たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

21年前の赤城黒檜山(1828m)

2022年07月06日 | 心に残る思い出の山

6月12日

持病の頚椎症がまた起きた。今回は比較的軽かったので5日寝ただけで済んだが立っていると肘に痛みが走る。そんな時にYさんから山のお誘いを受けたのである。 「痛みが無くなったらお願いします」と電話を切ったが幸い痛みは日増しに和らぎその日は元気に参加する事が出来た。

Mさんは勤め先の友人にドライブに誘われたらしいが用事が有ると言って断り山登りに参加した。ところがなんと言う事か牧場に車を停めた時すぐ近くに、その友人の車が・・・。慌てた彼女は車に戻り私達が記念写真を撮っている間ジッと身を隠していたのである。

白樺牧場はレンゲツツジの花盛り

「現在は羊が4頭みられるだけですが21年前のこの時は牛が放牧されていたのですね」

登山道を飾るベニサラサドウダン

白い花びらが微かな風にヒラヒラと舞っていた。「たかちゃん、これがシロヤシオよ」とYさんが教えてくれた。私はこれだけ山を登っていてもシロヤシオを見た事が無かったのである。見上げると花数は少なく緑に埋もれて少々控え目な感じでは有ったが、それが清楚で優しかった。

今を盛りに咲き誇るズミの花

 

 

   

ミヤマザクラ

ミツバツツジ

雪が降った後の様に見事に花を付けたシロヤシオ

黒檜から駒ケ岳の下りは楽しい。 朽ちた階段下りは好ましくなかったがシロヤシオの数が一段と多くなり雪が降った様に咲き乱れる登山道である。初めてのシロヤシオに興奮した私を見て「たかちゃんがこんなに興奮するとは思わなかった」と。 時おり鮮やかなミツバツツジや夕陽色のレンゲツツジがそれほど出しゃばらず良いアクセントを作っている。

この下りに掛かる前、私は珍しい白い花を見つけ花に詳しい悦ちゃんに名前を尋ねた。これは赤城特有のクサタチバナと言い田仲澄江さんが赤城山を登山した時にこの花と出会い花の百名山で紹介したと言う事だ。 家に帰り図鑑を広げたが載っておらずカメラを向けなかった事が非常に悔やまれた。

コメント (12)
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