世界の原発建設市場で対立するロシアと日本だが、ベトナムはそれを協力パートナーへと変えてしまうかもしれない。
5月初め、ロシアと日本の間には原子力の平和利用に関する、協力合意が発効する。
この合意では第三国での共同プロジェクトの実施が規定されているのだ。
日本は現在、国内市場における原発ストップの影響で、海外市場に重点を移している。これは原発発展で野心的な目標を目指している、ベトナムにとっても同様だ。
つまりベトナムは2030年までに13基の原子炉を建設する計画で、そのうち2基は2020年から2021年を目安にロシア、さらに2基は2021年から※2002年(???)を目安に日本によって、それぞれ建設されるのだ。
ロシアは現在、建設候補地の選定の最終段階にあり、日本はビジネス調査を行っている。
エネルギー安全センターのフロプコフ・センター長は、ベトナムでの原発市場が、ロシアと日本にとって、2つの分野における協力の可能性を開くもんだと考えている。
「ベトナムには原発建設および利用の経験がなく、人材も限られていることを考慮すれば、ロシアと日本は、ベトナムの専門家育成で協力することが出来るでしょう。
何故なら両国は この分野で豊かな経験を持っているからだ。そのほかベトナムは原子力の平和利用を進めていくために、法律などの整備を行わなくてはならない。この分野においても、ロシアと日本の経験を考慮しない訳にはいかないだろう」
センター長は、このようにコメントしている。
ロシアと日本の原子力産業は、ベトナムでは複雑な関係を歩んできた。ロスアトムがベトナムに進出したのは2009年で、当時、ベトナム市場は日本のものだった。
ベトナム政府の決定や、ロスアトムからの辛抱強い働きかけなどがあったお陰で、2010年10月、ロシアとベトナムは最初の原発建設に関する合意に調印した。建設候補地としてベトナムは、2006年、日本側によって選ばれていた6ヶ所をロスアトムに提案(?)。
しかし日本の安全基準よりも厳しい、ロシアの基準に沿うものではなかった。
例えば7基の原子炉を持つ柏崎刈羽原発は、地震活動の盛んな場所に建設された。2007年の地震には耐えたものの、周囲のインフラは大きな損害を受けた。その結果、この世界で最も大きく、費用の高い柏崎刈羽原発は今現在まで、試験稼動状態となっている。
ベトナムにおける日本の権威には大きなものがあったため、長い間、そのような事実はベトナムで考慮されなかった。
しかし2011年3月の福島原発での事故が起こり、またIAEAがロシアの安全基準の長所を認めて以降、ロシアはやっとベトナムでも認められるようになった。ロスアトムのエンジニア活動を率いるボヤルキン局長は、今では日本人もベトナムでの原発建設で、ロシアの意見を聞くようになったと指摘している。
ベトナムでの原発建設はマレーシア、インドネシア、タイからも注目されている。つまりベトナムで勝利を収めたものが、東南アジア市場への鍵を握ることとなると言えるだろう。
※(???)「2021年から2002年」うーんこれはどのように解釈すれば良いのだろう???。
※(?)は男性アナウンサーの声が出ていないため聴こえない
4月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
5月初め、ロシアと日本の間には原子力の平和利用に関する、協力合意が発効する。
この合意では第三国での共同プロジェクトの実施が規定されているのだ。
日本は現在、国内市場における原発ストップの影響で、海外市場に重点を移している。これは原発発展で野心的な目標を目指している、ベトナムにとっても同様だ。
つまりベトナムは2030年までに13基の原子炉を建設する計画で、そのうち2基は2020年から2021年を目安にロシア、さらに2基は2021年から※2002年(???)を目安に日本によって、それぞれ建設されるのだ。
ロシアは現在、建設候補地の選定の最終段階にあり、日本はビジネス調査を行っている。
エネルギー安全センターのフロプコフ・センター長は、ベトナムでの原発市場が、ロシアと日本にとって、2つの分野における協力の可能性を開くもんだと考えている。
「ベトナムには原発建設および利用の経験がなく、人材も限られていることを考慮すれば、ロシアと日本は、ベトナムの専門家育成で協力することが出来るでしょう。
何故なら両国は この分野で豊かな経験を持っているからだ。そのほかベトナムは原子力の平和利用を進めていくために、法律などの整備を行わなくてはならない。この分野においても、ロシアと日本の経験を考慮しない訳にはいかないだろう」
センター長は、このようにコメントしている。
ロシアと日本の原子力産業は、ベトナムでは複雑な関係を歩んできた。ロスアトムがベトナムに進出したのは2009年で、当時、ベトナム市場は日本のものだった。
ベトナム政府の決定や、ロスアトムからの辛抱強い働きかけなどがあったお陰で、2010年10月、ロシアとベトナムは最初の原発建設に関する合意に調印した。建設候補地としてベトナムは、2006年、日本側によって選ばれていた6ヶ所をロスアトムに提案(?)。
しかし日本の安全基準よりも厳しい、ロシアの基準に沿うものではなかった。
例えば7基の原子炉を持つ柏崎刈羽原発は、地震活動の盛んな場所に建設された。2007年の地震には耐えたものの、周囲のインフラは大きな損害を受けた。その結果、この世界で最も大きく、費用の高い柏崎刈羽原発は今現在まで、試験稼動状態となっている。
ベトナムにおける日本の権威には大きなものがあったため、長い間、そのような事実はベトナムで考慮されなかった。
しかし2011年3月の福島原発での事故が起こり、またIAEAがロシアの安全基準の長所を認めて以降、ロシアはやっとベトナムでも認められるようになった。ロスアトムのエンジニア活動を率いるボヤルキン局長は、今では日本人もベトナムでの原発建設で、ロシアの意見を聞くようになったと指摘している。
ベトナムでの原発建設はマレーシア、インドネシア、タイからも注目されている。つまりベトナムで勝利を収めたものが、東南アジア市場への鍵を握ることとなると言えるだろう。
※(???)「2021年から2002年」うーんこれはどのように解釈すれば良いのだろう???。
※(?)は男性アナウンサーの声が出ていないため聴こえない
原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告 | |
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4月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル