たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

頭龍山(トゥリュンサン)登山 (韓国の旅) 5/17

2014年07月13日 | 登山
海南バスターミナル(8:40) 大興寺入口(8:55) →1200ウオン
大興寺拝観料 →3000ウオン(バス停を降りた所に料金所)




大興寺入口から登山口の有る大興寺(テフンサ)迄は2.6キロを歩かなければならないが

流暢な日本語を話す老夫婦が同行してくれたお蔭で距離の長さは気にならなかった

リスの愛らしい姿を追い、満開の「ナンジャモンジャ」の木を愛で最初の山門を潜る

少し先の遊仙館を右に見れば寺もあと少しの距離

(ナンジャモンジャの木→タゴの木)


(最初の山門)




(遊仙館)

この遊仙館は民宿で宿泊料は一部屋70000ウオン

有名な俳優さんが宿泊したとかで一躍有名になり予約で一杯なのだとか




これから登る頭龍山が見えてきた

人により仏の寝姿とも言われているらしいが名前からして龍の頭が妥当なのではないか?

私にはどちらにも見えないが


あの山門を潜れば登山道入り口も近い

老夫婦とはここで別れ私達はそのまま進んで沢沿いの登山道に入った






頭龍山へは幾つかのルートがある様だ

一番、簡単なのは反対側から出ているケーブルを使う事だろうが、それは帰路に使うとしよう

大興寺には登山案内の看板が無い

塀伝いに歩いて少し行った先に標識を見つけ安心できたが

私達外国人の為に、もう少し分かりやすい所に設置してくれると有り難いのだが




途中、二手に分かれる道を右に入ると新しく寺を建立している場所に行きついた

しかし道は行き止まり周辺をうろついたがそれらしきが見つからない

もしかして左の道へ行くべきだったのかと30分のロスを嘆きながら引き返す

それが正解で道が大きくカーブした先に登山案内の地図が設置されていた

登山道はそこから右の急坂を登りあげる様だが道迷いの後でもあるので

一先ず直ぐ先の寺で休憩を取るのも悪くないだろう


この山にはシャクトリムシがいる

その数たるや半端ではない

登山道を登っていると目の前に木から垂れ下がったそれがブラ~リブラ~リ

ウッカリ下を見て歩こうものなら何時の間にか胸のアクセサリーになっている事も

中腹の寺を出発し登山道に入ると道は、いよいよ急坂になり

私は体を持ち上げる為に木に掴まったのだ

その時のグニャリとした感触(書いている今でも思い出す)

見るとゴッソリ、例のシャクトリムシが木に付いているではないか

隣の木にも、その隣の木にも虫だらけ   

それからは、木に触れない様にして登ったがそれも至難の業

雄さんは「たかが虫じゃないか」と言うが

こればかりは私の体が生理的に受け付けないのだから仕方ない

後ろの方で「キャーッ」と言う声が・・・あちらでも虫を怖がっている人が・・・

「雄さん 石なんか積んでいる場合では有りませんよ、虫・・虫・・」


虫に悩まされ急坂に汗を絞られ気持ちに余裕が無くなってしまったせいか

頂上直下で木に隠れた本来の道を見凄し岩が折り重なる道を入ったのが大間違い

登って行くと段々笹が深くなり岩も途切れ道が無くなってしまったのだ

それでも赤いテープ(同じ間違いをした登山者が付けたのだろう)が有るのを見て尚も進む私達




完全にアウトと思いながら左に見える頭龍峰の岩山を視野に置き岩に掴まりながら巻いて

藪を掻い潜れば何と目の前に登山道が・・・

綱を潜り設置のプレートを見ると

トゥンサンノ アニミダ→登山道じゃないよ

それを逆に出て来たのだから、とんだお笑い草だ


先ずは一安心

暫く登ると上にクルムダリ(雲上の橋)が掛かる鉄製の階段に出た

女性がその上を歩いていたので私もと行ってみたが

細い上に傾斜しているのでとてもじゃないが渡る気にはなれなかった


そして又々間違えた

踏み後が有ったので疑いもせず進むと行きついた場所は断崖絶壁

岩の上に行く選択肢はその岩を登るしかないのだ

別の道から上がって来た雄さんに「ルートを良く確認しないと」とお目玉を貰いながら

差し出す手にしがみ付き何とか岩を登りあげた私だった

そろそろ旅の疲れが出て注意力散漫になってしまったかな?

