アメリカは中国が北朝鮮のロケット技術を援助していることについて、自らの立場を修正したようだ。
ニューヨークタイムズ紙が匿名筋として伝えたところによると、ホワイトハウスは中国企業が朝鮮民主主義人民共和国に対して、弾道ミサイル用のシャシーと輸送発射台の部品を提供したと結論付けたということだ。
このスキャンダルは平壌で4月15日に開かれた、金日成生誕100周年記念軍事パレードで、新型中距離ミサイルが自走式発射台に載って登場したからだ。
この軍事パレードの映像はアメリカで詳細に分析され、中国の輸送部品輸出業者フベイサンチャンが国連安保理制裁を無視して、ミサイル関連部品を北朝鮮に売却した疑いが浮上している。
ロシア科学アカデミー・アメリカ・カナダ研究所のゾロタリョフ副所長は、この部品が中国と一定の協力関係にあるパキスタンから持ち込まれた可能性もあるとしている。
これによって北朝鮮と中国のロケット計画が、間接的に結びついていると考えることもできるということだ。
在アメリカ中国大使館は、国連安保理決議に違反したという容疑を否定している。中国では武器輸出に関して監視メカニズムが機能しており、すべての政府機関によって遵守されているということだ。
一方、中国は最近国際社会に対して、北朝鮮情勢をすべて把握しているわけではないというメッセージを送った。
これについてロシア科学アカデミー極東研究所のベルゲル分析員は、次のように述べている。
「北朝鮮は一部の専門家の見方に反して、中国の意見をいつも聞いているというわけではないのだ。中国もそのことを良く理解している。北朝鮮の核問題という重要課題についても、中国内部での意見の相違も大きいものがある。特に中国が、北朝鮮への圧力を強化するというアメリカの立場を共有していると考えるのは時期尚早だろう」
分析員は、このようにコメントしている。
それに関する議論は専門家の間だけではなく、すでに政府高官らの間でも行われているとベルゲル分析員は指摘している。
特に秋に行われる中国共産党大会に向けて、そのような状況が緊迫化すると見られており、アメリカからの批判はそれに油をそっそぐ(※男性アナウンサーが言ったとおり記載)ものだ。アメリカは今回の事件を北朝鮮に対する(?)を強化するために利用することだろう。
※(?)は落ち着いて喋らないので何を言っているのか不明
4月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ニューヨークタイムズ紙が匿名筋として伝えたところによると、ホワイトハウスは中国企業が朝鮮民主主義人民共和国に対して、弾道ミサイル用のシャシーと輸送発射台の部品を提供したと結論付けたということだ。
このスキャンダルは平壌で4月15日に開かれた、金日成生誕100周年記念軍事パレードで、新型中距離ミサイルが自走式発射台に載って登場したからだ。
この軍事パレードの映像はアメリカで詳細に分析され、中国の輸送部品輸出業者フベイサンチャンが国連安保理制裁を無視して、ミサイル関連部品を北朝鮮に売却した疑いが浮上している。
ロシア科学アカデミー・アメリカ・カナダ研究所のゾロタリョフ副所長は、この部品が中国と一定の協力関係にあるパキスタンから持ち込まれた可能性もあるとしている。
これによって北朝鮮と中国のロケット計画が、間接的に結びついていると考えることもできるということだ。
在アメリカ中国大使館は、国連安保理決議に違反したという容疑を否定している。中国では武器輸出に関して監視メカニズムが機能しており、すべての政府機関によって遵守されているということだ。
一方、中国は最近国際社会に対して、北朝鮮情勢をすべて把握しているわけではないというメッセージを送った。
これについてロシア科学アカデミー極東研究所のベルゲル分析員は、次のように述べている。
「北朝鮮は一部の専門家の見方に反して、中国の意見をいつも聞いているというわけではないのだ。中国もそのことを良く理解している。北朝鮮の核問題という重要課題についても、中国内部での意見の相違も大きいものがある。特に中国が、北朝鮮への圧力を強化するというアメリカの立場を共有していると考えるのは時期尚早だろう」
分析員は、このようにコメントしている。
それに関する議論は専門家の間だけではなく、すでに政府高官らの間でも行われているとベルゲル分析員は指摘している。
特に秋に行われる中国共産党大会に向けて、そのような状況が緊迫化すると見られており、アメリカからの批判はそれに油をそっそぐ(※男性アナウンサーが言ったとおり記載)ものだ。アメリカは今回の事件を北朝鮮に対する(?)を強化するために利用することだろう。
※(?)は落ち着いて喋らないので何を言っているのか不明
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4月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル