とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

年賀状を作る

2008-12-21 21:28:55 | 呟き

今日は午後くらいから雨が降りそうだということもあり、予定も無かったので、やっと重い腰を上げ年賀状の作成に取り掛かった。年賀状自体は早めに買ってあったのだが、構想を練るのはいつもぎりぎりになってからだ。

基本的には、すべてパソコンソフトで今回も作ることにする。まず背景を決めなくてはならない。目立ち過ぎない程度の色具合で新年らしい図柄を選び背景とした。そして、その次は来年の干支はなんだったか考えてみた。子丑寅の順番だったはずだから今年が子(ねずみ)で来年は丑(うし)か、などと思いを廻らせた。干支なんてまったく良くわからないが、とりあえず干支は丑として牛のイラストを載せるようにする。

さらにその次は、今年一年を代表するような写真の選別にかかった。山登りやらマラソンやら気に入った写真がいろいろあってなかなか絞るのが難しかったが、なんとか数枚を選択して張り付けることにした。

写真やイラストの位置を決め、新春の挨拶文を載せて差出人の住所氏名を入れるとほぼ完成である。こんなパターンで、自分だけが関係している人用、夫婦共通で送れる人用、妻だけが関係している人用の3パターンを作った。

これで必要枚数印刷して、宛名書きと個人個人に手書きでコメント書き入れればポストに投函できるのだが、今日は裏面だけで終わった。2,3日中に完成できればいいのだが、下手すれば年末ぎりぎりになってしまうかな。なんとか元旦には届くように頑張ってみよう。

2008年浜名湖半周忘年ラン

2008-12-20 22:31:19 | マラソン
今年も走る仲間たちの忘年ランに参加してきた。地元浜名湖を一周すると約80キロあるが、忘年会があるので冬場は半周の約34キロを走る。今年からスタート地点が変わり、東海道線の弁天島駅に集合して走ることになった。最終的な参加者は27名ほどであったが、数名は時差スタートや自主的に浜名湖一周してくる人、自宅から走ってくる人等がいて弁天島スタートは20名ほどであった。


スタート時の集合写真を撮り全員がスタートしたのは9時45分。天気は快晴であり、気温も12月とは思えない温かい日和であった。みんな元気に走り出した。今回は人間以外に一匹のワンちゃんも参加である。

犬の「竜君」は飼い主をぐんぐん引っ張り先頭集団の先陣を切って走っていった。弁天島から浜名湖ガーデンパーク方面に向かうと椰子の木が立ち並ぶ気持ちいいコースだ。

浜名湖の水面は穏やかで、水面は見事なまでに澄んでいた。

村櫛を抜け湖岸沿いの自転車道を進み、舘山寺温泉に着いたのが11時くらいであった。船の出航時間まで少し間があるので、うどんを食べて簡単な昼食とした。舘山寺港から遊覧船に乗ってハマナコスタ港まで30分ほどの船旅を楽しむ。

船に乗らないと浜名湖一周せざるを得ないので、半周する場合は船に乗るのが予定のコースなのだ。船は我々マラニックのメンバーで貸切状態であった。ハマナコスタ港から瀬戸の橋を渡り残り22キロを走る。


このあたりから早い集団とゆっくりの集団にバラけてきた。気温はずっと高く、飲み物を補給しながら浜名湖西岸を南下して鷲津から浜名湖競艇場方面に向かった。

競艇場手前のサンマリンブリッジを渡り、湖岸沿いの道路を直進するとゴールまで僅かである。湖岸沿いの道路から遠くに富士山が見えた。気温が高いので少し霞がかかっていたが、寒い日にはくっきり見える場所である。

喉が渇いて、冷たいものが早く飲みたい状態となっていたが、ゴールの忘年会場まで僅かなので頑張って走った。

ゴールは弁天島の中にある民宿で、目の前がすぐ浜名湖という絶好の場所にある。先着組の仲間がすでに入浴を済ませて会場に入っていたので、急いで自分も風呂に入りさっぱりして会場に戻った。汗をかいた後の風呂は気持ちがいい。あとは、ビールを一気に喉に流し汲むのを待つばかり。それでもまだ全員が揃うまで時間があったので、じっと我慢の子であった。

忘年会は、個人個人の楽しい語らいの後、各自の今年の反省やら来年の豊富、自慢話などで大いに盛り上がり盛況に終わった。ランニングを通じて知り合った仲間は、利害関係が無く、長い時間を共有することによって親交を大いに深めることができる。自分にとってはこれが大きな財産だ。また、みんなの話しを聞いて大いに刺激を受けた。来年以降の目標もこれで大体定まってきたといえる。

以下の写真は付録。帰り際に浜松駅前で見た「冬の蛍フェスタ」のイルミネーションのツリーである。



社会人大学20年皆勤した人

2008-12-19 20:58:08 | 呟き
私の知人のHさんは、社会人大学という教養講座に参加して20年連続皆勤賞をいただいたそうである。普通の大学とは違い、広範囲に教養を身につけるための講座で、講師は全国的にも有名な写真家、ピアニスト、詩人、シンガーソングライター、落語家、アナウンサー、大学教授等魅力的な人がかわるがわる登場してくれるそうである。こういう人たちの講演を聞く機会はなかなか無く、大学という形で定期的に参加して聞けるということは素晴らしいことである。いろんな分野で事を成した人たちの話は人生を豊かにすることであろう。年に12回ほどだそうだが、20年一度も休まず皆勤だったということはまさに奇跡に等しい。1年とか2年ならまだしも20年という長さは驚嘆に値する。

Hさんから聞いた言葉にこんな言葉がある
  十年 偉大なり
  二十年 おそるべし
  三十年にして歴史になる   鍵山秀三郎

まさに恐るべしHさん。きっと30年続けて歴史になることだろう。
何事も続けることが大切だということを、あらためて教えてもらった気がする。
自分も走ることを始めて20年、スキーや山歩きはそれ以上続けている。どれもやめる気はまったく無い。Hさんのように社会人大学に参加して、まだ知らないいろんな知識を高めてみたい気もある。会社だけを往復の人生にはしたくないなとあらためて思う。そして、定年後にも楽しめるものを今のうちに一杯吸収しておきたいものである。

年金にまつわる怒れる話

2008-12-18 18:52:15 | 政治
毎朝、少しだが「みのもんたの朝ズバッ!」を見る時間がある。みのもんたにはいろんな批判もあるが、この番組でズバッ!と言ってくれている事は共感を得ることが多い。特に年金にまつわるあきれた話や怒れる話は枚挙をいとわない。

今朝も、社会保険庁のミスにより年金を何十年も貰えず、病床に臥せっているお年寄りの話があった。貰えるべき年金総額は3500万円以上との事であったが、ミスが分かり1年以上もたつのに未だに一銭も支給されていないそうである。このお年寄りは定年後、年金が貰えず一生懸命他の仕事について働いていたらしいのだが、そのせいで体を壊し現在は寝たきりになってしまったそうである。ミスがなければ、定年後は年金で旅行や趣味を楽しむ生活ができただろうに、年金が貰えないことでまったく違う人生を歩んでしまったのだ。

社会保険庁のずさんな体制は、日本の年金制度の根幹を揺るがし高齢者の老後の楽しみを蝕んでいるのだ。ミスが分かっても処理すべき事案が何十万件に達し、ただちに取り掛かれないというのである。この先延ばしによって年金を貰えずに亡くなっていく人たちが何十万人もいることだろう。国家的な詐欺を起こした当事者たちは何の処分もされずに、静かに時が経つのを待っているのだろう。自分が年金を貰える時は、はたしてくるのだろうか。厚生労働大臣が大見得を切って年金問題を最後の一人まで明らかにするといった言葉もむなしい。結局は、うやむやにして払わなければならない人たちが亡くなるのを待っているのだろう。国も銀行も保険会社も信用できないとなると、頼りになるのは現金ということか。先が見えない嫌な時代になったものだ。

リンゴが一杯

2008-12-17 21:55:03 | 呟き

ここ一週間の間に、立て続けにリンゴが宅配で送られてきた。果樹園の一坪オーナーになっている娘、秋田に実家がある親戚そして長野の知人からと3箇所から箱入りのリンゴが送られてきた。贈答品なんてめったにこない我が家であるが、うれしい悲鳴を上げている。

みんな大粒で蜜が一杯入ったあまーいリンゴだ。リンゴは大好きで、長野に行くと自分へのお土産に必ず買ってきている次第だが、これだけあるとしばらくリンゴを買ってくる必要はないようだ。送られてきた時期が重なってしまい、とても我が家だけでは食べきれないので親戚や隣近所にも配ったが、まだかなりたくさんある。あまり日持ちもできないと思うので毎日せっせと食べているのだが、傷み始めているのもあって心配。

せめて1~2週間くらいずれてこればよかったのだが、今が旬ということなのだろう。送ってくれた人の気持ちを考えればありがたいことである。このまま傷んで処分するようになっては申し訳ないので、もう少し誰かに分けるようにしよう。

WOWOW 連続ドラマ「プリズナー」見終わった

2008-12-16 20:49:40 | ドラマ
WOWOWで放送された第2弾の連続ドラマ「プリズナー」をやっと見終わった。5週連続で放送されたが、なかなか見る時間がなくてビデオにとったのをまとめて見た。第1弾の「パンドラ」も見ごたえがあって面白かったが、今回も最後まで誰を信用していいのかわからないハラハラドキドキの展開でじっくり楽しむことができた。

このドラマは、原作の「P.I.P.プリズナー・イン・プノンペン」をベースにしたもので実話だそうだ。原作本は著者が小説家ではないため、本としての評判はいまいちのようだがドラマとしては、成功を収めた作品ではないかと思う。ストーリーは下記に記載したとおりで詳細はそちらを見てもらえればわかる。とにかく、平和な日本に暮らしていた普通の日本人が、遠い異国の地で無実の罪で投獄される恐ろしさというものを体感した。警察や弁護士、裁判官、友人、大使館員など普通に考えれば信頼できるはずの人たちが実は敵であったり、協力してくれないとなったら誰を信じればいいのか。主人公の苦悩がびんびんドラマを見ながら感じた。主人公は何人もの人に騙されながらも、自分の考えを貫き最後に大きな勝利を勝ち取ったのである。しかしそこに至るまでには、最後までくじけない並外れた精神力がなければできなかったことである。最後の最後に逆転で勝利を勝ち取る主人公の姿には快感を覚えた。まさに痛快な勝利であった。

このドラマは実話に基づくということで、海外では日本の常識は通用しないということは肝に銘じておかなければならないと思う。海外旅行に行く場合には、やはりその国の状況を良く調べておかねばならないだろう。そして、自分の身は自分で守るという気持ちを持っていかねばならないということも強く感じた。

イントロダクション(WOWOW ホームページより)
「パンドラ」に続く、連続ドラマW第2弾がいよいよスタート! 無実の罪で半年間に渡って収監された著者の壮絶な実話が話題を呼んだ「P.I.P.プリズナー・イン・プノンペン」をベースに映像化したヒューマン・サスペンス。原作は、東南アジアの警察官の汚職、日本大使館の見てみぬフリをする態度など、目を疑いたくもなる実態を赤裸々に描き出版まで1年以上も要した問題作。今回は、舞台を東南アジアの架空国“SERAIVIA(セライビア)”に移し、監獄からの脱出劇をスリリングにドラマ化する。無実の罪で投獄される主人公を映画『手紙』でも囚人役を演じた玉山鉄二、事件を追う週刊誌記者に鶴田真由、怪しげな現地人に大森南朋が扮するほか、中村俊介、佐田真由美、小日向文世、松重豊、石黒賢ら豪華キャストが多数出演。また監督は、ドラマW「震度0」や「横山秀夫『ルパンの消息』」など群像劇を数多く手がけている水谷俊之、脚本は、映画『DEATH NOTE デスノート 前編』『DEATH NOTE デスノート the Last name』の大石哲也が担当する。本作は、東南アジアの混沌とした国が舞台のため、連続ドラマWシリーズでは初となる海外ロケを敢行。主要キャストをはじめ撮影陣が1ヶ月間タイに滞在し、リアリティ溢れる意欲作になっている。最後まで息つくことのできない騙し騙されのストーリーから目が離せない!
Story
とある事件がきっかけで教師の職を辞した井沢圭吾(玉山鉄二)。大学時代の先輩で、東南アジアの小国セライビアで孤児院を経営している譲原(中村俊介)を訪ね、しばらくは孤児院を手伝うことに。そんな中、譲原は資金を提供してくれるというジョイという男の口車に乗せられ、全財産を失う。怒った圭吾はジョイに金の返却を求めるが、警察に裏金を払ったジョイの策略により、逮捕されてしまう。獄中で絶望に陥っていた圭吾は、同房の謎の男ポン(大森南朋)から脱獄計画を持ちかけられるが…。

祝!真央ちゃん優勝

2008-12-15 22:28:18 | ニュース
本当は昨日のブログに載せたかったのだが、マラソンのことを載せたので今日載せることにした。多分多くの人たちが金曜日と土曜日のテレビ放送を楽しみに見ていたに違いない。

フィギュアスケート・GPファイナルで浅田真央ちゃんが見事優勝したことである。前日のショートプログラムでキム・ヨナについで2位だった真央ちゃんはフリーの演技で見事逆転して優勝を決めた。女子では国際大会初の快挙となる2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させたことは見事であった。はっきりいって、トリプルアクセルやらダブルアクセル、サルコー、ルッツ、フリップ等どこがどう違うかまったくわからない素人の自分だが、荒川静香の金メダルから始まったフィギィアスケートの注目度は浅田真央の活躍でお茶の間の大きな楽しみになったともいえる。

彼女の演技は、素人が見ても他の選手とは明らかに違う安定感と美しいジャンプが光る。高く、美しく、華麗な放物線が描かれた「トリプルアクセル」を見た瞬間、真央ちゃんの優勝を確信した。しかも女子で初めて2度、決めたということだけでも素晴らしいものだ。しかも、優勝しても舞い上がることなく、慎重に言葉を選んでいる真央ちゃんの態度には感心した。少女から大人の女性へと変貌して、さらにいいスケーターになってきたことを感じさせられた。

ライバルとなる韓国のキム・ヨナは、自国での開催で大きなプレッシャーを感じていたのか、2度のミスで浅田に逆転を許してしまったが、それでも3位以下の選手と比べたら差は歴然で、今後も浅田とのよきライバル関係で切磋琢磨していってもらいたいものだ。今回のGPファイナルには日本からは中野友加里や、安藤美姫も出場していて日本のレベルはすごいものだと感じている。これからも冬場の楽しみで女子フィギュアスケートには注目していきたい。

第20回袋井メロンマラソン参加

2008-12-14 19:17:55 | マラソン
今日は袋井メロンマラソンのフルの部に参加してきた。去年は膝の故障のためエントリーしたけど棄権したので2年ぶりだ。朝から雨模様で、いまひとつ気分が乗らずに家を出た。会場となるエコパスタジアムの手前までは順調に行けたのだが、駐車場手前から渋滞となり手間取ってしまったが、受付終了時間には何とか間に合った。

いつものスタンド席の場所に荷物を置くと、顔なじみの人たちが続々と集まってきた。開会式は雨という事で室内で行われ、会場の選手たちは大型スクリーンでその様子を見守った(ほとんどの人は無視して自分の準備に忙しかったようだが…)。その後、エアロビで体を動かして準備運動とした。そうこうしているうちに、フルのスタート時間になりスタート会場に向かった。スタートラインに立つ選手の数が異様に少なく感じたが、気が付かないうちに一杯になり安心した。みんな雨に濡れたくなくて屋根のある場所で待機していたようだ。

1ヶ月前の湘南マラソンでは5時間もかかり、今回も制限時間内に入れるか心配であったが、スタートしてから中間点まではちょうど2時間くらいと結構調子よく走ることができた。前半は平坦なコースが多く楽なのだが、後半からアップダウンが結構出てきて、35キロ付近と40キロ付近の登り坂はきつく歩いてしまった。結局4時間23分ほどでゴールできたのだが、やはりこんなものかなと自分の中では納得して帰ることができた。先月のフルの後は、マラニックで60キロ走ったのが目立つくらいで、あとは思いついたように数回走った程度で練習不足は否めない。しかもウルトラやるようになってスピードがでない。サブフォーとかは夢物語だ。ただ、自分でもそんなに早く走りたいとも思わないので、フルは5時間以内で今後もコンスタントに走ればベストだと思っている。

しかし、今年はメロンが少なかったなー。何年か前は腹いっぱいメロンを食べた時もあったのに残念だった。これも不況のなせる業かな。

京都ハーフマラソン来年で中止らしい

2008-12-13 17:50:04 | マラソン
今日のネットニュースでこんなニュースを見つけてびっくりした。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081213k0000e040012000c.html

最近は出ていないが何年か前までは何回も出ていた大会なので、中止になると聞いてショックである。最近のマラソンブームで各地で新しい大会ができてきているだけに、京都で何故なんだという気持ちになってしまう。原因は、市の財政難ということで大会の運営費約1億4000万円のうち6000万円を市が負担し、残りを企業の協賛金やランナーの参加料(5000円)で賄っていたが、不足分を補う繰越金も、支出の増加によって今年度で底をつき、運営継続は難しいと判断したそうだ。

財政難という理由は、最もなのだが、誰もが参加したい大会だったかどうかという点も考えてみたい。スタートは平安神宮からと京都らしいが、その後のコースはビル街と普通の一般道を通るだけの普通の市民マラソンと変わらない点が物足らない。誰もが京都といえば、有名な神社や寺院を思い浮かべるのに、そんな場所はほとんど通らない。しかもハーフマラソンで制限時間が2時間とかなり厳しい。京都らしい景色は僅かで制限時間に間に合うために気楽に走ることもできなく、いつの間にか遠のいてしまった。

東京マラソンが制限時間7時間、参加者3万人、参加料1万円という内容で圧倒的な人気を誇っている点を考えれば、世界遺産に恵まれた最高のコンテンツを誇る京都で東京マラソン並みのフルマラソンの大会ができれば、どんなに素晴らしいものだろう。しかも海外での知名度も抜群である。今回の中止決定はフルマラソンの開催を目指すための苦渋の決断ということでもあり、発展的中止と捉えたい。東京マラソンが高嶺の大会になってきている今、それに代わるビッグな大会として京都でのフルマラソンの大会開催を大いに期待したいものだ。

日本人のお酒の飲み方はCOOLか?

2008-12-12 23:59:29 | 呟き
NHKのHV放送でやっている「COOL JAPAN ~発掘!カッコイイ日本~」という番組が好きでよく見ている。今、世界中で「COOL JAPAN」というキーワードが飛び交っているらしい。ファッションやアニメ、建築、料理など、私たちが当たり前と思ってきた日本の様々な文化が外国の人たちには格好いいモノとして受け入れられ、流行しているというのだ。

この番組は、来日間もない外国人が多数登場する。彼らの感性を通してクールな日本の文化を発掘その魅力と秘密を探ろうという番組で、世界の文化と日本の文化の相違があらためて浮き彫りとなり非常に興味深い。外国人は積極的に意見を言ってくれるので、日本文化のCOOLなところをほめてくれると嬉しいし、これは変だということを聞くとなるほどなと思い、海外に行ったら気をつけなければならないと思ったりもする。過去には大和撫子、お父さん、地下、観光、台所、おもちゃ等のテーマが放送された。

そして、今回は『お酒』というテーマであったが、これもなかなか興味深かった。まず、日本だけだろうという点は、駅、コンビニ、酒屋等何処でも気軽に酒が買えるという点である。しかも自動販売機もあってビール、焼酎,日本酒等選り取り見取りに買えることだ。これは海外ではありえないことで、便利でいいという外国人もいたが、ほとんどの国ではお酒は隠れて買うもので買える時間や曜日も決まっていて購入に当たっては規制が厳しいという状況を知った。日本はお酒を飲むことについては、寛容な国なのかもしれない。最近飲酒運転が厳罰化の流れになっているが、飲酒はいろんなシーンで見られ日本人は世界でも一番酒飲みなのかもしれない。酒が強そうなロシア人やドイツ人も日本人のほうが酒飲みだと発言していた。

また、お酒を飲む場所としては海外ではパブやレストラン、パーティ会場等が多くいずれも不特定多数の人が集まる場所か個人の家ということだが、最近日本でも増えた個室の居酒屋が人気のようであった。若いうちは出会いを求めて賑やかな酒場に行きたくなるのだが、ある程度落着くと静かな個室で仲間内で飲むのがよくなってくる。そんなことから海外にはない個室居酒屋はCOOLだと評判であった。また、酒屋で買った酒をつまみと一緒に奥で飲めるシステムも海外ではないそうである。これは古くからの日本の伝統であり、立ち寄った外国人は感激していた。

そして、昔からの『接待』にはお酒は欠かせないものだが、接待のプロが伝授する接待の極意はなるほどと思いながらも、自分でもそのくらいはやっていたなと思い、あらためて間違ってなかったと安心した。この日本式の接待術は外国人には大いに受けたようである。特にお酌という行為は日本独自のもので、海外では人のグラスに酒を注ぐことはないそうだ。だからなおさらお酌してもらうと、感激も大きいようであった。だから、外国人とお酒を飲む機会があったら積極的にお酌をしてあげるといいかもしれない。特に日本人の女性が外国人の男性にしてあげると喜ばれるようだ。