ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ネットと新聞

2010年06月08日 | 雑記
最近、産経新聞のiphone版を通勤時に見ている。
フルコンテンツを無料で提供しているのには驚くが、当面iPad版でも課金の予定はなさそうだ。(月額1500円でした)

ダウジョーンズのCEOであるレスリー・ヒントン氏が来日し、7日に東京で行った講演でネット版新聞の課金について言及している。

いわく、コストがかかる高品質のジャーナリズムを無料でばらまいたのが大きな過ち。多くの新聞社がそのツケを払っている。その結果、コスト削減のために合理化を進め、取材・編集力が弱体しクオリティを落とすという悪循環に陥っているという。

そして、この悪循環から抜け出す可能性をiPadなどの電子ブックに見出すことができる、という。

たしかにiPadで新聞がフルに読めれば、紙の新聞はいらないだろう。
となると、新聞購読料が浮く。
そこで初めてネット新聞の有料購読について現実味がでてくる。

同じことはその他の紙メディアにも言えることだ。

一方で、偶然本日の各新聞に日本新聞協会の調査記事が出ている。
それによれば、新聞を読んでいる人は91%。2年前の調査から1%しか下落していない。
また、平均接触時間は24分だという。

ちょっと本当かな、と思う数字だ。
テレビ欄だけ見る人も読んでいるにカウントされるような調査設計だったようだが、今後は数字も変わってくるに違ない。