留守宅には義兄からもらったB15サニーがある。もう絵にかいたようなどうでもいい車。
とはいえ、ETCくらいはつけないとと思い一時帰国中に手配した。
ネットで、車検証と免許証の画像を送付すればセットアップして届けてくれる通販業者がある。
パナソニックの一番安いタイプで5000円強なのでそれにした。料金所を通過できれば何でもいい。
このブログでETC2.0をさんざんこき下ろしている以上、自分でも装着しレポートするのが本来なのだろうが、2.0は2万円強。圏央道を走ることもないのでやめておいた。
でも、実際のディーラーやカーショップの販売現場では様々なセールストークで2.0が販売されているのだろう。
メーカーとしても単価の高い2.0に商品ラインナップをシフトしているようで、最近は2.0のほうが多くなった。
しかしはっきり言って価格差のメリットはない。おそらくセールストークは将来の渋滞回避経路割引などを謳っているのだろうが今のところその価格差にみあうメリットがあるかはわからない。
また、その割引は2.0でなくともできるはずで、今後そうした割引が2.0だけに行われるとしたら「本末転倒」なのだ。
ということで、どれだけの人が本当のメリットを理解して2.0を装着しているのか。この状況は4Kテレビにちょっと似ている。
我が留守宅は55インチの非4Kテレビだけど、画面に不満なんて1ミリも感じない。でも、売り場で「大画面になると4Kでないとダメ」と販売員に言われれば、普通の人はそんなものかと思うし、10万以上の買い物であればあと数万円の差ならいいほうを買おうと思うだろう。
結果、いらないものを買わされているのだ。
ETCに戻る。
ETC本体は5000円強で買った。電装品の装着は自分でできる。しかし、セットアップ手数料3000円弱がどうしてもかかる。
この手数料くらいお客を馬鹿にしているものはない。
ETCは道路会社にお金を払う機械だ。その機械をユーザーが自分でお金を出して買うこと自体すでに間違ってると思うのだが、さらにそれが使えるように登録するための手数料をユーザーからとるってどういうこと?
例えば交通カード。スイカはカード代を負担しなけりゃならないってのはわかるけど、使用にあたってカードを登録するから手数料払えと言われたら怒るよね。
ETCはセットアップを代理店がやっているから手数料がかかるのだ、というのだろうが、そんなのは道路会社が負担するのが筋だろう。
今は知らないが、最初のころはセットアップは専用回線、専用端末でだったらしいけど、そんなのいまならネットでやれば経費なんて掛からない。
この手数料は本当に理解できない。代理店の利益の一部になってるからやめられない、という事情も透けて見えるけど、これははっきり言って一刻も早く廃止するべきだと思う。