柿の実

旅のこと、大好きな猫のこと、おいしい食べ物のこと、
日々の諸々をつづりたいと思います。

太魯閣渓谷(2012年台湾演奏旅行)

2012-08-20 | 台湾
長春祠から太魯閣渓谷を奥へ進みます。

途中で水色のヘルメットを借りる場所があり、タクシーの運転手さんが人数分のヘルメットを受けとっていました。

「えっ!ヘルメットが要るところに行くの?」と柿の実はちょっと怖くなりました。



ここで降りて歩くように言われ、不安はつのります。

目の前を、お揃いの水色のヘルメットが大勢歩いて行きます。観光バスの人達でしょう。



不安なのに、みんながお揃いの水色のヘルメットって何故か可愛い感じがして、笑ってしまいました。



ここは、山全体が大理石で出来ているそうです。



眼下には、白っぽく濁った渓流が流れています。



絶壁には、いくつもの洞穴があり、ツバメがこの中に巣を作ることから燕子口(イェンツーコウ)と呼ばれています。

なるほど、だから太魯閣入り口の門近くに、あんなにたくさんのツバメが飛び交っていたのですね。



白く濁った渓流の中に、蒼く澄んだ水が見えました。



ここは、水が湧き出しているところなのでしょう。



観光土産や休憩所がある場所で、小父さんがしきりに「インディアンの顔」と言っているので、目を凝らしました。



なるほど、岩がインディアンの横顔に見えます。教えてくれた小父さんも、こちらが分かったので嬉しそうでした。



ヘルメットが役に立ったかって?・・・そうなんです。役に立ったのです。

道路を歩いているときに、「ビシッ!」と音がしたので振り向くと、山の上から石が落ちていました。

これが頭に当たったら・・と思うと、ヘルメットは絶対に必要だと思いました。



この公路は、3年10ヶ月の歳月を掛け、トンネルは、全てツルハシとノミだけで掘られたといいます。



多くの人達の汗と力の結晶ですね。感謝して通らなければなりません。

さて、太魯閣渓谷からの帰りは、道路が渋滞しました。

ヘルメットを返す場所も混んでいました。

タクシーの運転手さんは、それを見越して、後ろのトランクからヘルメットの入った袋を助手席のお客さんに持たせました。

ヘルメット返却所で待たずに返却するためだったようです。

確かに他の車よりスムーズに返却できました。

でも、お客さんにしばらくヘルメットを持たせるなんて・・・長男曰く、あとで、もう1台の運転手さんに叱られていたそうです。


コメント
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