1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

中国当局が中国国内でのエジプト情勢情報を制限

2011-02-02 | ラジオ
中国当局はエジプトで起こっている暴動に付いての情報を極端に制限している。
中国公式メディアはエジプトでのデモの様子は放送せず、エジプト政府の行動とムバラク大統領の写真を流すに留まっている。

中国の嘘―恐るべきメディア・コントロールの実態

何 清漣
扶桑社


このアイテムの詳細を見る

中国の新聞はエジプト情勢に関する、特別の記事を掲載することはせず新華社通信の外信のみを発表しており、暴動の沈静化を求めるのみとなっている。

また中国の検閲官らはエジプトと中国を、同一視するようなブログの削除を行っている。
しかしロシアのビジネス紙『ロスビジネス・コンサルティング』によれば、中国のネットユーザは2010年で4億5700万人を超えており、中国当局にとって情報を統制することは、ますます困難となってきている。

中国ネット最前線―「情報統制」と「民主化」


蒼蒼社

このアイテムの詳細を見る

2月1日放送 ロシアの声・ニュース
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊迫するエジプト情勢、安定ぶりを試されるムバラク体制

2011-02-02 | ラジオ
エジプトでは非常に緊迫した状況が続いている。火曜日25日に始まった抗議行動は、週末までに大規模な大衆騒乱状態にまで発展してしまった。
土曜日状況は深刻化し、首都カイロとその他の大都市は、事実上、無政府状態となってしまい、反政府デモは大規模な騒乱へと拡大した。

あちこちで多くの略奪や強奪が続き、与党国民民主党の本部も28日の夜に放火されてしまい、一部デモ参加者たちは建物の中に押し入り机や椅子を略奪した。
また29日、ツタンカーメン王の黄金のマスクなど古代エジプト文明の貴重な文化財が多数展示され、世界的にその名前が知られている国立エジプト考古学博物館も攻撃を受けた。
エジプト軍の兵士たちが警備に当たっていたが、展示品を完全に守りきることはできなかった。ミイラ2体が壊されるなど、かなりの被害が出ている。

無秩序状態を利用して刑務所からは数千人の囚人たちが脱走した。自由の身になった犯罪者達は、状況をさらに悪化させると脅迫している。
国内には外出禁止令が敷かれ、数万人のエジプト軍兵士たちが秩序の維持と住民の安全擁護のため、街頭で警戒にあっているが、反政府抗議行動や略奪行為を止めることは出来ない。
29日から30日にかけての深夜、デモ隊はカイロ中心部にある内務省の建物を襲撃しようとした。その際、警官側が発砲しアルジャジーラテレビの報道によると10人が死亡している。 

ムバラク大統領は首相を交代させたが野党勢力側は、この措置では不充分だとして反発している。
野党勢力のリーダーでIAEAの前の事務局長を務めていたエルバラダイ氏は、与党は国民の意志を遂行できなかった、退陣すべきである。国の憲法は民主的なものでなくてはならないと主張した。

エジプト当局は国外からの圧力にも晒されている。フランス、ドイツ、イギリスはムバラク大統領に対して、武器を持たないデモ隊に対する暴力行為を避け、国内の政治的な変革を推し進めるよう求めた。
一方アメリカ政府はムバラク大統領に対して、閣僚の首のすげ替えにとどまらず、改革に着手するよう勧告している。
アメリカのクローリー国務次官補は、エジプト国民は今ある状態に満足しておらず、現実的な変革を期待していると発言した。

今後エジプト情勢は、いったいどうなっていくのだろうか。
ロシア外務省アカデミー東洋研究調査センター長は、一連の理由によって状況をコントロール下に治める事は上手くいかないだろうと見ている。
「第一に状況はあまりにひどい状態にまで発展しまった。国民のかなりの部分、若者にもまた年配の人々も、与党の社会経済政策に不満を抱いている。
第二のファクターはエジプトでのこの出来事は、チュニジアでの、いわゆる革命の波及効果であり、アルジェリアやイエメンでの出来事に力づけられて起きたという点た。
第三のファクターは客観的なもので、私は注目すべきだと思うがムバラク大統領の年齢だ。大統領は82歳だ。
一方、反政府勢力の方は極めて様々な勢力の寄せ集めで、彼らの間で妥協の道を探らなければならないし、エジプト軍との妥協も余儀なくされるだろう。ただ前の状況に戻るのは恐らく不可能だと思う。唯一在り得るのは、状況がますます混迷化するという可能性だ。今のエジプトには不確定という言葉が、まさにピッタリ当てはまる」
ロシア外務省アカデミー東洋研究調査センター長は、このように指摘している。

大ピラミッドの秘密 エジプト史上最大の
建造物はどのように建築されたか


ボブ・ブライアー,ジャン・ピエール・ウーダン

ソフトバンククリエイティブ

このアイテムの詳細を見る

1月30日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする