たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

伽耶山サンワンポン (韓国の旅)

2014年06月17日 | 海外旅行
登山口(11:00)昼食(13:00)ポンジョンテ(13:56)サンワンポン山頂(14:00)下山(15:30)→休憩含む


海印寺の見学も粗方終わったので

寺の上に頭だけ見えていた伽耶山の全容が見える所まででも歩こうかと登山道に向かった

左に音を立てて流れる渓流が右に流れを変える辺りに

入山者名簿が有ったが登頂する気も無かったので記帳せずにそのまま緑の中に分け入る


後方から男女6名の登山者が私達を追い抜きながら

「何処まで行くんですか?」と声を掛けた

行ける所まで行ってみようかと思っていると言うと「お先に」と言って速足で登って行った

何せ飲みかけのペットボトル一つと

宿の向かいの食堂で作って頂いたキムパプしか持ち合わせがないのだ

30分ほど緩登すると先ほど追い抜いたグループが休憩をとっており

私達が通り過ぎようとすると「ミニトマト食べませんか?」と差し出す

有り難く頂戴し少しばかり会話を交わして別れたが

それからは後になり先になり声を掛けたり掛けられたり






登山道の両側がツツジの群落に包まれると

いよいよ勾配もきつくなり足元も岩交じりに変わった




もう時刻は1時になろうとしている

スタミナ切れで主人の後に付いて行くのもしんどい

主人が先に行き格好の休憩場所を探してくれていた

やれやれ

このキムパプ、結構なお値段だなと思っていたら何と4本分入っていたのだ

「あの食堂の若主人、英語が堪能だったね 韓国語話すより会話が進んだのじゃない?」

なんて事を言いながら取り敢えず2個分を食べ再び歩き出す


階段を登り詰めるとようやく伽耶山のサンワンポンが見えてきたが相変わらず木の向こう

私を思いやっての言葉なのだろうが「此処まででいいかな」と主人

「もう少し行こうよ」と私

ただ、ここの景色は素晴らしかった

暫く眺めカメラを向け息を整えてまたガンバロウ 










しかし、ここからがキツカッタ

旅行前に20日間余り寝込んだ事が私の体力にかなりヒビイテいる様だ

下山の女性がどんなマスクをしていたか、この時 私は気付かなかったが

後で主人が写した写真を見て思わず吹き出してしまった

この先の旅行中、街の中でも、こんなマスクをした人に かなり出会う事になるのだが

中には男性も着用しているのには驚くばかり

それにしても私の格好


ポンジョンテと言う伽耶の19名所である大岩に出たとき

急に視界が開けサンワンポンは目の前に迫ったいた



とてつもなく




そしてまさか来るはずでなかったサンワンポンの頂に立てたのだ

因みに伽耶山はここから4時間以上先、とてもとても行ける距離では無い


私達はお水も十分な量が無いため早々に下山する事にしたが

丁度その時、先になり後になって登って来たグループがやってきたので

「皆さんのお蔭で予定外の頂上に立つ事が出来ました」と手を付けなかったキムパプを渡すと

お礼にマッコリ(軽い酒)を下さった

さぁて下山開始

「何してんだよ」「だって、この岩 滑るのよ~」




登る時は夢中だったので気付かなかったが

とてつもなくデッカイ一枚岩が有った

登ってみると願望よろしく折り重なるような山々が遥か彼方にまで続いているのが一望できる

去りがたい場所だったので暫く休憩を取りましょうか






ツツジの群落を抜け林間を歩く様になれば山道もグッと歩きやすくなる

ノンビリ歩いていると山岳ツアーの団体が足早にやって来た

この人達に限らず韓国の登山者は歩くのが早い

足元に咲く可憐な花たちに目を向ける者など殆ど居ない

お先にどうぞどうぞと道を譲った


登山口に帰り着いたのは3時半頃だったか

前方から庵主さんが・・・どこへ行くのだろう


夕食は宿の隣の例の食堂で

何故か子供に好かれる主人

ここでも子供たちが寄ってきて離れない

ところが両親はと言うと「お食事中、申し訳ないですね」でもなく

帰りには私達夫婦を横目で一瞥するとそのまま食堂を出ていった

反日? ふとその二文字が浮かんだ


出会った花々

    


  


  


  


  

  


                                         
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