ロシアのラブロフ外相は中国の楊潔チー外相と電話会談を行い、朝鮮半島
情勢の精鋭化を予防する点で一致した。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次の様に解説している。
北東アジア問題における朝鮮半島情勢で、ロシアと中国から精鋭化への
懸念の声が挙がった。
ラブロフ、楊潔チー両外相は関係当事国に対し、自制心と冷静さを保つこ
と、地域の安定と安全を崩すような如何なる行動も控えるよう呼びかけた。
ロシアと中国は係争中のあらゆる問題に付いて、協議と交渉を通じたもっ
ぱら平和的で政治外交的手段による解決を支持している。
朝鮮半島情勢はここ数日で急激に悪化した。
9日、朝鮮人民軍参謀本部報道官はアメリカと韓国による合同軍事演習の
開始に付いて非常に厳しい声明を出した。
韓国の情報によると軍事演習には韓国からは5万人、アメリカ側からは2万
6千の兵力が動員されているとのことで、北朝鮮は演習を戦争準備とみなし、
自国に付いても戦闘体制が完全に整っていると明らかにした。
北朝鮮側はさらに人工衛星の打ち上げの発表をした。
アメリカと韓国は人工衛星を打ち上げるロケットが、核弾頭を装備し軍用目的
で使用される可能性があるとみなし、対決的な姿勢を明らかにしている。
特に不安なのは一部の国で、そのロケットを撃墜することが検討され、それに
対し北朝鮮側も報復措置を講ずると警告していることだ。
まさに一触即発といった方向に事態はエスカレートしており、悲惨な結果を招く
可能性もある。
ロシアと中国はこのことを踏まえ、関係当事国に対し敵対的な言動を止め地域
の緊張を高めるような行動を慎むよう呼びかけている訳だ。
さらに両国はこの状況に対して、あらゆる関係諸国と緊密な連絡を取り協調し、
事態の進展を注意深く見守っていく構えだ。
ロシア科学アカデミー東洋学研究所の、朝鮮半島を専門にしている博士は次の
様にコメントしている。
「オバマ大統領の就任以降、北朝鮮の核問題に関する6ヶ国協議や米朝の2カ
国関係で、アメリカ新政権が新たな弾みをつけるのではとの見方が広がっている。
オバマ大統領自身選挙期間中に、北朝鮮と対話発展を進めていく方針を伝えて
いた。
残念ながらこの喜ばしい考えは、今のところ行動には出てきていない。
朝鮮半島での最近の出来事は、それを証明している」
東洋学研究所の専門家はこの様に述べている。
3月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
情勢の精鋭化を予防する点で一致した。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次の様に解説している。
北東アジア問題における朝鮮半島情勢で、ロシアと中国から精鋭化への
懸念の声が挙がった。
ラブロフ、楊潔チー両外相は関係当事国に対し、自制心と冷静さを保つこ
と、地域の安定と安全を崩すような如何なる行動も控えるよう呼びかけた。
ロシアと中国は係争中のあらゆる問題に付いて、協議と交渉を通じたもっ
ぱら平和的で政治外交的手段による解決を支持している。
朝鮮半島情勢はここ数日で急激に悪化した。
9日、朝鮮人民軍参謀本部報道官はアメリカと韓国による合同軍事演習の
開始に付いて非常に厳しい声明を出した。
韓国の情報によると軍事演習には韓国からは5万人、アメリカ側からは2万
6千の兵力が動員されているとのことで、北朝鮮は演習を戦争準備とみなし、
自国に付いても戦闘体制が完全に整っていると明らかにした。
北朝鮮側はさらに人工衛星の打ち上げの発表をした。
アメリカと韓国は人工衛星を打ち上げるロケットが、核弾頭を装備し軍用目的
で使用される可能性があるとみなし、対決的な姿勢を明らかにしている。
特に不安なのは一部の国で、そのロケットを撃墜することが検討され、それに
対し北朝鮮側も報復措置を講ずると警告していることだ。
まさに一触即発といった方向に事態はエスカレートしており、悲惨な結果を招く
可能性もある。
ロシアと中国はこのことを踏まえ、関係当事国に対し敵対的な言動を止め地域
の緊張を高めるような行動を慎むよう呼びかけている訳だ。
さらに両国はこの状況に対して、あらゆる関係諸国と緊密な連絡を取り協調し、
事態の進展を注意深く見守っていく構えだ。
ロシア科学アカデミー東洋学研究所の、朝鮮半島を専門にしている博士は次の
様にコメントしている。
「オバマ大統領の就任以降、北朝鮮の核問題に関する6ヶ国協議や米朝の2カ
国関係で、アメリカ新政権が新たな弾みをつけるのではとの見方が広がっている。
オバマ大統領自身選挙期間中に、北朝鮮と対話発展を進めていく方針を伝えて
いた。
残念ながらこの喜ばしい考えは、今のところ行動には出てきていない。
朝鮮半島での最近の出来事は、それを証明している」
東洋学研究所の専門家はこの様に述べている。
3月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル