1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

習国家主席は、役人の悪習慣に打ち勝つことができるか

2013-04-12 | ラジオ
中国では浪費防止運動が引き続き行われている。中国の習近平国家主席は、汚職対策や公金横領対策の枠内で、この浪費対策を行うと発表した。
浪費に反対する運動は特に、国家機関あるいは国営企業の負担で、政治家に大量のご馳走を振舞ったり、パーティーを開くことを防ぐものだ。
ですが中央政府の対策は役人たちの反対に直面した。複数の香港の新聞の記者たちは最近、中国の各地域でインタビューを行い、役人たちがどのように政府の目を 逃れているかについて情報を集めた。
その結果、複数の場所では現在、大量の料理が出される宴会は、豪華なレストランではなく、所轄官庁の食堂に用 意された、特別に改装された部屋で行われているということだ。
そのような食堂では以前、手ごろな価格の一般的な食事が出されていたが、今は新鮮な 海産物や高級な酒などを頼むことができるようになった。なおその際、どこにでも顔を出すカメラマンたちに、いわゆる役人たちの名誉を傷つける写真を撮影さ れないために、高級な飲み物は、事前にミネラウォーターのペットボトルに入れ替えられているということだ。
また宴会会場を郊外のバンガローや保養所、エ コツアー用の施設などに移すという、巧妙な手口を使う国家公務員もいる。そのほか個人宅でパーティーを行う例もある。
香港の新聞の情報によると、施設の多くは1階建ての質素な住居に一見みえるものの、その内部はパーティー用の非常に快適な豪華な部屋に改装してある場合が多いという。

中国政府は国家機関や国営企業の負担で、豪勢な料理を振舞う昼食会や夕食会を厳しく(???)した。ですが役人やビジネスマンが、政府の目を逃れるための方法を考え出しており、新聞では、このほかにも興味深い詳細が紹介された。
中国政府は国民への親しさを示すために、役人の贅沢や浪費への怒りをデモンストレーションしている。公式声明では、社会階層の多元化、道徳な どの低下に対する懸念が表明されているが、果たしてマスコミが行っているプロパガンダを伴う対策だけで十分だろうか。
料理を食べ酒を飲みな がらの宴会や交流は、生活習慣であるだけではなく、深く根付いた社会規範だと指摘する評論家たちさへもいるからだ。それを短い期間で克服するのは恐らく難しい だろう。
こうした運動では政府と社会の関係を原則的に変えるための体系化された対策が必要だ。それを可能とするのは、社会の抜本的改革しかな いかもしれない。習近平新政権の前には、難しい課題が立ちはだかっていると言える。

たったこれだけの内容なのに、なぜ2人のアナウンサーが分担して担当しなければならないのか理解に苦しむ
(???)は相変わらず若い女性アナウンサーの声が出ていないため聴こえず

おどろきの中国 (講談社現代新書)
クリエーター情報なし
講談社

3月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする