新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月14日 その2 新宿区大久保の火事

2015-07-14 17:06:04 | コラム
噴き上がる黒煙に一瞬「テロかな」と疑った火事だった:

今朝はあの時刻にあの方角に面したこのPCの部屋にいて、「ドン」という爆発音とともに窓ガラスが一寸揺れた。丁度その方向を見ていたのであの黒煙の噴き上がる状態には思わず「テロかな?」と独り言を言っていた。兎に角瞬く間にテッペンガ見えないくらいにキノコ雲のように上昇し、煙が直ぐ横(西側)にある新大久保駅を覆い、間もなく出掛ける予定の国立国際医療研究センター行きのバスが大久保通りを通れるかと不安になったほどだった。

8時過ぎに病院に向かってバスで通れば、大久保通りには無数の消防車が止まり、警官が交通整理をしていた。また、その先の明治通りの交差点でも大勢の警官が整理していたので、事の重大さを悟らされた次第。あれは火災ではあったが、その前の爆発は強烈で煙の勢いは恐ろしいほどだった。

民家が8軒燃えたと報じられていたが、あの辺りは戦前からかと思わせるような小さくて古い家ばかりで余り近寄ったことがなく、何処がどう燃えているか解らずだった。病院からの帰宅は幸運にも12時過ぎだったが、明治通りで交通整理続行中で大久保通りには依然として消防車が止まったままだった。また職安通りに出る火事場に近い路地は全部黄色いテープで封鎖されていたし、重装備の消防士が沢山見えたほどで、野次馬には立ち入る隙はなかっただろう。

安保法制案危うし?

2015-07-14 16:36:33 | コラム
安倍内閣不支持率を支持率を超えさせた面々は何を狙うのか:

野党とリベラル派マスコミの狙いが着々と上手く行っているかに見えるのだが。単に法案を廃案に持ち込みたいだけか?

昨日はアニメの巨匠・宮崎駿なる者が登場して「安倍総理は憲法解釈を変更して歴史に名を残そうとするのは愚劣で、憲法違反で戦争に巻き込もうとしていると外人記者クラブで語った」と各テレビ局は得々として報じた。私は漫画映画?の巨匠は政治評論でも大立て者で、憲法論議までなさるとはついぞ知らなかったことを恥じた。あの種の映画を礼賛する一部の国民の方々は、安倍総理が如何に悪者かを知らされて感激したことだろう。

また、朝日や毎日はお得意の世論調査を行って遂に安倍内閣の不支持率が支持率を超えたと静かに報じた。野党は暇さえあれば憲法学者を呼び出しては集団自衛権の行使と安保法制案が違憲だと言わせて御用達の新聞のアンケートとやらの後押しを進めている。

彼らは安倍内閣の「強行採決」を絶好の批判の材料にする気だし、且つ阻止しようとしているのは明らかだ。絶対多数を持つ内閣が野党が欠席するだろう委員会で採決することを「強行採決」と言うのは理屈に合うまい。だがマスコミはそう呼ぶのだ。東京で毎日、朝日を伏し拝んでいる人たちには野党の怒号は天の声の如くに聞こえるだろう。

私は不勉強にして民主党お抱えの北大の山口教授が法政大学に転じていたを知らず驚かされた。彼らは皆一様に仮定というか例題の如き話題である「同盟国の軍艦乃至は軍隊が襲われた時に云々」を如何にも我が国が積極的に戦争を仕掛けるかの如き事態であるかのようにして質問し、憲法違反であるという印籠の如くに使い、中国の海洋進出が如何に我が国のみならずアメリカにとってもアジア諸国に対しても危機を招きかねないという議論には触れない。陳腐な手法だが、法案自体を理解しようとしない連中には解りやすい嫌いはある。

これらは巧みなようあって拙劣で卑劣なな手段であり、思うに一部の国民の皆様の民度が低いのだと過去の選挙の結果で学習し、そこを上手く衝いていけば安倍内閣も自民党も脆しと踏んでいるのだと思わずにはいられない。それにテレビ局が常時使う解説者や有識者は皆リベラル派で、暇さえあれば疑問文風に「未だ審議は不十分で国民の皆様なこの法案を理解していないのでは・・・」と言っている。

彼らに伺いたいが「過去においても国民の皆様は国会で議決された法律を全て理解しておられましたか」ということだ。かく申す私も50%も解っているかどうかさえ知らないのだが。

野党の質問を聞いていても明らかに手詰まりで、辻元如きを頻繁に使って揚げ足取りに専心させ後は汚い語法を用いる岡田代表が居丈高に罵ってるかの如きことを言っているだけだが、これの方が低民度の反安倍乃至は親・野党、就中民主党シンパには解りやすく「安倍内閣とんでもない論」に飛びつきやすくしているのだろうと秘かに危惧している。確かに安倍総理が嘆かれたように同じことを繰り返して尋ね、ウンザリした顔で答える状態を引き出そうという作戦に見えるし、それが奏功しているやに見えることが多いのも困ったことだ。

安倍内閣及び自民党は15日に予定したと聞く委員会の採決を余程念入りに計画を練って進めていかないと、妙な方向にマスコミと野党に誘導されかねないと悲観論者は気にかけている今日この頃だ。これが杞憂に終わって欲しいものだ。当方を悲観的にさせただけでも彼らの作戦は「上手くいっている」(この状態を”success”と表現するのだが)という事ではないのかな。安倍内閣を追い落として政権復帰を企んでいるのでは。まさか本気で?