ともかく頭龍峰(トゥリュンポン)に到着した

先ずは登頂おめでとう

そして雄さん、お誕生日おめでとう

左手にはカンジン湾、その向こうに明日行く莞島(ワンド)が見え振り向けば蓮花峰(ヨナポン)の雄姿

心が晴々する景色が誕生日プレゼントになりましたね

私達は計画通りヨナポンを目指すべきか

「今日は此処までにしておこうか」思いは同じだった

余りの道迷いに登る意欲が削がれてしまっていたのだ

私達は展望を十分満喫し元来た道を下る事にした




無事、帰り着いた大興寺から振り仰げば頭龍峰(右)と蓮花峰が見下ろしている

縦走は出来なかったけれど満足はしましたよ、ありがとう





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台風一過の雲

2014年07月12日 | 自然
気象庁に脅かされた台風は何事も無く過ぎ去り
置き土産の雲は様々な演出で空を飾ってくれた
11日、午後4時からのそんな雲を追ってみた










クライマックスは




                                     
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海南(ヘナㇺ)へ  (韓国の旅) 5/16

2014年07月11日 | 海外旅行
宝城茶園~宝城バスターミナル →(15分) 1200ウオン

宝城(10:30)~海南(11:30) → 3450ウオン

宝城(ポソン)バスターミナル行の停留所はちょっと分かりにくい
昨日、雄さんが調べておいてくれたので難なく行けたが
昨日、下車した場所から高架を潜り幹線道路に出ないとバス停は見えてこないのだ
下調べがないと戸惑ったかもしれない(雄さんに感謝)


バスは直接バスターミナルまで行っていた
情報を信じたばっかりに昨日は駅まで歩いたが、そんな必要は無かったのだ
ここでまたハプニング
海南行のバスを待っていると私達の話す言葉を聞いたのか私達が日本人である事に興味を抱いたのかアジュンマ3人に声を掛けられた
「これからどちらへ?」と言われたので「海南です」と言うと
「そんなに遠くまで、じゃこれ持って行ってお弁当にして」とトック(お餅)を分けて下さった
因みに韓国では面白い事にお弁当は“トシラク”では通じない
日本の統治下の名残かお弁当と言う言葉が一般化されている様だ
そう言えば黄梅山に登った時にアジュンマが
「お弁当」と言って渡してくれたのは私達が日本人だったからでは無かったって事だったのね
私達は近くのコンビニへお水を買いがてらお礼に鳥の唐揚げを渡すと3人揃って目を丸くして
アイゴ―




宝城のバスターミナルの待合所で大安売りのチラシを見つけた
日本が高すぎるのかもしれないが特に食料品の安さが目立つ
スーパーへ行って気付いた事だが量り売りなので例えばトマト一つでも買う事が出来る
これはヨーロッパでもそうだったが
設置してある計りで量れば良いので店員の手を煩わせる事もない
我が家の様に娘達が嫁いで夫婦二人の生活になると非常に助かる売り方だ
ぜひ日本も消費者の立場に立ってパック売りはやめて欲しいものだ




バスは丁度一時間で海南(ヘナㇺ)に着いた
暑い事から大きな荷物を持っての宿探しも大変なので私は荷物番をしながらターミナルで待つ事に
「誰か話しかけてきたら“イルボン サラミエヨ”と言えば立ち去るから」と言って雄さんは出かけて行った
案の定アジョシが話しかけてきた
教えられた通りに言うと韓国語が出来るとふんだアジョシは尚も話しかけてくる
仕方ないので “I cannot speake korean” と言って逃げた


明日は登山なので軽く町を歩き見つけた食堂でサバの味噌煮定食を頼んだ
ところが、そのサバの味噌煮、
丸ごと一匹を調理してあるので二人で食べても食べきれない程の量だ
値段は18000ウオン也





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7/08 ウオーキングで狸の赤ちゃんに遭遇

2014年07月09日 | 
昨日は台風8号の影響で一日中雨だったが夕方には雨も止み西の空は夕焼けに赤く染まり

夜にはクッキリとした月が出ていた

明日のウオーキングは半分諦めていたのだが、この分だと 


その雨の日、ふと窓辺に目を向けると(1メートル先)

ガビチョウの雛が親が運ぶ餌をジッと待っている姿があった

残念なのは網戸越しの撮影になってしまった事だ


開けて8日

予想通り朝から青空が広がっていた

姉を迎えに行き集合場所へ、今日の参加人数は9名だった

2台の車に分乗して向かうは赤城の覚満淵

会員の殆どが初めてらしく、どんな花に出会えるか期待に胸を膨らませている

が、残念でしたね (花の季節はあと半月先)

いいじゃない、また来ればいいのよ


歩き出して間もなく木道脇にオヤ、狸の赤ちゃん

私はてっきり2匹かと思っていたがパソコンに取り入れて良くみると3匹いたではないか

それにしても何と愛らしい








淵をぐるり一周した後は急遽、赤城神社に寄り大沼一周をする事になった


湖の畔では親子が石投げを楽しんでいる

またまた愛らしい姿に一枚 写させて頂いた








「そろそろ昼食タイムにしましょうか」

私達がお弁当をひろげた場所は神社から15分ほど先のキャンプ場前

その時、ガスが湖を這う様に押し寄せ見る見る山を飲み込み辺りは乳白色に包まれた

「この霧が出ると赤城は雨になるぞ」と太公望の声が聞こえる

マッ、その時はその時


ところが

一時間後、徐々に霧が薄れボンヤリと対岸の山が姿を現すと

其れからは急速に霧が上昇し再び空の蒼さを取り戻した

その代わり様に「こんな経験初めて これが山なのね」と姉は感激しきり




「では、そろそろ歩き始めましょうか」と会長さんの声がかかる

晴れた大沼では恒例のカッターも始まった

「今の子供はいいなぁ」

「エッ?Nさんの学校ではカッター教室なかったの?私は有りますよ」

「そりゃそうだよ、X中の様な田舎の学校ではやりっこないさ」

そんな他愛も無い会話はまた楽しいものだった


「ねえねえ、この花、何て言うの?」

「聞いても家に帰ると忘れてしまうのよね」

「今日は取り敢えず3ツだけ覚える事にしましょう」

「はい復習、これは何と言う花でしたっけ?」

「・・・」

と言う事で咲いていた花はイワガラミやカラマツソウ、キスゲそしてバイケイソウ


     





そんな楽しい時間もアッと言う間

林を潜り湖の畔を歩けば出発点の覚満淵はもうそこだった






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これぞ!!! (韓国の旅) 5/15

2014年07月09日 | 海外旅行
続き


一縷の望みを抱いて次の茶園に向かう

チョンチョ二―(ゆっくり)なんて言ってられない

気が焦っているので自然に速足になってしまう

入場料3000ウオンを支払い杉並木を15分も歩いただろうか

売店や工場の向こうに有った―

そう、その景色こそ私が求めていた茶畑なのだ


広大な丘陵地を緑が緩やかにうねっていた

あー、胸の鼓動が・・・・・

どうしよう、カメラを持つ手が震えてくる


私達は汗を掻きかき高みを目指した


前になり後になり「結構きついね」

と言い合いながら登って来た韓国で英語教師をしていると言うアメリカの女性達としばし歓談

足元に広がる緑の絨毯、目線を上げれば海

何と贅沢な一時だろうか






反対側の森を下り帰りは小滝を見ながら再び茶畑に戻り緑の風を楽しむ事にしよう







宿に戻りそろそろ夕食でもと最初に行ってガッカリした場所よりもう少し先

其処に私達は目を見張る茶畑を見つけた

私達は早合点をして戻ってしまったが、もしかしたら宿のアジュンマはこれを教えたのかも知れない

夕方の西日が曲線を際立たせ、それは見事だった

おまけにメピョソの係員は帰ってしまったらしく入場料も只というおまけ付き

雄さんは、こちらの茶畑の方が好みだと言いながら盛んにアングルを決めている












結局、肝心な食堂は見つからず宿に隣接するビビンパプしか出来ないと言う食堂に入ったが

充実した一日を終える事の出来た今日の私達だった




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