今日もいい天気で暑かったです。
梅雨はどこ?って感じの静岡です。
で、今日は急遽お休みになったので、映画のはしごを久しぶりにしてみました。
1本目は、こちら。
映画『メッセージ』本予告編
邦題は「メッセージ」英語題名は「Arrival」原作本の翻訳タイトルは「あなたの人生の物語」と、それぞれバラバラなんですが、まぁこれはどれでも「一理」あるかな?という感じです。
音響編集賞でアカデミー賞受賞、監督がノミネート、って地味ですがなかなか注目作品でもあったようでございます。
確かに、音響はなんつうか、こーいう映画こそ「重低音上映」やったすごいだろうなぁ、と思うような感じでした。
音っていうよりも振動がジ~ン、ビリビリと伝わってくる感じ・・・
主演はエイミー・アダムスで、主要登場人物は他にはジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーと、いずれも最近わりとよく見かける顔ですねぇ。
で、世間のネタとしては「宙に浮かぶ『ばかうま』」だそうですが、私が思ったのは「宙に浮かぶ『柿の種(ブラック)』」でしたな^_^;
ある日、いきなり地球に宇宙船(?)がやってきて、世界各地12箇所に不法滞在。
日本にも来てます、北海道だそうです。
しかし、英語ネイティブの発音で「Hottukaidou」って言われても日本人にはわかりません^_^;;
アメリカではネバダ州の郊外に来たそうで。
ネバダ州で宇宙人、といえばMr.グレイ、とかルート51ですが、今回は直接は関係ないらしい。
エイミー・アダムスは言語学者。
以前、軍の依頼でペルシャ語の通訳として働いた事があるので、今回も宇宙人とのコンタクト調査要因にスカウトされるんだが・・・
ペルシャ語出来るから宇宙人語も!というアメリカ軍の思考過程の飛躍っぷりがなんとも^_^;;
で、ジェレミー・レナーは彼女と一緒に調査にあたる数学系の学者。
私的には、なんで生物系の学者がチームに入らないの?って思うところだが、わりと生物学者ってこーいう異星コンタクトでは「足を引っ張るダメダメ学者」的ポジションが多いような気がするからまあいらんのかなぁ?って偏見?
で、その宇宙船?が外見が私は「黒い柿の種」に見えましたが、世間では「黒いばかうけ」なんだそうで。
ばかうけ、っていうのは新潟のメーカーが作ってる米菓でハッピーターンみたいな感じなのかな?
食べた事ないし、見た事ない!って意識してなかっただからだと思うけど。
今度、スーパーで探してみよう。
で、表面はなんか見た感じ磁器みたいな感じ。
陶器じゃなくて磁器ね。
ザラザラした印象だけど触るとスベスベしてるけど凹凸がある、っていうかね。
この宇宙船、窓も無く、入口は18時間毎に穴みたいなのが開いてそこから入る事が出来るのだ。
で、そこからエイミーアダムスたちのチームが毎回少人数で入り、宇宙人とのコンタクトを試みる・・・
という感じかな?
最近の宇宙人関連の映画っていうと、やはり宇宙からの侵略系のが多くてドンパチアクション、戦闘シーン多めの映画が多かったような気がするが、この映画はコンタクトを目的としているので、そーいうドンパチはほとんどない。
なんつうか、前者のが肉食ガッツリ系異星人映画だとすると、これは草食よく噛んで食べましょう系って感じかな?
見終わった直後の爽快感、スッキリ感で「面白かったね、楽しかったね、よかったね」というよりも、「うーん。あれってなんで?どうして?・・・へぇぇ、そういう意味で見るのか!でも、そうするとあれはあーいうのはなんで?うーん?もしかして???」とかと、後からゆっくり噛み締めて反芻して思い出してネタバレ語りあって楽しむ、って感じの映画かな?
