たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(3)九州の山旅 島原~熊本

2020年09月12日 | 心に残る思い出の山

続き

「土石流被災家屋保存公園」 この時は未だ笑顔でいられたが土石流で埋まった家屋の前に立ち平成新山を見上げると当時の噴火の凄まじかったテレビ映像がラップし鳥肌が立った。とてもカメラを向ける気にもなれない私にはショックが大きすぎる悲惨な光景だった。

   

珍しい紅花エニシダが咲く園内のベンチで休憩中、ソフトクリームを分け合って食べてる所を盗撮したのはきっと山さんの御主人。 それに気付いて慌てて逃げる平さんの姿 が滑稽だ。 

 

カモメに餌をやる安さんと雄さん、もう完全に童心に返ってる。フェリーで熊本に渡り日本で一番、気温が高いと言う熊本の市街地を熊本城に向かって車を走らせた。

 

 

先ず腹ごしらえに山さん馴染みの(お嬢さんが熊本に嫁いでいる為)関西風お好み焼き屋さん「JyuJyu」で山芋100%と言う蕩ける様な「ちーとろろ」を戴いた。

日本三名城の一つ熊本城

  

 

(のろい人形(糸を引くと舌が出、目が開閉する)

時間は既に2時を回り雄さんと私だけの城廻りは駆け足状態、だがやはり来て良かった。地場産工芸の数々も興味深く雄さんはここで「のろい人形」を手に入れ山さんの御主人から「ぐい飲み」を戴いた。このぐい飲み、底が三角形で酒を注がれたら飲むしかないと言うぐい飲みだ。

この後、案内して下さった場所は阿蘇の大観峰 ここからは釈迦涅槃の姿に似た阿蘇五岳を間近に、その左には特徴的な形を逆光にさらしシルエットとなって浮かぶ九重連山、遠く祖母山、体を回すと昨日登った普賢岳が安さんに教えて頂かなかったら見逃してしまいそうな位置に頭を覗かせていた(最初の計画では高岳登山も組み込まれていた様だが)

広々とした草原のウネリを囲む様に九州の名峰があまた居並ぶ。(町や田が在る場所はカルデラの中)このカルデラは世界一なのだそうだ。

とても一枚では写しきれない広大な草原、仕方がないので手描きで追加

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杷木から高速に乗り博多の街を通る頃には日もたっぷり暮れていた。ここで「博多どんたく」の話が出ると山さんが「平さんの奥さんはのぼせもんだ」と言った。九州では夢中になる人の事を、そう呼ぶのだそうだ。それが若さを保つ秘けつに繋がるならば「のぼせもん」大いに結構

続く