ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

スマートウェイ推進会議 提言フォローアップ

2005年09月01日 | ITS
国交省道路局ITSホームページに、スマートウェイ推進会議の提言フォローアップが掲載されている。
パワポ資料のPDFだ。

余談だが、国交省のITS関連資料に必ずでてくるこの男、なんともいえず気持ち悪いと思うのは私だけ?



この資料は前回7月の会議での発表に多少手を加えたものだが、注目ポイントは以下の通りだ。

・路側機から車内への渋滞情報提供手段としてDSRCを使ってVICSをやる、
 と明言している。

・そしてVICSの精度アップのためにプローブ情報を収集する、としている。
 実際にVICSプローブ懇談会が始まった。
 ここの記載では、現在ある光ビーコンのアップリンク情報活用のことか、
 将来のDSRCを使うVICSのことかは定かではない。

・ETC車載器ではなく、ITS車載器なるものが登場している。
 ICチップ埋め込みの汎用クレジットカードで、DSRCサービスを対象としている
 らしい。
 ETCでは普及が頭打ちになるためだろうか?

・ところがその肝心のDSRCサービスだが、ずいぶんとトーンダウンしている。
 2007年から公共駐車場で始める、ということで、ドライブスルーや給油所
 の決済に関しては積極的な言及は見られなくなった。

 このITS車載器なるもの、何を消費者ベネフィットとし、どうやって普及させるつもりなのだろうか。