新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

14年3月の新宿区の人口

2014-04-05 08:10:50 | コラム
3月の新宿区の総人口は▲0.13%、外国人は▲1.03%:

新宿区役所の“広報新宿”の14年4月5日号によれば、14年3月の人口は434人と対前月比0.13%の減少で32万4,150人となった。外国人が対前月比で355人の減少で3万4,028人と1.03%の減少で、昨年12月との対比では365人も少なかった。即ち、区内で減少した人口の81.8%が外国人だった。

しかし、感覚的には大久保・百人町界隈で見る限りでは相変わらず中国人とイスラム教国の若者が増え続けているし、タイかヴェトナム系と覚しき言語を話している者も増えている。だが、私には彼等が居住者旅行者かの見分けが付かないが、大きなトローリーケースを引きずって移動するものが多いのは事実だ。

なお、1月の人口が3万4,082人だったことと比較すれば微増で外国人も93人と増加していたのだった。2月との比較では日本人は男女合計79人減、内訳は男性が83人の減少で女性は4人の増加だった。外国人は男性が215人、女性は47人とそれぞれ増加していた。

昨年の夏辺りまではあれほど多かったKoreatownを訪れる我が国の女性の数は明らかに減少し、大久保通りを歩く若者には韓国語以外を話している者が増加する一方で、新大久保駅や高田馬場駅に近い日本語学校に通ってくる若者の韓国人以外としか見えないというか、韓国語以外の言葉で話し合っている生徒の数は一向に減る様子が見えない。このアジア系の若者の日本語学習熱は何を表すのだろうか。

新大久保駅前の文化通りのハラル・フードを売る数件の店を訪れるイスラム教徒たちも引き続き増え続けている。彼等が群れを成して買い物に入っていく八百屋の繁昌振りを先頃何処かのテレビ局が採り上げていた。最近気が付いたのだが、その直ぐ裏手にあったアジア系の食堂が、日本人が運営する鮮魚の小売店に変わっていた。近頃は在来型の魚屋が減ったので、その前を通ると懐かしい魚屋の臭いをかぐことが出来るのには郷愁すら感じた。

3月の人口に占める日本人の比率は89.50%、2月が89.41%、1月が89.47%と12月の89.40%と11月の89.40%に続いて90%を割っていた。なお、10月が92.4%、9月が87.05%だった。

外国人の比率は10.50%と2月の10.59%、1月の10.52%、昨年12月の10.60%を下回っていた。因みに、11月は10.59%で、10月は10.34%、9月は10.25%、8月は10.32%で、7月は10.32%と6月は10.39%、5月は10.43%、4月は10.13%、3月は10.17%、2月は10.23%、1月は10.45%だったので、比率では増え続けているようだ。


参考資料:“広報新宿” 14年4月5日号