たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(9) 上州武尊山(2158.3)と根本山(1199)

2017年05月13日 | 心に残る思い出の山
平成2年

今回は日本百名山で有ります上州武尊と桐生の名山・根本山です

「上州武尊山」

前夜、川場野営場にて車中泊をし朝5時50分に出発

何故かアルバムにはタイムの記録だけで要所要所の説明が無く

無造作に写真が貼られているだけでしたので

記憶も乏しく上手く説明できないと思いますがお許し下さい




川場側からの登山はなかなか男性的で途中は鎖の連続でした

とは言え足場はシッカリしていますので快適な岩登りです






ここに鎖が設置して有ったのかどうか忘れてしまいましたが

ここも思ったよりスムースに足が運びました

登っているのは私です

ただ、この先に飛び越えなくてはならない個所が一ヶ所あり

雄さんは、そのまま行ってしまいましたが私は足が竦みどうにも前に進めず

折角登った岩を引き返し巻道から雄さんと合流と相成りました


山頂着7時50分

休憩を入れながら遊びながら来ましたが距離は意外に近かったんですね

入山から2時間で着いてしまいました




展望は360度 それぞれの山を方位版が示していますが

見えるはずの富士山やアルプスの山々は9月と言う時期が災いして

通過して来た稜線と谷川岳が限界でした

帰りは不動岳を回って野営場に下ります






こちらも鎖の連続

背摺り岩と呼ばれる狭い岩の間を登りきれば急に視界が開け


そこは足元から切れ落ちる大斜面でした

近くに遭難碑がポツンと置かれていた事を今でも覚えております


さて、ここから垂直の岩場を10mの鎖に頼って下降です

それが、どんな下降で有ったのか今となっては全く思い出せません

やはり記録は大事なんですね

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「根本山」

この山は群馬と栃木の県境に有り

桐生市街地からは、かなり奥まった場所に有りますが

富士山から東北を望むと瑞雲の根方(ねもと)に

この山が見えたという事から山名を根本山と付けたと言われています

山頂付近には山中にしては立派な根本神社奥社が建ち

江戸時代には参詣登山でかなりの賑わいをみせた山なのだとか

その名残りを物語る祠が随所に置かれていました


車を不死熊橋近くに駐車、此処からの登山道は見送り

中尾根コースから入山して沢コースに下るルートをとりました

登山口までは結構、歩かされる石鴨林道でしたので帰りに歩くよりはマシです

この猫ちゃん、小林まこと氏の漫画に登場するマイケル

昭和時代に購入した数冊ですが何と言っても絵が可愛い

何度読んでも新鮮でトイレの中で笑い声を立ててしまう事も度々

其れをチョット拝借して当時、アルバムに描きこんでいたんですね、ワタシ

話が逸れてしまいました、本題に入ります


途中、熊鷹山への標識を見ながら十二山のピークを踏み到着した山頂は

木々に囲まれ名も知れぬ山が、ほんの僅かに覗くだけでした

下りは沢コースを選びます

中尾根コースとは様相が一変し鎖に頼っての下降となりました

お解りでしょうか、写真の薄い丸の中に我が家の愛犬マー君

此処は連続10本の鎖が続く難所です

下を覗いては尻ごみをして降りようとしないマー君

四足でも岩の下りは無理なのでしょうか




仕方なく雄さんが抱きかかえて下りる事に・・・もう情けないんだから!


順番が狂っているかもしれませんが山頂近くに在った根本神社奥社です

噂によりますと今は取り壊されたとか

既にあの頃は老朽化が進んでいましたから、その話は本当かもしれませんね




途中、絵と同じ場所に出ました

こうした場所に来ると或る時は胸までドップリ浸かって庄助さんを決め込みます

そんなマー君、上に見える小橋を渡れるのでしょうか

下が透けているので無理だろうなと思ったらヤハリ

近所の問題犬・秋田犬にも立ち向かう勇気を持っているというのに

こんな一面があったとは・・・


所々に挟んだ絵は台伸八氏による山岳スケッチです

サラッと描いてはいますが、とても味のある絵ですね

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コメント (12)
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