昨夜、ETCを装着した。
帰宅したらETCカードが届いていたので、子供のように我慢できず、夜遅く暗い中で作業をした。
装着自体はどうということなく完了したが、結局配線はACC電源とアースだけ、という至極簡単な物だった。
これなら、シガーライター電源で十分だ。というか、何故車に装着する必要があるのか。簡易装着できるシガーライター式のアンテナ一体機にすることも出来たと思う。
車にきちんと装着しなければならないのは、車載器と車をマッチングさせるためだ。現在の仕組みでは、一旦取り付けたETCはその装着する車両情報をインプットされており、他の車では使えない。これがセットアップである。
しかし、ここがETC普及に弾みがつかない最大の理由だと思う。
月イチ高速ユーザーにとって、ETCは欲しいとは思ってもその装着に関わる手続きが煩雑で、なかなか後付をするまでに至らないのだろう、というのが私の分析である。
問題は価格ではない。実勢価格1万円+αであり、それが5千円になっても需要が急増するとは思えない。
ETC普及が伸び悩んでいるのはこの複雑な仕組みを考えた人間の失敗である。
例えば、シガーライター方式にしてセットアップを廃止し、軽自動車用、乗用車用、トラック用、トレーラー用などを分けて販売すればいいのだ。どうせゲートでは車のサイズを見ており、不正は排除できるはずだ。
セットアップが要らないから、車検証情報が無くても購入可能。
小売店で買ってすぐ使えるし、セットアップ料も装着工賃も要らない。
ORSEは5000円程度の各種インセンティブを打っているが、それに匹敵する金額負担が軽減される。
セットアップ時にナンバープレート情報も入れ込み、不正利用がないようにゲートのカメラでナンバーとのマッチングをチェックする仕組みになっているが、そんなにセキュリティを強化する意味がわからない。
事実、誤作動防止のためそのチェックは行われていない、という噂もある。
簡易タイプにすれば装着工賃を払う、セットアップ料を払う、車検証情報が必要、専用カードが必要、といった複雑な仕組み=販売阻害要因の大きな部分は回避できたのだ。
ちなみにアメリカのETCであるEZGOは簡易タイプである。
ETC普及の鈍化は車載器の価格にあるという主張は、自らの失敗を認めない態度だ。そして、それを無理矢理ねじ伏せる為の各種インセンティブを打っているが、このコストは結局利用者につけが回ってくるのだ。
高速料金が異常に高いことが、組織的なカード偽造を誘発した。
それを警戒するあまり、ETCは必要以上にセキュリティを強化したんだと思う。
でも、一部の悪意ある行為を防止する為に大多数の善人が迷惑するような仕組みを作ってしまうことは企業が往々にしておかす過ちだということを銘記して欲しい。
帰宅したらETCカードが届いていたので、子供のように我慢できず、夜遅く暗い中で作業をした。
装着自体はどうということなく完了したが、結局配線はACC電源とアースだけ、という至極簡単な物だった。
これなら、シガーライター電源で十分だ。というか、何故車に装着する必要があるのか。簡易装着できるシガーライター式のアンテナ一体機にすることも出来たと思う。
車にきちんと装着しなければならないのは、車載器と車をマッチングさせるためだ。現在の仕組みでは、一旦取り付けたETCはその装着する車両情報をインプットされており、他の車では使えない。これがセットアップである。
しかし、ここがETC普及に弾みがつかない最大の理由だと思う。
月イチ高速ユーザーにとって、ETCは欲しいとは思ってもその装着に関わる手続きが煩雑で、なかなか後付をするまでに至らないのだろう、というのが私の分析である。
問題は価格ではない。実勢価格1万円+αであり、それが5千円になっても需要が急増するとは思えない。
ETC普及が伸び悩んでいるのはこの複雑な仕組みを考えた人間の失敗である。
例えば、シガーライター方式にしてセットアップを廃止し、軽自動車用、乗用車用、トラック用、トレーラー用などを分けて販売すればいいのだ。どうせゲートでは車のサイズを見ており、不正は排除できるはずだ。
セットアップが要らないから、車検証情報が無くても購入可能。
小売店で買ってすぐ使えるし、セットアップ料も装着工賃も要らない。
ORSEは5000円程度の各種インセンティブを打っているが、それに匹敵する金額負担が軽減される。
セットアップ時にナンバープレート情報も入れ込み、不正利用がないようにゲートのカメラでナンバーとのマッチングをチェックする仕組みになっているが、そんなにセキュリティを強化する意味がわからない。
事実、誤作動防止のためそのチェックは行われていない、という噂もある。
簡易タイプにすれば装着工賃を払う、セットアップ料を払う、車検証情報が必要、専用カードが必要、といった複雑な仕組み=販売阻害要因の大きな部分は回避できたのだ。
ちなみにアメリカのETCであるEZGOは簡易タイプである。
ETC普及の鈍化は車載器の価格にあるという主張は、自らの失敗を認めない態度だ。そして、それを無理矢理ねじ伏せる為の各種インセンティブを打っているが、このコストは結局利用者につけが回ってくるのだ。
高速料金が異常に高いことが、組織的なカード偽造を誘発した。
それを警戒するあまり、ETCは必要以上にセキュリティを強化したんだと思う。
でも、一部の悪意ある行為を防止する為に大多数の善人が迷惑するような仕組みを作ってしまうことは企業が往々にしておかす過ちだということを銘記して欲しい。