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エジプト情勢に付いて

2011-02-14 | ラジオ
エジプトでは11日、ムバラク大統領が辞任した。エジプトの首都カイロのタハリール広場では、ムバラク大統領辞任の報せを受けたデモの参加者達か歓喜に沸いた。
人々はエジプトは自由だと繰り返しながら踊り、抱き合った。

ムバラク大統領の辞任はスレイマン副大統領によって伝えられた。副大統領は国政は暫定的に軍最高評議会に委譲されたとの声明を表した。
大統領の権限は現在もスレイマン副大統領か有している。
副大統領は長年にわたり諜報機関の総合情報庁長官を務めていた。

ロシアの政治学者はスレイマン副大統領に付いて、彼はプロであり政治的野心を失った人物であると述べ次のように話している。
「スレイマン氏はエジプト軍の中で歴然とした影響力を持っており、今後も軍の支持を維持するチャンスを有している。
これは彼に活動を具現化する可能性を与えている。先ず第一にロードマップの実現に付いて野党勢力と合意し、ムバラク大統領が政治の舞台から然るべき形で退くことを保障することだ、
ですから展望としては一定の緊張緩和(???)と見られている。
野党勢力との対話プロセスは、与党体制への圧力を和らげることになるだろう」
ロシアの政治学者は、このような見解を示している。

ラブロフ外相はロシアは最近の出来事が、国内情勢の安定を取り戻し政権内を正常に組織化する一助となるよう、期待していると述べ反対派も情勢安定化に取組むよう用意があるよう希望を表明した。

専門家達はエジプトの民主化に、他の方法は無いと考えている。
中道派アラブ諸国を率いてきたエジプトは、他のやり方を許さないであろうし、イスラエル・パレスチナ問題の調停で、今後もこれまで通り重要な役割を果たしていくことだろう。
そしてあらゆるイスラム化の波は、アラブ世界全体情勢の急激な不安定化を呼び起こしかねない。
反対派もこれを理解していると信じたいところだ。

メドヴェージェフ大統領は11日、ロシアは合法的な選挙手続きを経て、エジプト民主化の動きが、完全に復活することに期待しているとの声明を表した。
大統領はまたエジプトが他宗教世界と、他宗教間の合意を維持するよう、その重要性を強調し、強力な民主国家となったエジプトは、中東和平交渉で重要な役割を果たすと指摘した。
また大統領は、ロシアはこの地域の安定化に協力する用意があると強調した。

現代エジプトにおけるイスラームと大衆運動

横田 貴之
ナカニシヤ出版


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(???)は何と言っているのか不明

2月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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