УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

石田徹也展ーノート、夢のしるし

2015-02-07 20:13:52 | 日記
本日来ていた迷惑メール「Anazon.co.jp ご注文の確認」
・・・いや~、確かにいま、Amazonで本注文してるけど、さすがにこれじゃ騙されないですよ~

でもって、今日は、うちの狆の千波を病院へ連れて行きました。
最近、散歩とかに行くと呼吸が荒くなって、なんか喘息みたいな感じの呼吸になってすぐ足が止まるので、胸に水貯まってるんじゃないかなぁ?と思って。
心電図と胸のレントゲン撮って、今日は点滴もしてもらいました。
結論としては、胸に関してはそれほど問題ないんだけど、心機能が落ちているので、それで苦しくなるのでしょう、との事です。
なので、心臓保護機能と血管拡張剤的な薬をもらって、あと、急に症状が強く苦しくなって止まらない緊急時用に・・・
ニトロ処方してもらったよっ!!
おおおお~っ!!
人間だと、舌下するんだけど、犬の場合はどうするんじゃ?と思ったら、耳にプシュッとワンプッシュの噴霧タイプでございました~。
千波君は2002年、日韓ワールドカップの年生まれだそうだから、かれこれ13歳の爺ちゃん犬なんですな。
見た目はわりと若いんですが。
うちに来たのが5歳の時だから・・・かれこれ、8年経つのか、もう・・・早いもんだ。
元々は、ブリーダーというよりも「繁殖屋」的な人所有の種犬だったんだよね。
その繁殖屋が廃業するので、行き場所が無くなって、いろいろ経由でうちにやってきたのだ。
まだ、時々「悪質ブリーダーによる、犬の遺棄」とかってニュースが出るには出るけど、大分少なくなったなぁ、とも思います。
しかも、以前はこんな素早くニュースにも出る事はなくて、かなり騒ぎになってからようやく一般のマスコミで取り上げる的な扱いだったからね~。
ま、ザル法っぽいけど、動愛法もそれなりに効果が少しはあるか?という感じでございますが。

で、千波君を預けている間に、久しぶりに麻機遊水地に行ってみた。


この周辺は、元々は湿地帯で沼地なんだけど、今や宅地化されて住宅街とか病院とかあったりするので、
治水目的のために、この遊水地が作られました~。
大雨とか降ったらどうなってるかは判らんが^_^;
普段は、こんな感じで鳥の楽園になってます。




ヒトの姿を見て、すぐ逃げるような事はないけど、
上野の不忍池みたいに自分から寄ってくる事はない
ビミョーな関係でございます。
このくらいの距離感がいいのかなぁ?とも思う。


冬は、特にカモ類が飛来してますが、珍しいレアな鳥の飛来もあるので、いつもバズーカ砲みたいなカメラ抱えた男性陣が沢山来てます。
以前、ミサゴがきてたのをみた事があります。
今日は、あまり珍しいという点では、そういう鳥はいなかったのですが、土手の脇でそーいうカメラを抱えた男性三組が水辺と岸部ギリギリあたりで何かを三点から取り囲んでいる・・・
という事は、そこにレア系の鳥がいる!という証拠じゃっ!!っていうわけで、こっそり邪魔しないように見に行ったら、カワセミでした~。
私のデジカメじゃ、カワセミは難しい・・・
カワセミって、それほど今は「珍しい」鳥でもなくて、結構街中でも見かけたりするにはするんですが(静岡市では駿府公園のお堀に時々いるよ~)でも、なにせとても綺麗な鳥なので、みかけるとなんだか幸せ~な気分になります(笑)


