УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『スケッチ・オブ・ミャーク』

2012-12-13 19:54:35 | 映画
さて、昨日のi-podの結果ですが・・・
ロシア語設定して、Runモードにしたところ・・・
なんで〜っ、英語じゃんかっ!!つ、つまらん・・・
という結果でした(苦笑)
もしかして、中国語とか韓国語くらいだったら、それでしゃべるかもしれんが、試す気もない(爆)

で、先日、「スケッチ・オブ・ミャーク」を見てきました。

映画『スケッチ・オブ・ミャーク』予告編


ミャーク→みゃーく=名古屋弁??
ではなくて、ミャーク、というのは宮古島という意味なんだそうな。
沖縄音楽、といえば最近ではPOPSにもよく、ヨナ抜き音階とかで取り入れられていて、どこか聞き覚えのある印象もありますが、宮古島の音楽はまた全然違う感じです。
もっと、古くから続く音楽・・・っていうのも当然で、もともとほとんどが神事の時に歌われてきた、記述じゃなくて口述のみで受け継がれている音楽、っていうか歌ですね。
歌のもともと原始の姿は(言語もそうだけど)信仰、または呪術的なところから始まった、と言われていますが、この宮古島の歌もまさにそれです。
で、沖縄の音楽とは全然違うっていうか、なんだかイメージ的にはアフリカとかインドネシアとかの「民族音楽」的なイメージっていうか。
まぁ、これも「ステレオタイプ」的なイメージだとは思いますが、遠く離れていて、全く接点もなく、人々も文化も言葉も全然違うのに、何故か「神話」とか「伝説」に共通する要素が多い・・・=ユング心理学で言うと「原型」ってヤツですか?
それとなんだか似ているような気がします。
民族っていうよりも、人間が神と対する時に発する言葉や音楽は、人類共通的な要素を強く持つんじゃないかな〜?=故に、どこの国でも共通する印象、となるんじゃないかな?と思ったりしました。
で、沖縄の民家、とイメージすると(私はまだ沖縄行った事ないんですな〜、鹿児島止まりです)白い壁にオレンジの瓦屋根、平屋、屋根にシーサー、という感じですが、宮古島の民家はこれまた違う。
なんつうか、鉄筋コンクリートのま四角ブロック、という感じで。
昔の校舎とか、団地とか、それを小型化した感じです。
多分、台風とかの被害防止のためだと思う。
で、そこで暮らして、神事の歌を歌う人々・・・
「神に選ばれて当番制」みたいな、現在でも、そういう習慣が当たり前のように続き、違和感がなく皆受け入れている、「島で生まれて島で育ったなら当然」という感じ。
また、お祭りの時も、男性は背広にネクタイとか半袖ワイシャツにネクタイとかっていうのも、違和感を感じたけど、向こうはそれがごくごく当たり前なんだろうなぁ〜とかとかと、ドキュメンタリーならではの「今まで知らなかった日本」の姿を見た感じです。
で、神事の歌は、口述伝えだけあって、だんだんに伝承力も落ち、歌える人はかなり数が減ってきていて、どうにかしなければ・・・と思われつつもなかなか形にしていくのは難しい・・・
若い世代は、他にもいろいろやる事があるし、とかいう感じで、伝統の継承の難しさは歌に限らず、という感じ。
その中で、10歳くらいの少年が蛇三線を引きながらいい声で歌っている子がいて、ステージでもその歌を披露するんだけど、途中で忘れちゃったんだかなんだかで、歌が止まっちゃうんだよね、で、彼は泣いちゃうんです。
多分、普段、うちでよく練習してきて、今まではできたのに、本番で環境変わって緊張したりとかで上がってしまって頭が真っ白になってしまって・・・という感じなんだろう。
で、その忘れてしまったっていうよりも、普段出来るのに、普段の力が出せない事が悔しくて泣いちゃったんだろうね〜。
でも、観客や関係者は皆、彼を拍手で応援し、抱きしめてあげて、また途中から復活して歌い終えるんですが〜、ううー、ええ話や〜、と映画を見ながらこっちもうるうる。
でも、いいよね〜、私が子供の頃は、自分の親も含め周囲の先生とか大人は、「成功するのが当然で失敗しちゃったのは練習不足で、お前が悪い。」みたいな感じで、ヘタすると、失敗した事を責められたりとか延々笑いネタにされたりしたけど、この子は、その時はたまたまダメだったけどいいんだよ、それで、みたいに受け入れてもらえていて、いいなぁ〜と思いました(爆)
まぁ、時代的なモノもあるんだろうけどね〜。
周囲の大人の優しさを感じて、私もこうありたいもんだ、と思ったりもしましたが、はてはて??
で、当時の歌が一部録音で残ってるのに、BGMというか曲とか効果音とかを入れてコラボ的にしてCD化したり、とかいう活動も行っているらしいです。
正直、声だけの方がいいか、とこの映画を見ていると思うのですが、それは「ドキュメンタリー」としてこの映画から入ったからなのであって、CDの方を最初に聞いたとして、そこから宮古島の歌に入っていく、というのもありかと思うのでもありました。
今はメジャー(?)的になった、沖縄系の曲も最初はこういう感じだったんだろうな〜と思ったりもして。
それにしても、大正・昭和1桁生まれのおばあちゃんとか、元気っていうか見た目はシワシワで色黒で、腰も曲がっていて、なんだけど目の色が違うっていうか、輝きがあるっていうか。
耳もしっかりしているし、ゆっくりでも自分で自分の活動ができているところがスゴイなぁ〜と思ったりして。
まだ、この世代の沖縄とか南の島の人達は「健康長寿」の世代なんだね〜。
(その次の世代は、一気に寿命が短い世代になってるらしい、沖縄人。多分、原因は食生活と運動不足なんだそうだ)
コメント
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