ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

イーテックってなんだ?

2006年01月20日 | ITS
4年以上前に決まったETCの愛称らしい。
むなしいページを見つけてしまった。

そもそも、この愛称の普及以前の問題としてETC関連の広報活動は最低である。
深夜早朝などの割引、マイレッジの存在、その仕組みなど、こちらから努力して調べようとしない限り絶対にわからない。
調べようとしても、WEB上でその説明ページに行き着き、それを100%理解するのには相当の根気が必要だ。

なんとかしたらどうなの、と思う。

車載チューナーが地デジの切り札?

2006年01月20日 | ITS
政府が地上波デジタルテレビの普及に躍起になっている一方、家庭用TVではさっぱり盛り上がっていないのはご存知の通り。
2011年のアナログ波停止という強硬手段に対しても、どうも国民は「まるで信じていない」かのような反応である。
小売店に対して、「このテレビは2011年から見ることが出来ない」という表示が義務付けられたが、量販店の店頭では「見ることが出来なくなる」TVのオンパレード状態だ。
普通に考えたら、5年で使えなくなる耐久消費財なんて誰も買わないと思うのだが。
お茶の間視聴者の大多数が今のTV放送の内容と画質に不満がない以上、これは当然とも思える。

というわけで、政府は結構あせっているだろう。

一方で、車載TVである。
走行中も画像が乱れないので明らかに地デジのメリットがあり、数年の内に車載TVチューナーは地デジに切り替わると思われる。
また、最初は「10回ダビングしたXXビデオ」と酷評されたワンセグも、放送局側の圧縮技術が改善され、結構みることができるようになった。

12セグが見れない場所でもワンセグなら見ることが出来る。
もともと12セグが入らないようなところは車載TVではアナログの受信も悪い地域であり、多画質が劣っても乱れないワンセグのメリットは十分ある。

おそらく、政府にとっても車載は地デジ普及の希望の星なのだ。

ところが、車載の地デジにはもうひとつ重要な問題が隠れている。
それは走行中の視聴による事故の懸念だ。

今、業界の自主規制で運転席から見えるモニター(ほとんどはナビ画面)は走行中TVが映らないようになっている。しかし、ご存知のように過半数のユーザーが映るように加工してる。
諸外国ではほとんどが法規制されているが、わが国では法律はない。あくまで自主規制である。

現在は、走り出せば画像が乱れるので、走行中画面を注視することはあまりないだろう。
しかし、これからは走行中も安定した画像が映るようになるのだ。

続く