「うつむいて歩くな若いのどぼとけ」
十年振りに再会した男友達からメールが来た。
文中、「オマエ」呼ばわりである。
この人とわたしは十年前、ホントに仲良くしていたが「オマエ」なんて呼ばれていたかしら。
いや、呼ばれていなかった。
「な~に言ってんだ、オマエ」ぐらいのノリはあったかもしれないが。
それにしたって、その頃はまだわたしもほんの小娘だったからいいさ。
今や水もしたたる大年増である。「オマエ」はないだろう。
なんだかメールって、距離感をなくすというか、見誤ると言うか。
そもそもわたしはメールまめではない。
見知らぬ相手と、毎日「おはよう」や「おやすみ」を交わして
親しい気になっている知り合いがいるが、相手の何を知っているというのだろう。
朝の挨拶なら近所の人とだって交わしてるじゃないの。
わたしは百回メールを交わすよりも一度会った方がその人が分かる。
メールの内容よりも、毎日メールを交わすことに重きを置いている人もよく分からない。
今日も買い物中に、もう何年も賀状だけの付き合いの友人からメールが来た。
メール自体が久々だったのに、事もあろうにチェーンメールである。
「トキオの番組で・・・云々。絶対止めないでね」
怒り心頭。
「元気ですか」も「いい天気ね」もなく、まわってきたまんまの文章。
もちろん、返信も転送もしなかった。
一時間ほどしてまた彼女からメールが来た。
「ごめんなさい。でたらめでした」
やっぱり。
で、返信をした。
「チェーンメールはでたらめだし、通信障害の原因にもなると聞いたので止めちゃうんだ」
すると、また彼女から。
「無知って怖いですね。今、送った人全員に謝るメールを送ったところ。あ~あ」
人が良くて素直な彼女は友達からのメールを止めたりしちゃいけないって思ったんでしょう。
わたし、怒って無視したりしないで、すぐに返信して
「でたらめだよ」って教えてあげればよかったな。
つくづく怒りんぼである。
文中、「オマエ」呼ばわりである。
この人とわたしは十年前、ホントに仲良くしていたが「オマエ」なんて呼ばれていたかしら。
いや、呼ばれていなかった。
「な~に言ってんだ、オマエ」ぐらいのノリはあったかもしれないが。
それにしたって、その頃はまだわたしもほんの小娘だったからいいさ。
今や水もしたたる大年増である。「オマエ」はないだろう。
なんだかメールって、距離感をなくすというか、見誤ると言うか。
そもそもわたしはメールまめではない。
見知らぬ相手と、毎日「おはよう」や「おやすみ」を交わして
親しい気になっている知り合いがいるが、相手の何を知っているというのだろう。
朝の挨拶なら近所の人とだって交わしてるじゃないの。
わたしは百回メールを交わすよりも一度会った方がその人が分かる。
メールの内容よりも、毎日メールを交わすことに重きを置いている人もよく分からない。
今日も買い物中に、もう何年も賀状だけの付き合いの友人からメールが来た。
メール自体が久々だったのに、事もあろうにチェーンメールである。
「トキオの番組で・・・云々。絶対止めないでね」
怒り心頭。
「元気ですか」も「いい天気ね」もなく、まわってきたまんまの文章。
もちろん、返信も転送もしなかった。
一時間ほどしてまた彼女からメールが来た。
「ごめんなさい。でたらめでした」
やっぱり。
で、返信をした。
「チェーンメールはでたらめだし、通信障害の原因にもなると聞いたので止めちゃうんだ」
すると、また彼女から。
「無知って怖いですね。今、送った人全員に謝るメールを送ったところ。あ~あ」
人が良くて素直な彼女は友達からのメールを止めたりしちゃいけないって思ったんでしょう。
わたし、怒って無視したりしないで、すぐに返信して
「でたらめだよ」って教えてあげればよかったな。
つくづく怒りんぼである。