1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

2010年の露中関係に付いて、戦略的パートナーシップを強化したロシアと中国(1)

2011-02-05 | ラジオ
ロシアの声では昨年2010年のロシア・中国の関係を総括し、ロシア科学アカデミー極東研究所副所長にインタビューをとった。
副所長は2010年の露中の両国関係は、アジアの安全保障コンセプトを共同で構築するというイニシアチブ、エネルギー分野のブレイクスルー、そして中国におけるロシアの中小企業ブームの3点にまとめられると答えている。

副所長は露中は戦略的パートナーシップ精神に基づき、それぞれの国益と国際政治における課題の共通性を明確に形成したと捉えている。
アジア太平洋地域のパートナー達に対し、共通の安全保障コンセプトを討議するよう提案したこともその一つであり、両国は他国の国益を損なう形で全体の安全保障を確保するということは決してならず、これは分かちがたい地域的な安全保障を有していると考えている。

「南北朝鮮の紛争、台湾をめぐる緊張、日中の領土問題をめぐる論争はアジア太平洋地域に重苦しい雰囲気を形成している。ここには信頼が足りない。そしてもちろんロシア、中国がアジアに共通の安全保障を形成しようとするイニシアチブは、この信頼を強化することを目的としている。
また地域紛争及び、より広範な紛争を予防するため、第一義的な最も広範な構造を形成することもこれには含まれる。ロシア、中国のイニシアチブは真摯なものであり、共通のコンセンサスを得るには長く困難な道程を克服しなければならない」

2010年の露中関係に付いて、戦略的パートナーシップを強化したロシアと中国(2)へ続く

1月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル