まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

思わぬ事態

2003年02月01日 22時01分00秒 | 日々雑感
数年前、料理に凝ったことがあり、しまり屋のわたしにしては珍しく、

大枚はたいて「保温調理鍋」なるものを買った。

と言っても8000円程度である。

本当はその倍くらいするのだが

勤めていたホームセンターの商品入れ替えで安くしてもらえたのだ。

別名「魔法鍋」などとも呼ばれているこれは、とても便利な鍋である。

外の保温鍋と中の調理鍋から成っていて、まず中側の鍋に材料を入れ味付けをし、

ほんのちょっとだけ煮立てたらすぐに保温鍋に収納する。

これで1~2時間も放っておけば煮物は柔らかく味がしみるって寸法。

もちろんカレーもこの方法でバッチリ。

ガス代の節約になるだけでなく、食事時間にばらつきのある家族なら

いちいち温めなおす手間が省ける。

で、骨折にもめげ母が旅行に行ったので、夕べはその鍋でおでんを作ってみた。

夕方、保温鍋に入れておいたので夜には大根もいい具合になっていた。

風呂に入っている間に父が帰った来た気配がした。

わたしは風呂が長いので出るまで待たせては可哀想かと思い、

「下に置いてある鍋におでんが入ってるからね」と呼びかけた。

一瞬、保温鍋の開け方わかるかな、外鍋に汁をこぼされちゃうかな、とか思った。

外鍋は洗えないのだ。

まあ、こぼされちゃったら拭けばいいか・・・なんて思って風呂に入っていた。

少しして脱衣所を出るとなんだか匂う。

やたらに焦げ臭い。一瞬、魚でも焦がしたかと思ったがそういう匂いではない。

化学反応的なな焦げ臭さだ。

行ってみると父が「とんでもない失敗しちゃった」としょげている。

なんと、保温鍋を丸ごとストーブにかけたという。

なんですって!

保温鍋の底はプラスチックだから、次第に溶けて匂ったので気付いたという。

そうきたか。まさか温め直すとは思わなかったな。

ふたを開ければ熱々なのが分かっただろうに。

それにしても直火にかけなくて良かったよ。

外鍋は真空だから爆発してたかも。








コメント
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