今日は海印寺(ヘインサ)へ

出店を通り
宿から20分程の道のりで山門の解脱門だ



解脱門を潜り

なおも潜る

更に潜る


息を切らせて上り詰めると石塔や伽藍が点在する中庭に出た
小学生の課外授業だろうか
先生を先頭に緑や赤、ピンク、黄色の旗の間を手を合わせ何度も何度も回り歩いている
日本には無い小さい内から先祖を敬う心、それを育てる姿を恨めしく見つめた




最上段には蔵経板庫が有りここには木版経典や八方大経典が収められているという
それを目にする事は出来ないが、ここから見下ろす複雑に入り組んだイラカの美しさは実に素晴らしかった





お堂内部、その傍に伽耶山から流れ出た甘露水が有り私も有り難く一口頂戴させて戴いた
大木は新羅の時代のチョーチオンが植えた物
チョーチオンは昨日バスで通ってきた伽耶の出身で琴造りの名人なのだとか
因みに伽耶は皇室の先祖がここから来た事を小説で読んだ事が有ると主人は言っていた
とてもとても想像できない山間の鄙びた場所だ



いきなり「ソンセニムン チェイル ハングㇰ サラミエヨ?(在日韓国人なのか?)」
海印寺の案内人に呼び止められた
主人の話す韓国語を耳にして、たどたどしさが感じられたのだろう
案内人「ヨギェヌン メイル イサンペンミョン カングァンケキ チャジャオゲスミダ
これを日本語ではどうに言いますか?」
主人「ここには毎日2~300人の観光客が訪れます・・と言います」
案内人「貴方は本当にオリジナル イルボン(日本人)ですか?」
主人「えぇ、日本人ですよ」
案内人の言葉はすべて韓国語だが後で主人が私にオリジナル イルボンか?だってよと笑いながら話す

その頃、私は別の女性に声を掛けられていた
逆にオリジナル 韓国人ですかと言いたいくらい違和感の感じられない日本語の堪能な女性だった
「日本にいらした事が有るのですか?とてもお上手ですね」と言うと
「とんでもありません、私は一度も日本へ行ったことがないんですよ
娘が現在、東京の学校で学んでいるものですから私も少しずつ始めているんです」と言う
他人との日本語は久しぶりだったので主人が主人なら私は私で花が咲くほど話し込んでいた

中庭に戻ると未だ若い僧が交代で大太鼓を鳴らしていた
写真を写させて頂いても宜しいですか?と聞くと「どうぞどうぞ」
未だアドケナサが残る顔が可愛い僧達だった





時刻は未だ11時を回ったところ
これからどうしよう

続く
