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通信衛星発射に関連し北朝鮮を威嚇するアメリカ

2009-03-26 | ラジオ
アメリカ太平洋軍司令官のキーティング海軍大将は、上院軍事委員会
の中で発言し、もし然るべき決断が下されればアメリカ軍は北朝鮮の
ミサイルを破壊する用意があると述べた。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしているキ
ーティング海軍大将の発言によると、アメリカは全てのミサイルを打ち落
とす能力を有しており、北朝鮮が発射しようと計画しているミサイルは、
高い確率でアメリカによって打ち落とされるだろう。
北朝鮮は4月4日から8日の期間に、軌道上に通信衛星を打ち上げる予
定であると発表した。

日本も含め西側の専門家らは、これは先ず第一に北朝鮮において最も
大規模なアラスカやハワイをはじめとする、アメリカ領にも到達する能力
を有する、弾道ミサイルの発射実験になるだろうと主張している。
これがアメリカや日本が、北朝鮮のミサイルを打ち落とそうとしている理
由なのであると語るのは、ロシア科学アカデミー東洋学研究所の主任だ。
主任はさらに続けて次の様に述べている。
「先ず第一にこういったことが起きないように期待したいものだ。
しかしこれは国際法の観点から見れば、北朝鮮に対する攻撃行為になる
だろうということも出来る。さらに2006年に採択された北朝鮮における、核
ミサイルの使用に関する国連安保理決議でも北朝鮮に対し、ミサイルの
使用を行わないよう要請している。
しかしこの安保理決議の中には北朝鮮に対し、何処かの国が軍事行動を
行う権利に付いての条項(番組では情報と言ってるが何か変は含まれてい
ない」
ロシア科学アカデミー東洋学研究所の主任は、この様に述べている。

主任の発言に補足すれば、北朝鮮で通信衛星の打ち上げが計画されてい
ることをめぐる状況には、あらたなそして非常に重大な変化が起こった。
先週ロシア外務省には北朝鮮政府から、宇宙に関する国際条約に北朝鮮
を加えることに付いての通知文書が届いた。
この文書に従って北朝鮮は1967年から発行している宇宙条約に加盟した。
また北朝鮮は国連に対し1976年から発行している、宇宙物体登録条約に
加盟することに付いても通知した。

それでは一体何が原因でアメリカは、北朝鮮が他の国同様、平和的な宇宙
開発の権利を有しているということに対し異議を唱えているのだろうか。
ましてや北朝鮮は、かつての北朝鮮とは違い、通信衛星打ち上げに向けて
の準備計画を秘密にしてはいない。
また国際法の文書に決められているように、北朝鮮は国際航空民間機関を
含む国際輸送機関に打ち上げの予定に付いて通知した。

ロシアと中国の外務省の発表によると、こういったことを考慮に入れロシアと
中国は、巻き込まれている国々に対し、あらゆる敵意あるレトリックを止め、
この地域の緊張状態を増大させる恐れのある、あらゆる行動を自制するよう
呼びかけている。

3月22日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望
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