このあたりは、春になると水が張られて蓮畑になるのです。
今は、水が抜かれて田んぼみたいです。


そして、その後は県立美術館に行ってきました。
ただいまの企画展は・・・


石田徹也展ーノート、夢のしるし、です。
ですが、まず入口で・・・

ウシ~っ!?
前回きた時はいなかったよ、ウシ。
これは「めぐるりアート静岡」という展示の一環で、静岡縁の現代アート作家作品の展示だそうな。

で、石田徹也氏ですが・・・
以前に、別の施設での展示会の宣伝とかで、この人の絵は見た覚えがあるんですが、静岡の焼津市出身なんだそうで。
で、正直、特に「これはみたいっ!!」とかと思って行ったわけでもなかったのですが、結構良かったですよ~。
彼は、1973年生まれ、段階ジュニアとかと呼ばれた第二次ベビーブームの生まれで、その後日本はバブルになったりバブルが崩壊したり、昭和から平成になったりとか、激動の時代であった・・・
って、私もその「激動」の時代に生きてたはずなんですが(爆)自分的には、全然変わってないような気もしますが、世間は変わってたのねぇ~、しみぢみ・・・
自画像的な同じような顔の若い男性が、こうやって顕微鏡になってたり、ダンゴムシになってたり、飛行機になってたり、とかと、かなり「シュール」な作風でございました。
なんとなく「ガロ系」というかねぇ。
実際の作品と同時に、アイディアスケッチや、絵だけじゃなくて文章で表現しているノートとかも多数出品されていました。
ナウシカとかエヴァとか、オウム真理教とか見えたな・・・
「父性」っていう作品は、きっと元ネタ(?)星一徹だね(爆)
あー、そういう時代だねぇ、と思うところも多し。
そういや、エヴァって言えば、ロンギヌスの槍を実際に月にぶっ刺すという企画があるとかってニュースで読みましたが・・・
資金は募金みたいに集めるっていう事ですが、まぁ、私なら協力はしませんナ(爆)
もっと、他にやることあるでしょっ!!!!と、まず言いたい(爆)
で、石田氏の話に戻ると・・・
初期というかイラストレーター的な仕事を目指していたあたりは「訴える事」「外へ向かう事」っていう視点から描いていたのだろうな~と思いますが、後期になってくるとそれが、「見る人に任せる」「回答がひとつに出てこない」「内面に向かう」という芸術方向にシフトしていくのが著明に判るっていう感じでしたね~。
けっこう、グロでシュールで、ダークなんだけど、それがなんか目が離せなくなるというのか、普段の日常で我々が気づかないふりをしている自分の心の深淵にあるらしい底なしの暗い井戸の、その中を覗いてしまったような、そういう感じ・・・
フロイトというか、精神分析学の「イド」とも近いかもね~。
そういうのが誰にでも、必ずあるのだろうけど、普段は気づかないし、気づかないふりをして日常を過ごし、他人と接している、けど、そこにいつもそれは存在している・・・
それに、常に積極的に向かい合って、それを表現しようとしたのが、石田徹也氏なんだろうなぁ、と思いました。
で、見終わって売店でいろいろ見ていたら、ご夫婦で見に来たらしいその妻らしき女性が、しきりに、
「あのダンゴムシの絵が・・・」と、旦那さんらしき男性に話しかけている。
そして、その後も「ダンゴムシが、ダンゴムシが・・・」と、5分間に10回以上はダンゴムシ、ダンゴムシと連発しておりました^_^;
よほど、ダンゴムシにインパクトを受けたのか、それとも単にダンゴムシが好きなんか?
いや、私も実はそのダンゴムシのポストカード買ったけどね(爆)
ダンゴムシ型のリラクゼーションみたいなイスというかソファーに、自画像みたいな男性がリラックスしてうもれているという。
うーん、こういうイスあってもいいなぁ、と、真面目に思う私であった。
ダンゴムシ=丸まる=防御&母胎回帰、という意図みたいだよ~。
あー、そろそろダンゴムシ出てくる時期かな?
で、石田氏は数々の賞とかを受賞して、これからを期待される若き画家であったはずなのですが、わずか31歳で踏切事故により他界・・・
うーむ、2005年に踏切事故って言ったら、事故っていうより・・・と、まず思ったけど、どうなのかな?
でも、こういう風な、真似できない表現とかはすごいけど、普通に人間としては生きていくのに不器用で苦労しそうな人だったんだろうなぁ、とも思う。
例え、画家とか芸術家ではあっても、それだけ作品だけっていうわけにはいかないからね、しかもまだ若いから。
実際に、若い芸術家の登竜門的なコンテストに出品した際のパンフをチラ見したら、そのコンテストは実際の作品を見せるだけでなく、それに対するプレゼン的な事もする必要があったみたいなんだけど、審査員のコメントに「プレゼンはイマイチだったが、作品はかなり惹きつけられる」みたいな記述があったしな~。
言葉で語るよりも、作品で感じて欲しい的な人であったのだろう、とは思う。
今、この時代に生きていたら、どんな作品を描いていたのでしょうかねぇ・・・


コメント (2)
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