たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(10) 上州武尊山(山田昇記念登山)・黑滝山・赤城黑檜山

2017年05月22日 | 心に残る思い出の山
平成2年9月
二度目の武尊山は第一回、山田昇記念登山競争に参加です

と言いましても私達は一般の部ですが (参加費1000円)

山田昇さんが米アラスカのマッキンリーで遭難死したニュースは

当時、登山界に衝撃を与えましたよね


山田昇さんを支えた八木原圀明氏著の「8000mの勇者たち」

以下の写真は織り込みを使わせて頂きました


(チョモランマ縦走後にネパールの国王よりゴルカ勲章を授与)


(冬のマッキンリーのカヒルトナ氷河

この写真の一週間後、小松、三枝と共に生命を奪われてしまった)

その山田昇さんはここ沼田の出身なのです

今頃は同じマッキンリーで消息を絶った植村直己さんや

三枝照雄さん、小松さん等と一升瓶を囲み山談義をしているのでしょうかね


この日は台風接近により自宅を出発する時から雨でした

にも関わらず、かなりの参加者を迎えたのは山田昇さんが

それだけ皆に愛されていたからなのでしょう


競技の部に参加された選手は男子10k・女子5kの負荷重量を背負い

武尊自然休養林~前武尊~沖武尊~剣ヶ峰~高手山~武尊高原川場キャンプ場

の全行程15キロを競い合います


後ろから激しい息遣いが聞こえてきました

振り向けば・・・武尊の急坂を走ってくる・・・しかも女性・・・ 

驚きましたね、楽しみながら登る私達にしても息が切れると言うのに

まさか、走ってくるなんて

時間差を取っている様で男性の姿は未だ見えません

やがて

足音も凄まじく男性がやってきました

バランスがいいんですね、危険地帯を物ともせず駆け抜けて行きます

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ゴールに着きますと山田昇の名前の入ったTシャツが配られ

屋内には飲み放題、食べ放題の地元の特産品がズラリ並んでいました

(写っているのはヤマメの塩焼きと豚汁)

山田昇さんの実家はリンゴ農園ですのでリンゴは持ち帰りオーケー

豚の丸焼きは豪快に地元の男性がナイフでそぎ落としてくれます

毎年、参加してもいいかなと思いましたが結局、参加したのはこの時だけでした

パンパカパ~ン、パパパパンパカパ~ン

いよいよ授賞式です


名前は忘れましたが、この時 優勝したのは静岡から参加した男性でした

三枝照雄賞や女性の部門をカメラに納めなかったのが悔やまれますが

とにかく皆さん凄かった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おまけの登山は載せようか載せるまいか迷いましたが

2代目マー君の初登山でしたので、もう少しお付き合い下さい


平成3年3月 西上州・黒滝山

初代マー君を見送った後、私達の元に来たのは秋田犬でした

名前は長野業政にあやかって「北春号 業政」

そのマー君の輝かしき登山デビューです


修験道にもなっている、この登山道は難所が幾つか控えています


絶対無理な梯子は私が背負いました


途中で一休み

おやおや背負われてきたと言うのに何てこと?

足を投げ出してグタッ~と  


ここはさすが無理でしょうね


帰りはお弁当が無くなり空になったリュックに納まって

「黒滝の修験道、業政様のお通りじゃい」という顔で

あれから5か月




赤城の黒檜山に登った時にはこんなに大きくなりました

しかし


今回も途中で階段に腰かけ情けないスタイルのマ~君だったのでした



登山・キャンプランキング
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(3)石楠花ゾーン 赤城自然園

2017年05月20日 | 



ツツジ同様、石楠花も花の盛りを迎えておりました

石楠花と言えば楚々とした白山石楠花や東石楠花が山登りする者にとって

会えた時の喜びを格別なものにしてくれますが

此処に有るのは華やかな園芸種が大半を占めておりました


凄い色です 

3mは有るこの一本が庭に有ったら・・・考えただけでも xxx






石楠花はこんな優しい色がいいですね


これは?これも石楠花なのかな?


園内にはカメラマンだけでなく

こうしてスケッチブックに写している人の姿も多く見られます

そうした中で帽子を被った女性が印象的に残りました


自信はありませんがオトコヨウゾメ(男莢迷)でしょうか

ガマズミですが実がたくさん付く莢迷に対して実付きが悪いため

男の文字を冠した様です

やはり山野に咲く花は親しみが感じられます




上は毒性の強いホウチャクソウ(宝鐸草)

白から緑へのグラデーションが何とも言えない美しさを出しています

下は笛吹水仙と言いまして水仙の原種だそうです

そう言われれば森の中を行進する小人に似合いそう!


さて、この花は何でしょう

タイツリソウの仲間かな?


トラノオ(虎の尾)?








同じ花の写真をズラリと並べてしまいましたがこの花の名前も解りません

ズダヤクシュかな?とも思いましたがズダヤクシュは花がもっと疎らですよね


という事で3回に分けた赤城自然園

季節を変えてまた訪れようかと思っています


人気ブログランキング
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(2)ツツジのゾーン(赤城自然園)

2017年05月18日 | 

今はツツジが花盛りです






とりどりに咲く中、紫のツツジが一際目立っていました

なかなか見られない色です、通りかかる人たちから思わずため息が


黄色い小人がダンスを始めた様な・・・




大人し向きですが采咲のツツジが片隅にひっそりと咲いていたのが印象的でした


山ツツジが群れる近くには




咲いていました、シロヤシオ

青空だったら、どんなに美しかった事でしょうに

滴の重みに耐えている姿が可哀そうですね




な・なんだこの木

ハンカチ王子?

私には濡れたハンカチを干している様に見えますが・・・

世の中には奇妙な木が有るものなんですね

首をそらせられない私、足元にも目を向ける事に致しましょうか


ヤマシャクもそろそろ終わりの様で数株が咲いているだけでした

でも会えて良かった!


名前は知りませんがピンクのぼんぼりが愛らしいですね


此方は園芸種の様ですが自然種の花の中に上手く溶け込んでいます

スキラ・ヒスパニカと言う名前の様です


タツナミソウに似てますが?


ヒイラギソウ

蛍光色が目に沁みます


高台から見下ろすと憩いの広場と言った感じの空間が眼下に見渡せました

あのご夫婦は何を話しているのでしょう


ツルハナシノブはアチコチに群落をつくっていましたが

雨滴を背負って俯き加減

陽が射せば一斉に上を向いてくれるのでしょうに




芝生の広場を抜けて先に進めば何とシャガが一面を覆っておりました

しばしシャガと戯れて次はシャクナゲゾーンに向かいたいと思います


人気ブログランキング
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(1)一度、訪れたかった赤城自然園

2017年05月16日 | 
「ツツジとシャクナゲが見頃だった」と数日前、姉が話していたのを聞き

それでは行ってみましょうかと言う事で出かけて参りました


日曜日という事も有り駐車場は満杯でかなりの混み様でしたが

その多さを全く感じさせないのは

赤城の自然をそのまま利用しているところに有るのでしょうか

未明まで降っていた雨でシットリとした雰囲気もまた落ち着きを与えています


小川の流れるゾーンはクリンソウの群生地




川辺は未だ蕾でしたが近くに幾つか開花しています






黄色いのもクリンソウと言うのかどうか分かりませんが

微妙に色を違えそれぞれの個性を出しています

最後のクリンソウに黒柳哲子さんを見つけてしまいました

「あらまぁ私、こんな顔だったかしら!でも玉ねぎ頭はソックリね」

哲子の部屋から、そんな声が聞こえてきました






ウルイがせせらぎの音を引き立てる中を進めば何だか鬱蒼として参りました

こんな所には・・・




出た―、出ました アチコチで目を光らせていたではありませんか


ワッ! クマガイソウだっ!

たった一輪、地味な花なので皆さん気付かないで通り過ぎて行きます

カメラを向けていたら、やっと女性二人が気付きました


そしてこちらも珍しい

赤いイカリソウです






上から順にキヤマブキソウ、ジュウニヒトエ、ユキザサですね


未だ序の口

とてもとても載せきれず枚数も多くなってしまいましたので

今回は一先ずここまでにしたいと思います

人気ブログランキング
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝶の舞い

2017年05月15日 | 
バトンが野鳥から蝶に渡され今や畑は蝶の演舞場






風のない青空の下、すずしろの花の香に魅せられたキアゲハが

優雅に一曲舞いました


タンチョウに取りついたモンシロチョウ

「ねぇ、一緒に大空を舞いましょう」と急かせます

もう少し待って上げて下さい 葉が伸びるまで


アゲハ蝶がサツキの葉に一時の憩いを求めます

「花も無く殺風景でごめんなさい」とサツキは恥ずかしそう


花に埋もれて動けない貴方は一体どなたでしょう

まるで親指姫のようですね

大丈夫、醜いガマが助けに来てくれますよ

ジャン!そのガマです


恋の囁き 以前アップしたガマちゃんですが覚えていらっしゃいますか?


早春、愛の結晶が生まれ(見た目は気味が悪いですが)


今はやんちゃに池を泳ぎ回っています

このオタマジャクシの使命は花に埋もれた姫を助け出す事

さて、童話の筋書きの様になるのでしょうか


人気ブログランキング
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする