3月20日ベラルーシの首都ミンスクで行われている、ロシア・ベラルーシ
財務省合同委員会会議では、主な問題として世界的な金融経済危機の
影響を克服することに向けた予算政策の分野で、両国が講ずるべき措置
そして両国が講じる措置の調整が取り上げられているが、このことはロシ
ア政府がソ連邦崩壊後のポスト・ソビエト空間に誕生した、自分のパート
ナー諸国とグローバルな危機の後遺症を克服することに向けた、緊密調
整された努力を重ねていることを最もよく証拠立てていると思う。
この財務省合同委員会に先立って19日には、モスクワの郊外でロシアの
メヴェージェフ大統領と、ベラルーシのルカシェンコ大統領が会談し、
世界的な金融経済危機という条件の中で、両国の経済協力のテンポを如
何に落とさず維持するかに付いて話し合った。
ベラルーシは輸出の急激な落ち込みに苦しんでおり、一方ロシアのメーカ
ーは隣国であるベラルーシの市場における、自分達の(?)拡大に関心を持
っていることから、両国大統領はこうしたテーマを先ず取り上げた訳だ。
つい先日ロシア政府はベラルーシ経済を支援するため、危機克服及び経済
安定化クレジットとして20億ドルを拠出を決めたが、これはロシアが自らの
金融経済状態が決して容易ではないにも関わらず、自分のパート
ナー諸国が危機から抜け出すのを助けている。さらにまた一つの?)となった。
またCIS独立国家共同体の枠内に危機克服基金を作ったこと、そしてその基
金の主な出資国がロシアだということも付け加えておきたいと思う。
それ以外にもロシア政府は現在、政治的経済的に意見の食い違いが表面化
しているウクライナのような国も含めた、CISパートナー諸国への緊急融資に
関する具体的で、また融資対象を絞った一段の解決策を検討中だ。
なおひとまとまりとなった援助の総額は250億ドルに達する可能性がある。
しかしこうした援助は決して、ただ単にばら撒かれるだけのものではない。
ポスト・ソビエト空間に生まれた国々が危機克服の後、発展していく基礎を築
くためのものだ。
ロスビジネス・コンサルティングのヤコブレフ氏は、次の様な見解を示している。
「CIS独立国家共同体の枠内での発展、それ自体に付いて言えば世界的な金
融危機を背景にしても、ここ最近かなりダイナミックに進んでいる。
旧ソ連邦領土内に存在している多くの国々にとって、努力を調整することを通じ
て先ず第一に経済的に結束してはじめて、危機とは遥かに楽に闘えるのだとい
うことはハッキリしている。
そうしことからロシアの多くの隣人達は、経済危機との闘いを助け得るような隣
人達を引き付ける中心としてロシアに注目している。
つまり危機克服のため傾ける必要の在る、共同の努力の中心としてロシアが注
目されている訳だ。ロシアもここにおいて十分建設的な立場を取っている。
ロシアは積極的に経済状況の安定化という見地からCISのパートナーたちと協力
している」
ロスビジネス・コンサルティングのヤコブレフ氏は、このように指摘した。
ロシアはCISのパートナー諸国を確かに援助はしているが、これはいわゆる融資で
あって、将来的にロシアに少なくない政治的また経済的な利益をもたらしてくれる
ものだ。この点を最後に指摘しておきたいと思う。
※は聴き取れず
3月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
財務省合同委員会会議では、主な問題として世界的な金融経済危機の
影響を克服することに向けた予算政策の分野で、両国が講ずるべき措置
そして両国が講じる措置の調整が取り上げられているが、このことはロシ
ア政府がソ連邦崩壊後のポスト・ソビエト空間に誕生した、自分のパート
ナー諸国とグローバルな危機の後遺症を克服することに向けた、緊密調
整された努力を重ねていることを最もよく証拠立てていると思う。
この財務省合同委員会に先立って19日には、モスクワの郊外でロシアの
メヴェージェフ大統領と、ベラルーシのルカシェンコ大統領が会談し、
世界的な金融経済危機という条件の中で、両国の経済協力のテンポを如
何に落とさず維持するかに付いて話し合った。
ベラルーシは輸出の急激な落ち込みに苦しんでおり、一方ロシアのメーカ
ーは隣国であるベラルーシの市場における、自分達の(?)拡大に関心を持
っていることから、両国大統領はこうしたテーマを先ず取り上げた訳だ。
つい先日ロシア政府はベラルーシ経済を支援するため、危機克服及び経済
安定化クレジットとして20億ドルを拠出を決めたが、これはロシアが自らの
金融経済状態が決して容易ではないにも関わらず、自分のパート
ナー諸国が危機から抜け出すのを助けている。さらにまた一つの?)となった。
またCIS独立国家共同体の枠内に危機克服基金を作ったこと、そしてその基
金の主な出資国がロシアだということも付け加えておきたいと思う。
それ以外にもロシア政府は現在、政治的経済的に意見の食い違いが表面化
しているウクライナのような国も含めた、CISパートナー諸国への緊急融資に
関する具体的で、また融資対象を絞った一段の解決策を検討中だ。
なおひとまとまりとなった援助の総額は250億ドルに達する可能性がある。
しかしこうした援助は決して、ただ単にばら撒かれるだけのものではない。
ポスト・ソビエト空間に生まれた国々が危機克服の後、発展していく基礎を築
くためのものだ。
ロスビジネス・コンサルティングのヤコブレフ氏は、次の様な見解を示している。
「CIS独立国家共同体の枠内での発展、それ自体に付いて言えば世界的な金
融危機を背景にしても、ここ最近かなりダイナミックに進んでいる。
旧ソ連邦領土内に存在している多くの国々にとって、努力を調整することを通じ
て先ず第一に経済的に結束してはじめて、危機とは遥かに楽に闘えるのだとい
うことはハッキリしている。
そうしことからロシアの多くの隣人達は、経済危機との闘いを助け得るような隣
人達を引き付ける中心としてロシアに注目している。
つまり危機克服のため傾ける必要の在る、共同の努力の中心としてロシアが注
目されている訳だ。ロシアもここにおいて十分建設的な立場を取っている。
ロシアは積極的に経済状況の安定化という見地からCISのパートナーたちと協力
している」
ロスビジネス・コンサルティングのヤコブレフ氏は、このように指摘した。
ロシアはCISのパートナー諸国を確かに援助はしているが、これはいわゆる融資で
あって、将来的にロシアに少なくない政治的また経済的な利益をもたらしてくれる
ものだ。この点を最後に指摘しておきたいと思う。
※は聴き取れず
3月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル