まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

あに・おとうと

2002年08月30日 22時38分00秒 | 日々雑感
海行きのバスに乗った。小学校4年生と2年生くらいの兄弟が子供だけで乗っていた。発車の5分前にお兄ちゃんが近くの売店にジュースを買いに行ってしまった。「心配だなぁ」と大きな声で言う弟が可愛い。無事にお兄ちゃんも帰ってきてバスが走り始めた。「次はXX町」「XX町ってどこ?」「学校の近く」停留所ごとに繰り返している。なんだか可笑しい。「あ、もうすぐうちの近く通るね。あ、見えた!うち~!!バイバ~イ!!」「あんまり騒ぐなよ・・・」(それより、うちに手を振るなよ)わたしは心で突っ込みを入れた。「あ、ここどこ?」「XXセンターの近く」「あ、XXセンターだよ、ここ」(お兄ちゃんがそう言ったじゃん)たずねる割に、人の話はあまり聞いていない弟である。わたしも昔、姉に色々な所へ連れて行ってもらった。すぐに勝手な行動を取る困った妹であった。もっとこの兄弟の会話を聞いていたかったけど、海に着いてしまった。兄弟はどこまで乗ったのだろうか。