2006年に発刊した新聞ノーバヤ・ガゼータ紙の記者、ポリトコフスカ
ヤ氏の殺害事件で検察が上告したことを受け、国際NGOの「国境無
き記者団」は3月2日Web site上に捜査を継続すべきとの声明を発表
した。
ロシア政府の北カフカス政策への批判をはじめ、話題性の高い記事
で知られていたポリトコフスカヤ氏は2006年10月7日に、自宅アパー
ト建物内で殺害された。
捜査は当初から彼女のジャーナリスト活動に、不満を持つ人物による
犯行との線を中心に進められ、数ヶ月で10人以上の容疑者が逮捕さ
れた。
うち起訴されたのは4名で、長期にわたる審理の末、結局犯行への関
与が認められず全員に無罪判決が言い渡されたのは、記憶に新しいと
ころだ。
審理に当たったモスクワ管区軍事裁判所は、再度の捜査を命じ検察に
証拠物件を返却した。
これに対し検察は審理プロセスに違反があったと主張し、この件を最高
裁に上告した。
専門家は上告が認められたとしても、判決は覆らないと見ている。
と言うの検察側でさへ今回の敗訴の理由に付いて、被告の関与が疑い
ようも無いことを示す証拠を陪審員に示さなかった点にあると洩らしてい
る。
また判決に付いてはメドヴェージェフ大統領も、新たな審理プロセスに対
応出来るような、もっと有能な働きを検察側に求めた。
「国家元首として判決の内容を評価するつもりは無い。ただ司法機関、捜
査機関は陪審員が居る、現行のシステムを理解して仕事をすべきだ。
非常に複雑なプロセスだろう。証拠は説得力のあるものでなければならな
い。
検察側も審理でハッキリとした、説得力のあるやり方をしなければならない。
こういった制度改革は国が早急に取組まなければならない課題だ。社会の
側も傍観者でいてはいけない。NGOも法案作成の提案などで、国を助ける
べきだと考える」
ポリトコフスカヤ氏殺害事件での検察側の上告を受け、メドヴェージェフ大統
領はこの様に述べている。
この様に大統領はロシアにおける、市民社会の形成を進めていく姿勢を伝え
た。
ポリトコフスカヤ氏殺害事件に付いて言えば、捜査を打ち切るべきではない。
世界から注目されていることをよく理解して、国も社会も最終的な解決を図ら
なければならない。
※何箇所か検察と言うべきところを「警察」と言ってるね。完全に勉強不足
3月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ヤ氏の殺害事件で検察が上告したことを受け、国際NGOの「国境無
き記者団」は3月2日Web site上に捜査を継続すべきとの声明を発表
した。
ロシア政府の北カフカス政策への批判をはじめ、話題性の高い記事
で知られていたポリトコフスカヤ氏は2006年10月7日に、自宅アパー
ト建物内で殺害された。
捜査は当初から彼女のジャーナリスト活動に、不満を持つ人物による
犯行との線を中心に進められ、数ヶ月で10人以上の容疑者が逮捕さ
れた。
うち起訴されたのは4名で、長期にわたる審理の末、結局犯行への関
与が認められず全員に無罪判決が言い渡されたのは、記憶に新しいと
ころだ。
審理に当たったモスクワ管区軍事裁判所は、再度の捜査を命じ検察に
証拠物件を返却した。
これに対し検察は審理プロセスに違反があったと主張し、この件を最高
裁に上告した。
専門家は上告が認められたとしても、判決は覆らないと見ている。
と言うの検察側でさへ今回の敗訴の理由に付いて、被告の関与が疑い
ようも無いことを示す証拠を陪審員に示さなかった点にあると洩らしてい
る。
また判決に付いてはメドヴェージェフ大統領も、新たな審理プロセスに対
応出来るような、もっと有能な働きを検察側に求めた。
「国家元首として判決の内容を評価するつもりは無い。ただ司法機関、捜
査機関は陪審員が居る、現行のシステムを理解して仕事をすべきだ。
非常に複雑なプロセスだろう。証拠は説得力のあるものでなければならな
い。
検察側も審理でハッキリとした、説得力のあるやり方をしなければならない。
こういった制度改革は国が早急に取組まなければならない課題だ。社会の
側も傍観者でいてはいけない。NGOも法案作成の提案などで、国を助ける
べきだと考える」
ポリトコフスカヤ氏殺害事件での検察側の上告を受け、メドヴェージェフ大統
領はこの様に述べている。
この様に大統領はロシアにおける、市民社会の形成を進めていく姿勢を伝え
た。
ポリトコフスカヤ氏殺害事件に付いて言えば、捜査を打ち切るべきではない。
世界から注目されていることをよく理解して、国も社会も最終的な解決を図ら
なければならない。
※何箇所か検察と言うべきところを「警察」と言ってるね。完全に勉強不足
ロシアン・ダイアリー―暗殺された女性記者の 取材手帳 アンナ・ポリトコフスカヤ日本放送出版協会 このアイテムの詳細を見る |
3月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル