおりの内容だった。、
1.相手に好感を持たれるポイント
(1)人は見た目で判断される?
初めて会った人の印象は、出会い頭の数秒が勝負だそうだ。アルバート・マレービアンの法則によれば、人の印象は視覚情報で55%、聴覚情報で38%、言語情報で7%というから、いくら話がうまくても見た目が良くないと好印象にならないのだ。やはり、初めて会う人には、身なりや動作には気を付けないといけない。
(2)笑顔とアイコンタクト
話をする時は、笑顔で相手の視線をしっかり見据える事。ただ、まともに相手の目を凝視するのではなく、圧迫感を与えない程度に見るのがいい。少し視線を下げて顔の真ん中の小さな三角形を見たり、男だったらネクタイ、女だったネックレスを見るくらいの視線でもいいそうだ。これだけで、相手は自分の目を見て話しているように感じる。
(3)言葉と表情、態度を一致させる
面白かったり、楽しい話では、表情や態度も話に合わせて動きを付けると更に好感を持たれる。
2.感じの良い話し方のポイント
(1)「聞きやすい声」で話す。
自分の声を録音して聞くと、自分ではないように感じるが、本当の自分の声がどんな風に相手に聞こえてるかを知るチャンスである。聞きやすい声は、母音がポイントで、アイウエオを少なくとも1ヶ月続けて練習すると効果があるそうだ。劇団四季が開発した「口の体操」はこんな風に行う。まず、アエイウエオアオと言う。次にカケキクケコカコ、サセシスセソサソと続き、タ行、ナ行、ハ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行と同じ母音の並びで発音する。これを1ヶ月続けられればたいしたものだ。
(2)分かりやすく話す
日本語は、間の取り方が違うと、まったく違う意味になる事が多いのでわかりやすく間を取ることが大事だ。
例:私は父と、母について話した。私は、父と母について話した。
(3)「相手が聞きたいことは何か?」を意識する。
(4)最後にプラス表現で終わる会話を!
日本語は、最後の言葉で印象が決まる。途中までどんないい話をしても、最後にマイナス効果の言葉で終わると、すべてが台無しになってしまう。最初と最後に、プラス表現が含まれていれば、すべてが好印象に繋がるのである。
3.聞き上手のコツ(「聞く」から「聴く」へ)
(1)相手に興味を持つ。
(2)話しやすさをつくる⇒ペーシング
相手と視線を合わす。うなずき、あいづちを適度に挟む。相手が使った言葉を自分も使う。相手の言った事を繰り返す等。
(3)共感的に聴き、反応する
とまあ、こんな感じで講演が進んだ。声は大きく、はっきりしていて明瞭で聞きやすい。やはりアナウンサーだけあってお話は上手である。声の出し方も、トレーニングをいろいろしただけあって素晴らしいものである。今まで、話し方とか聴き方なんて意識したことなかったが、今回のお話を意識して実践していけば、話すことに自信が持てるかもしれない。
自分では、良く分からなかったイメージが何となくつかめて嬉しいです。
自分の声を、好きになって人と話すといいのかもしれません。