私的には、良い映画だったなぁ、と思う。
で、以下ネタバレします~
よく「その一瞬がかけがえのない一瞬だから、その日一日一日を大切に生きていこう」とかってよく言うは言うけど、実際リアルな生活上としてはなかなかそうは思わないよね、その瞬間、瞬間を。
「明日は●●だから」とか「来週●●あるから」的に、なんかそこそこ未来を見て目指して、現実を刹那的につい過ごしてしまう、っていうような感じ。
そして、私たちの人生の考え方、感じ方というか見方ってわりと経時的で物理的な時の流れの直線上に生きていて逆方向不可、って感じだけど、エイミーアダムスが宇宙人の言語を知り実感した見方は、そういった物理的な流れではなく、人生の事柄それぞれを「意味」で結びつける事、結びつけて見る事。
時間の流れは関係なく。
だから、娘や夫との出来事がうみゃうみゃうみゃ・・・なんですねぇ~。
しかし、そういった時間軸に囚われないドラマであるんだけど、だからと言って死ぬ人を死なないようにする、とか別れるはずの人と別れないようにする、っていうのはあくまで現在の私たちの感覚、時間の流れを直線的に考える人の考え方なのであって、異星人の思考過程、物事の捉え方を知った知ってしまったエイミーアダムスに取っては、別れでも死別でも、それは1つの過程で1つの出来事に過ぎない、そこに至るまでの各瞬間過程の瞬間瞬間に意義がある、って事を知ってるから、将来起こる自分にとっては一見不幸な悲しい出来事、それもその一過程、という捉え方で「変えよう」とか思わなくなってるんだろうなぁ、と思いました。
で、そのあたりが理解できなかったジェレミーと別れる事になってしまった、んだろうなぁ~。
あと、英語とかは表音文字の言語だけど、異星人の言語は表意文字っぽい(漢字みたいな)とか、円を描いて戻る、終わりがない、とかが輪廻転生みたいな東洋的意識がベースにあるのかもねぇ、と思ったりしてね。
しかし、絶対日本はアメリカとの回線切らないと思うよ(笑)
切れないっていうかね~。
しかし、以前だったらロシアが担うべき立場を最近は中国が担当するようになったのねぇ、時代は変わったねぇとつくづく思ったりしました。
アメリカと敵対というか協力あまりしないような大国=中国、っていう図式ですな、今は。
その点、日本はアメリカには絶対逆らわないという立ち位置と見られているのか、あんまり目立たないっていうか^_^;;
でも、多分、北海道に謎の宇宙船が停まってたとしても、きっと私たちは毎日普通に仕事に行くんだろうなぁ、と思ったりしてね。
で、異星人というと、イカ型が多いような気がするが今回はタコ型なんだよね~。
墨吐くし、ちょうどいいか~。
しかし、あの宇宙人、もしかして自分がそこで死ぬ事もわかってたんだろうなぁ~。
運命を受け入れる、とはまた意味が違うのかもしれないけど、やはりこれは仏教の「悟り」の世界と通じるのかもしれませんな。
梅雨はどこ?って感じの静岡です。
で、今日は急遽お休みになったので、映画のはしごを久しぶりにしてみました。
1本目は、こちら。
映画『メッセージ』本予告編
邦題は「メッセージ」英語題名は「Arrival」原作本の翻訳タイトルは「あなたの人生の物語」と、それぞれバラバラなんですが、まぁこれはどれでも「一理」あるかな?という感じです。
音響編集賞でアカデミー賞受賞、監督がノミネート、って地味ですがなかなか注目作品でもあったようでございます。
確かに、音響はなんつうか、こーいう映画こそ「重低音上映」やったすごいだろうなぁ、と思うような感じでした。
音っていうよりも振動がジ~ン、ビリビリと伝わってくる感じ・・・
主演はエイミー・アダムスで、主要登場人物は他にはジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーと、いずれも最近わりとよく見かける顔ですねぇ。
で、世間のネタとしては「宙に浮かぶ『ばかうま』」だそうですが、私が思ったのは「宙に浮かぶ『柿の種(ブラック)』」でしたな^_^;
ある日、いきなり地球に宇宙船(?)がやってきて、世界各地12箇所に不法滞在。
日本にも来てます、北海道だそうです。
しかし、英語ネイティブの発音で「Hottukaidou」って言われても日本人にはわかりません^_^;;
アメリカではネバダ州の郊外に来たそうで。
ネバダ州で宇宙人、といえばMr.グレイ、とかルート51ですが、今回は直接は関係ないらしい。
エイミー・アダムスは言語学者。
以前、軍の依頼でペルシャ語の通訳として働いた事があるので、今回も宇宙人とのコンタクト調査要因にスカウトされるんだが・・・
ペルシャ語出来るから宇宙人語も!というアメリカ軍の思考過程の飛躍っぷりがなんとも^_^;;
で、ジェレミー・レナーは彼女と一緒に調査にあたる数学系の学者。
私的には、なんで生物系の学者がチームに入らないの?って思うところだが、わりと生物学者ってこーいう異星コンタクトでは「足を引っ張るダメダメ学者」的ポジションが多いような気がするからまあいらんのかなぁ?って偏見?
