たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

埼玉 鐘撞堂山~小川和紙の里(世界無形文化遺産) 2/22

2016年02月25日 | 登山

春と冬が交互に行ったり来たりと目まぐるしい2月

温かさが戻った22日、「ゆっくりと」さんが歩いた道をなぞってみた

円良田湖への道に入ると上空に彩雲

これは幸先よさそう ♪




円良田湖はヘラブナ釣りで知られるダム湖だ

太公望がノンビリ釣糸を垂らす光景を横目に登山口に近い駐車場に車を停めた

鐘撞堂山は忘年山行で鍋を担ぎ上げもう十回以上は登っているが

何時も登るのは寄居駅からのルートなので、こちら側からは初めて


「見て見て!雪で傷められたこの木「ゆっくりと」さんのブログに有ったのと同じ」

この木ですよね、ゆっくりとさん!




椎茸栽培の榾木がを見る辺り熊に注意ではない頭上倒木注意の案内

確かに倒木が目立つ

斜面を見ると表土の薄い岩盤地層の為、根が十分に張れないのが原因なのかもしれない




動物たちがヌタ場に利用しているらしい湿地帯を右に見て木漏れ日の道を進むと

これはニワトコだろうか、早春の息吹きを見つけた


このコースは山頂までの最短コースらしい

かなり、ゆっくり歩いてきたのに40分でもう山頂に到着してしまった




鐘撞堂山の山名の由来は

戦国時代、見張り場で有ったこの山に鐘を置き危急の役に建てた事によるらしい

確かに330・2mの低山で有るにも関わらず展望はすこぶる良く


寄居の街や比企丘陵、外秩父の山波が一望だ





赤城山と子持山の間には雪を白い武尊山が

そして家から眺める形そのままの榛名山

倍率の高い双眼鏡で見れば我が家が探せそうだ




蝋梅と桜の若木に僅かな花を付けていたのが印象に残る山頂を後に

次の目的地、世界遺産に指定された小川和紙の里へと向かいます


山間部にはこんな棚田風景も


   


   



運の悪い事に今日、会館は休業

近くに工房が見えたので寄らせて頂いた

コウゾの汚れた部分を取り除く作業をしているほか女性がもう一人

職人さんは昼食に出たとかで留守だった

色々お話を聞かせて頂く中で

昔は自転車に障子紙を積み群馬の富岡まで配達したもんですよ

学校から帰れば冷たい水の中に手を入れてコウゾのごみ取り

何が嫌かってコウゾのごみ取りと農家の仕事くらい嫌なものは無かった

でも、そうしなければ食べていけなかったしね

当時、紙は米の不足を補う為に年貢の代用として納められていたのだそうだ

嫌だと言いながらも結局は現在も紙漉きをする女性は

苦笑いを浮かべ慣れた手つきで作業をこなしているのでした

嫌だ厭だよ紙すきゃぁ嫌だ 夜詰め早起き暇がない ヨカコイ ヨカコイ

小川甚句と言うのでしょうか、そんな歌が何時しか謳われる様になったのだとか

次は深谷の緑の王国に向かいます

続く


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コメント (14)
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