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アメリカの雑誌『TIME』が発表した世界の独裁者リストトップ10(1)

2011-02-09 | ラジオ
エジプトのムバラク大統領は、アメリカの有力雑誌『TIME』が発表した、権力を簒奪し国民の基本的な民主的な自由を奪った、世界の独裁者および先制君主トップ10の(???)した。
ムバラク大統領に続いてこのリストにトップ10に入っているのは、順に申し上げるとイエメンのサレハ大統領、北朝鮮の金正日総書記、ベラルーシのルカシェンコ大統領そしてスーダンのバシール大統領、以上がベスト5だ。
この他リストには常連のイランのアフマディネジャド大統領のほか、タジキスタン、サウジアラビア、ジンバブエそしてアルジェリアの指導者が入っている。

冷戦下・アメリカの対中東戦略―歴代の米大統領は中東危機にどう決断したか
(パレスチナ選書)


ジョージ レンツォウスキー
第三書館


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専門家達は世界の、このいわゆる悪役リストに、以前からアメリカの敵とされてきたリビアのカダフィ大佐やベネズエラのチャベス大統領が入っていない点を特に指摘している。
独裁者達は開かれた選挙を秘めた民主的な自由の欠如、また野党勢力への弾圧や長期支配、権力の私物化、世襲化といった点で強く非難されている。

ここで興味深いのは或いは好奇心を持ってしまうのは、雑誌『TIME』のリストの中にアメリカの勢力化にある国々の指導者が、少なくない数で今回ランクインしている点だ。
例えばイエメンは、この地域におけるテロリズムとの闘いにおいて、アメリカのいわゆる(???)、サウジアラビアは事実上、政治そして国防分野でのアメリカの同盟国といった存在だ。
しかしこの雑誌『TIME』のリストで最も思いがけないものは、やはりムバラク大統領がトップになったという点だろう。

もちろんリスト作成者の主観に変化があったのだと思われるが、エジプトそして、この国の大統領は何十年にもわたってアメリカにとっては、頼りに出来る予測可能なパートナーだった。
しかし今やエジプトは革命の時期を迎え、アラブイスラム世界の民度が高まっててるなかでエジプトの大統領は、アメリカ政府の利益代表といった役割を終え勘定から外されてしまった。

過激派で読む世界地図 (ちくま新書)

宮田 律
筑摩書房


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(???)は何と言っているのか不明
アメリカの雑誌『TIME』が発表した世界の独裁者リストトップ10(2)へ続く

2月6日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望