で、その宇宙船?が外見が私は「黒い柿の種」に見えましたが、世間では「黒いばかうけ」なんだそうで。
ばかうけ、っていうのは新潟のメーカーが作ってる米菓でハッピーターンみたいな感じなのかな?
食べた事ないし、見た事ない!って意識してなかっただからだと思うけど。
今度、スーパーで探してみよう。
で、表面はなんか見た感じ磁器みたいな感じ。
陶器じゃなくて磁器ね。
ザラザラした印象だけど触るとスベスベしてるけど凹凸がある、っていうかね。
この宇宙船、窓も無く、入口は18時間毎に穴みたいなのが開いてそこから入る事が出来るのだ。
で、そこからエイミーアダムスたちのチームが毎回少人数で入り、宇宙人とのコンタクトを試みる・・・
という感じかな?
最近の宇宙人関連の映画っていうと、やはり宇宙からの侵略系のが多くてドンパチアクション、戦闘シーン多めの映画が多かったような気がするが、この映画はコンタクトを目的としているので、そーいうドンパチはほとんどない。
なんつうか、前者のが肉食ガッツリ系異星人映画だとすると、これは草食よく噛んで食べましょう系って感じかな?
見終わった直後の爽快感、スッキリ感で「面白かったね、楽しかったね、よかったね」というよりも、「うーん。あれってなんで?どうして?・・・へぇぇ、そういう意味で見るのか!でも、そうするとあれはあーいうのはなんで?うーん?もしかして???」とかと、後からゆっくり噛み締めて反芻して思い出してネタバレ語りあって楽しむ、って感じの映画かな?
私的には、良い映画だったなぁ、と思う。
で、以下ネタバレします~
よく「その一瞬がかけがえのない一瞬だから、その日一日一日を大切に生きていこう」とかってよく言うは言うけど、実際リアルな生活上としてはなかなかそうは思わないよね、その瞬間、瞬間を。
「明日は●●だから」とか「来週●●あるから」的に、なんかそこそこ未来を見て目指して、現実を刹那的につい過ごしてしまう、っていうような感じ。
そして、私たちの人生の考え方、感じ方というか見方ってわりと経時的で物理的な時の流れの直線上に生きていて逆方向不可、って感じだけど、エイミーアダムスが宇宙人の言語を知り実感した見方は、そういった物理的な流れではなく、人生の事柄それぞれを「意味」で結びつける事、結びつけて見る事。
時間の流れは関係なく。
だから、娘や夫との出来事がうみゃうみゃうみゃ・・・なんですねぇ~。
しかし、そういった時間軸に囚われないドラマであるんだけど、だからと言って死ぬ人を死なないようにする、とか別れるはずの人と別れないようにする、っていうのはあくまで現在の私たちの感覚、時間の流れを直線的に考える人の考え方なのであって、異星人の思考過程、物事の捉え方を知った知ってしまったエイミーアダムスに取っては、別れでも死別でも、それは1つの過程で1つの出来事に過ぎない、そこに至るまでの各瞬間過程の瞬間瞬間に意義がある、って事を知ってるから、将来起こる自分にとっては一見不幸な悲しい出来事、それもその一過程、という捉え方で「変えよう」とか思わなくなってるんだろうなぁ、と思いました。
で、そのあたりが理解できなかったジェレミーと別れる事になってしまった、んだろうなぁ~。
あと、英語とかは表音文字の言語だけど、異星人の言語は表意文字っぽい(漢字みたいな)とか、円を描いて戻る、終わりがない、とかが輪廻転生みたいな東洋的意識がベースにあるのかもねぇ、と思ったりしてね。
しかし、絶対日本はアメリカとの回線切らないと思うよ(笑)
切れないっていうかね~。
しかし、以前だったらロシアが担うべき立場を最近は中国が担当するようになったのねぇ、時代は変わったねぇとつくづく思ったりしました。
アメリカと敵対というか協力あまりしないような大国=中国、っていう図式ですな、今は。
その点、日本はアメリカには絶対逆らわないという立ち位置と見られているのか、あんまり目立たないっていうか^_^;;
でも、多分、北海道に謎の宇宙船が停まってたとしても、きっと私たちは毎日普通に仕事に行くんだろうなぁ、と思ったりしてね。
で、異星人というと、イカ型が多いような気がするが今回はタコ型なんだよね~。
墨吐くし、ちょうどいいか~。
しかし、あの宇宙人、もしかして自分がそこで死ぬ事もわかってたんだろうなぁ~。
運命を受け入れる、とはまた意味が違うのかもしれないけど、やはりこれは仏教の「悟り」の世界と通じるのかもしれませんな。